上階からの水漏れに管理会社が対応してくれない。弁護士に間に入ってもらった方がいいでしょうか。

現在、賃貸マンションに住んでいます。12月21日の朝、上階から水漏れがありました。

水漏れに気づいてから管理会社に連絡し、「上階を訪問して在宅していれば水回りを確認するようにお願いしてください」「業者が今日中に部屋を確認に行きます」という2点を伝えられました。すぐに上階を訪問したところ、留守でしたが、玄関から廊下に向かって水が流れ出てきており、その写真を撮影しました。業者の方は夕方しか都合がつかず、来られたときには水漏れはおさまっている状況でした。業者の方の見立てでは「上の室内を確認しなければわからないが、おそらく上階の洗濯機ではないだろうか?」とのことでした。うちの天井にはシミが残っています。また、業者の方がうちの来られた際、上階にも訪問し、「ドアノブに連絡を入れるように貼り紙をしてきた」とおっしゃっています。

その後、うちに清掃を入れるにしても上階の人の保険を使って清掃を行うことになるので、連絡を待つように、と言われたものの連絡がなく、管理会社に問い合わせると24日に折り返しがあり「上階の方と連絡がつかない」とのことでした。

12月28日、水漏れから1週間後に上階の方が在宅している気配があったため、訪ねて、「水漏れの件で、管理会社から連絡がきていませんか?」「すぐに対応をしてください」「貼り紙もあったと思いますが?」とお話ししましたが、「さあ?なんのことですか?」という感じで終始しらばっくれられました。お話しした直後、管理会社にも上の階の方と上階の方とお話ししたこと、その内容をお伝えしています。

その後も、年明けまで連絡がなく、水漏れが起きてから18日後の1月7日にこちらから問い合わせたところ、「今日は休日なので明日(8日)、状況を連絡させます」と言われましたが、8日には連絡がなく、9日の夕方にようやく連絡が来ました。「上の階の人は、水漏れは起きていないと言っている」とのことでした。しかし、実際に水漏れはおきているため、「上階でなければ設備自体の問題ということになる。おそらく、玄関から水が流れていたことなど考えると、上階の人が水漏れを起こしたことを隠しているのだろうと思うが、原因がわからないまま住み続けるのは不安なので、水漏れの原因を特定すること、水漏れした区域の清掃を入れること」をお願いしました。管理会社は「再度、上階の人と業者に確認をします」と言われました。

また、なぜ、明日連絡すると言ったのに、翌々日の連絡になったのか尋ねると、「事実確認をしていた」と言われ、「明日電話すると言ったのに連絡できないのなら、事実確認中であることをせめて連絡するべきではないか?」と伝えると、「確かに…」という感じで、対応の杜撰さを感じます。

水漏れが起きた日、対応するため私は仕事を半日休まざるを得なかったにもかかわらず、この件について、上階の方からも管理会社からもなんの謝罪もなくすごく怒りを感じますし、上階の方と連絡がつかない間も、上階からは生活音が聞こえてくるため、とてもストレスを感じながら生活をしています。また、水漏れが起きてから、丸3週間が経過していて、対応の進まなさにももどかしさを感じています。管理会社と上階の方、管理会社と私のそれぞれの話だけでは、上階の方は水漏れはなかったと言い続け、管理会社は、上階の人はそう言っているの一点張りで解決が見られないのではないか?と不安に思い、法的措置に出られないものか、とも考えています。

今後、水漏れの原因の特定、水漏れ区域の清掃の2点をお願いし、それができないのであれば引っ越しをしてその費用の請求をしたいと考えています。

①この2つの要求が妥当であるか、また②弁護士さんなどに相談して対応してもらうことができる案件であるかどうか、相談するときには費用もかかると思うので、その辺も含めて③専門家に間に入ってもらうのと個人で対応するのとどちらが良いのか、その3つをお伺いできればと思います。

まとまりがなく分かりづらくて申し訳ございません。ご教授いただければ幸いです。

漏水事故は,まず漏水の箇所・原因が特定できないと,誰が責任を負うのかが特定できません。今回のケースですと,賃借人が責任を負うのか,賃貸人(建物所有者)が責任を負うのかという点です。

ですので,漏水の原因の特定や漏水区域の清掃・修繕を求めるのは正当な請求ですが,誰に責任があるのか不明な状態では,引越費用の請求は法的には困難です。賃貸人に請求すれば,賃借人の責任だと言われ,賃借人に請求すれば,うちに責任はないと言われる可能性があります。

ですので,本気で引越費用等の請求を考えるのであれば,まずは漏水の箇所・原因の特定,誰が責任を負うかの特定を,管理会社をせっついてやってもらうことが必要です。もどかしさを感じるお気持ちは良くわかりますが・・・。

事態打開のため,弁護士に入って交渉してもらうことは当然考えられます。