立ち退き料の交渉について

先月入居中の賃貸アパートの家主から建物賃貸契約解除通知書が届きました。
解除日は約6ヶ月後で理由は書面では築40年以上の老朽化に伴う取り壊し、立退料は家賃の5ヶ月分と敷金全額返却とのことでした。
それから仲介業者とのやりとりになり自分なりに立退料の相場を調べ、最低でも家賃6ヶ月分ということがわかり最初は6ヶ月分を請求しようと考えていましたが、色々と納得できないことがあり希望金額を変更しようと検討しているところです。

【質問内容】

1.理由について
書面では老朽化を理由にしていましたが、大家さんと仲介業者の口頭説明(残念ながら録音などはしていません、)では相続による遺産整理(土地売却)でした。その際に老朽化のことについても触れてはいましたが耐震診断書などは提示されていません。これは正当事由となるのでしょうか?

2.更新のタイミングについて
前回の契約更新(2年契約)が書面が届く2ヶ月前でその際には何も告げらず不信に思ったので更新料の返金の有無を聞いたところ立退料(家賃5ヶ月分)に含まれているとの回答でしたがこちらとしては納得できません。
立退料の上乗せの理由にしても良いでしょうか?(借地借家法第26条、第27条、第28条参照しました)

3. 仲介業者への不信感について
仲介業者からの解約説明の補足として解約合意書のサンプルをもらいました。最初は日付が全て空欄で内容が理解不能のため例として日付を入れてもらったところ、借主に不利になる様な間違いが数カ所あり指摘したところ何の謝罪もなしに全て訂正されました(記録あり)。こちらは当然素人なので正誤チェックにかなりの労力がを費やしました。
更に仲介業者がこちらが検討している引越し先地域(ざっくりではありますが)を勝手に他の住人に口外しているのを偶然聞いてしまい不愉快な思いをしています(録音等はありません、)。
実は元々契約していた仲介業者ではなく、大家さんから今回を機に変更依頼された業者で理由としては大家さんの前の業者への不信感と新たな業者の方が対応が良いからという理由だったので余計に納得がいきません。
前の業者に戻りたいとは思っていませんが、これらを迷惑料などとして追加できないでしょうか?

以上の点を踏まえてこちらの希望する立退料を変更して提示しようと考えています。
交渉決裂した場合は訴訟も視野に入れています。
しかしその場合弁護士さんにお支払いする報酬料などを考慮すると現在考えている立退料では自分に残る金額が少額になってしまうので依頼後に希望額を増額することはアリでしょうか?
できればプロに依頼する前に自分から希望額を提示したかったのですが、控えた方が良いでしょうか?

よろしくお願い致します。

今重大なことに気付きました。
今回は大家都合の立ち退き依頼であるにも関わらず大家さんから最初に届いたのは「立ち退き通知書」ではなく「建物賃貸契約解除通知書」になっていました。
どうりで解約通知書の内容がこちらを責める様な内容になっていた訳です。
これは法律違反ではないでしょうか?

迷惑料は難しい。
プロに依頼する前に希望額を提示していいと思いますよ。
追記については、法律違反ではないですね。
その他は、あなたの考えでいいと思いますね。

内藤先生ご回答ありがとうございます。
希望額を提示する際に理由を聞かれると思うのですが、上記の質問1、2、3を理由にして良いのでしょうか?

いいですよ。
それで。