精神的に疲労した状態で提出した退職願について
国家公務員でしたが、メンタル不全(うつ)を抱えながら、1年の間に三ヶ所もの職場を転々とさせらたため、精神的に疲労した状態で退職願を提出してしまいました。
今思えば、著しく判断力が低下していたと思うのですが、このようにした退職の効力は否定できないでしょうか。
原則として、書面により退職をするという意思を会社に伝え、これを会社が受理した場合には、雇用関係が終了し、退職の効力を否定することはできません。
しかし、相談者様の場合、メンタル不全というご病気を抱えておられることから、例えば上司から無理矢理に退職届を提出させられた(強迫)場合や、誤解に基づき提出した(錯誤)場合又は病気によって事実関係がわからずに提出した場合などの例外的な事情があれば、退職の意思表示を取り消す(無効とする)事ができる可能性が生まれてきます。そのため、退職届を提出した時の状態などを表す医師の診断書や状況に関する証拠を収集した上で、弁護士の先生に相談される事が良いかと存じます。
早速のご回答ありがとうございます。
シンプルかつ具体的でよく理解できました。自分のケースに当てはめてよく考えてみたいと思います。