調査官家庭訪問 監護者指定への道のり
もうすぐ調査官による家庭訪問があるのですが、子供の意向は伺わないとの事だそうですがなぜ伺わないのでしょうか?どんなことが考えられるでしょう?子供の現状確認と僕の両親の監護状況の確認に来られるだけだそうです。時間的には一時間半くらいとの事です
事件の概要としましては、僕(夫)、妻、 長女(12才)、 長男(5才)
6月に僕と妻との口論の際に妻が逆上して僕と長男がいる前で刃物を出してきました。長男は泣き叫び僕はビックリして咄嗟に長男を抱き抱えてすぐ近くにある実家に避難しました。幸いにもこのときの模様を録音してあり裁判所に証拠として提出してあります。
そして妻は長女を連れて実家に帰って行き長女を転校させてしまいました。
現在はそのまま僕、長男、僕の両親で生活しており、僕の両親の協力もあり長男は毎日保育園に通っていますし、休日はほとんど僕と出掛けたり遊んだりで何不自由のない生活を送っています
その後、8月に妻からこちらの長男に対しての引き渡し、監護者指定や保全処分を申し立てられましたが裁判官や調査官からも保全処分は却下の方向とのお話がありました。まだ保全処分の結果は出ておりません。現在は調停中ですがおそらく3月か4月で不成立となり審判に移りそうな感じです。
僕は長女の親権も主張しております。
3月か4月に審判に移行するとなると単独監護してから8ヶ月、9ヶ月経ちます。
なんとか監護者指定が欲しいところですが、僕がいちばん恐れているのが、母親優先の原則、母性優先の原則、兄弟不分離の原則で妻に引き渡しが認められてしまうことです。
僕は現状維持で認めてもらうしかありません。
母性的な役割は僕の母親が充分に果たしてくれています。
子供の意見を聞くことは調査官の裁量の範囲で決定されることであり,法律上,必ず調査官が子供の意見を毎回聞かなければならないということは義務付けられていません。
しかし,子供の意見を聞くことはほとんどの事案で行われていることでもあります。
今回子供の意見を聞かない理由としては,まだその必要性がないか,あるいは聞くまでもないと調査官が判断していることにあるでしょう。
今回の訪問で子供の意見を聞いてもらうためには,
配偶者の暴力性が顕著であり,それが子供にも向きうるものであることを再度強く伝えること
兄弟が別々になった原因が配偶者にあり,それが双方の子の利益にならないこと
などを伝えるとよいでしょう。
また,最も重要な視点として,
子供自身が意見表明を求めていること
を伝えることです。
一度お子さんと話をして,今後どうしたいのかの意見を聞き,兄弟関係,親権ないし監護権について子供がどう思っているのかを確認したうえで,それを調査官に直接伝えたいと言っているかどうかを確かめるとよいでしょう。
そのうえで,お子さんが調査官に直接話をしたいといえば,調査官もそれを蔑ろにはできず,ちゃんとお子さんの話を聞いてくれるかと思われます。
なお,上記のことを実行したとしても,必ず子供と面接してくれるというわけではありませんので,そのあたりはまず相談者様自身が調査官にきちんと考えを伝える必要があります。
子の監護権がほしいとなれば,各観点からデフォルトでは母親が有利という側面もありますため,早めに弁護士をつけて徹底的に争う必要があるということも気にしていただければと思います。
ありがとうございました