個人再生の条件について

遠方に住む妹の件で相談です。

複数の借入先から負債があり、支払いが限界だと相談を受けました。
銀行・消費者金融・カードローンなど、6か所で、50万~130万各所から借り入れ、
合計で現在470万ほどあります。

負債の理由は、旦那が病気になり働けなくなり、持病とは関係ない原因の突然死で死亡しました。
病気の間働けず、相手親と同居し、旦那死亡後も、子供二人とあちらの両親の家に住んでいます。

妹は仕事は夜勤もあるため、同居は必須となっております。
手取りが22万円くらいあり、賞与は年間70万くらい。
しかし返済が追い付かないそうです。現在の月返済は本来なら20万以上で設定されています。
(リボ払いなどもあり変動もある)
H20年ごろから積み重なり、今の金額になっているそうです。
そもそもの借り入れの最初の理由が、病気で旦那が働けずの生活費と、
死亡後に見つかった彼のカードローンなどの借金を放棄せずひきついだことからです。
(彼の形見のローン返済中の自動車を親御さんがどうしても手放したくなかった)
その後、彼女自身も生活費に困ると借り入れをするようになってしまったようです。

司法書士に相談にいったところ、
①収入額が多いため、自己破産は無理
②義理の両親と同居しており、支出が少ないため、再生も無理。するのであれば別居しかない。
③消去法で、任意整理しかない

同居しているご両親は年金受給があります。
この件は、ご両親は協力してくれる可能性は低いため
姉としては個人再生をしてほしいと思います。
(死んだ旦那さんの債務放棄を阻止された経緯があり、返済の援助はない)
しかし、司法書士の方のお話だと、義理の両親と同居している時点で難しいそうです。
ただ、わたくしの知人で実の両親と同居していても個人再生をできた方がいました。
わたしは、弁護士の先生にお任せするべきではなかと、思っております。
司法書士の先生でできる範囲の問題ではないのかと。
どうなのでしょうか?

収入は地方の人間にしては多いかもしれませんが、返済額が多すぎます。
彼女一人で返済は不可能と思います。
彼女も今、鬱の症状が出ており、仕事にはなんとかいっていますが、任意整理では焼け石に水では・・と。

弁護士先生に相談に行けば、また違う見解がきけますでしょうか?
また、個人再生できる可能性はありますでしょうか?
ご意見お願いいたします。

一般論として(認定)司法書士は基本的に任意整理であれば1件当たり140万円以下の債務に限り代理人を務められるものの、弁護士とは異なり、破産手続や個人再生手続の申立代理人にはなれませんので、その違いによって多少なりとも判断が偏るケースがあることは否定できないように思われます。

もちろん今回の司法書士がどうであったかは分かりませんが、少なくとも破産手続や個人再生手続をお望みなのであれば、法テラスの無料相談等を利用して一度弁護士に相談されることをおすすめします。ご記載いただいた事情だけでは判断が難しいですが、任意整理ではおっしゃるとおり焼け石に水になる可能性があり、具体的な状況次第では任意整理よりも破産手続を選択した方が今後の生活再建の観点から良い可能性があるように思われます。

A先生、ありがとうございます。
妹に伝えましたが、法テラスは収入の制限に合い、相談利用できないと言われたそうです。
ネットで相談できる先生を探してみます。彼女の経済管理能力を考えると、やはり、先生のおっしゃる通りと思います。
司法書士さんには、住所だけでも移して別世帯にしては?と言われたようです。含め、相談してみます。