不倫した夫との財産分与等について

有責配偶者である夫が既に家出をしており、財産分与に当たって「生活費で浪費されたので(その事実はなし)貯蓄は少ない」と主張しています。
夫は高額年収で数千万円の貯蓄はあるはずですが、私の知らない口座があるとみられます。
私も夫と同程度の給与でしたが夫の転勤に伴い退社し現在の収入は僅かです。

●夫が生活費負担(夫収入から引き落としのクレジット家族カードを夫が手配、私の仕事上の経費なども全て数年間に渡りそのカードで精算。夫も勿論承知)、数千万円あった私の貯蓄はほぼ夫の手配で全額投資に回され(夫婦合意でそのような分担)、私の投資分が現在数千万円に及ぶ赤字。
●夫が負担していた生活費には私の仕事上での出張費なども含まれており、夫はそれらを含めて「浪費」と言っていますが、夫婦合意のもとそのような生活体系で暮らしていたにも関わらず、生活費で浪費されたため貯蓄は少ない、と主張(私の把握していない口座がある模様)
●夫は現在数千万円の損失が出ている私の貯蓄が原資である有価証券について、特有共有が完全に混在しているにも関わらず「大部分が特有であり共有割合分だけが分与対象」などと自らに都合の良い主張

上記のような現状から、私もいざ調停になった場合に、どの程度自分に財産分与の傾斜がかかるのか不安でいます。
弁護士の先生に依頼したい気持ちではいるのですが、依頼前に調停などでどのような判断が下され得るかのご意見を、下記二点について仰げればと思っています。

1:有価証券の損失は特有共有混在しているが、共有分だけしか分与対象でないとする夫の主張は通るのか
2:夫支払いの生活費のうち私の仕事にかかった経費について、夫婦合意のもとで私の貯蓄を投資に回す一方、夫の収入から家族カードで引かれる仕組みで10年以上にわたって生活してきた、これは「黙示の贈与」と主張できるか
「仕事の経費などで浪費された」とする夫の主張が通り、その分が私の分与取り分から差し引かれるのか

私は「夫が生活費負担、私の収入は投資用」と決められて生活してきて、過去数年間に渡ってずっと大赤字が出ている状況で、夫の言う生活費のうちの仕事経費は返せ、私の有価証券の損失は共有分しか分与対象ではない、と言う主張は甚だ身勝手な印象です。
調停で夫の主張が認められる可能性が高いかだけでも、お伺いできたら大変幸甚です。

全体がわからないので私見です。
1、婚姻後に購入したものが共有です。
2、財産形成を目的として、拠出を分担し、その他の費用も分担してきたようですから、
過度な浪費がない限り、原則通り、50%が基準になるでしょうね。
終わります。

内藤先生、有難うございます。
1、婚姻後に購入したものが共有です。
>口座で特有・共有が混在している場合は共有とみなされますか?
2、生活費(私の仕事経費含む)は全て夫、投資は私の貯蓄、という振り分けでした。その場合、私の仕事経費の夫からの返還要求は通りますでしょうか。それとも、黙字の贈与と主張できますか。ちなみに、10年近く、その状態で夫婦合意のもと暮らしてきていますが、夫が不倫後、私の仕事経費は返せと言ってきている状態です。

1、共有とみなされることはありません。
2、返還請求は難しいと思います。黙示の贈与は意味がわかりません。
もよりの弁護士に詳細説明して、相談してください。
これで終わります。