ラインの証拠能力について

ラインのやりとりで、自分のコメントを隠したものは証拠になりますか?
上長のコンプライアンス違反を匿名で会社に報告したところ、ラインのやりとりを証拠として提出するよう言われました。内容は、入札でライバル会社のレートカードをその会社に勤める知り合いから入手できないかと頼まれたことです。最初はラインで、そのあと口頭で2度ほど頼まれましたが、断っています。
報告に偽りはありませんが、相手がとても高いポジションの上長であること、付き合いが長いためラインの会話がカジュアルてあることから、わたしの返事をみると雑談のようにも取れ、さらっと断って終わっているようにも取れます。実際、ラインではつい重くならないよう生意気に突っぱねるように返事してしまいましたが、その後口頭で威圧的に執拗に頼まれ報告を決意しました。上長のコメントだけ辿ると、コンプライアンス違反の発言がシンプルに強調されるのですが、わたしのコメントを隠すと証拠能力がなくなってしまいますか?

勇気ある通報をされた方であると存じます。

ご相談者さまのコメントを隠す(黒塗りなどにする)ことが直ちに証拠としての価値を下げるものではありません。
もっとも、発言の前後関係や発言が行われた雰囲気も大切な内容です。

ご相談者さまのプライバシー保護や通報者保護の観点から黒塗りにするのは問題ありませんが、
上長を陥れようと、あるいは少しでも状況を悪くしてやろうとする趣旨で黒塗りにするのは適切ではないでしょう。

磯田先生、ご回答ありがとうございます。
状況が増して見えるものではないのですが、通報者保護の懸念がない限りは隠さないほうがいいのですね。正直悩みますが、そのまま提出してみようと思います。ありがとうございました。