慰謝料請求されました。職場での彼との関係性について。
不倫による慰謝料裁判を起こされました。
彼とは同じ職場でした(現在は私が退職しています)小売業です。
彼は管理職で私はパート。しかし、相手の奥さんの主張では部署が違う為、上下関係は成立しない。命令関係には値しない。と有りました。
実際確かに部署は違いますが私は事務やサービスを担当していた為、客注が入ると必ず彼や社員の方に確認をし、注文を受けて良いのか指示を受けていました。また、彼の部署に関係する新規採用や、パートの給与関係。その他もろもろ私が業務で携わっていた為、彼とは業務でも関わる事は多々ありましたし頼まれて手伝った事もあります。
それに小売業という小さな規模での仕事なので、部署が違うとはいえ明らかに正社員の管理職とパートという立場ははっきりしています。
それでも、相手が言うように職場での上下関係は成立しない。とされるのでしょうか。
裁判で職場の上下関係が争われているのは、不倫の存在を前提にあなたと彼のどちらが積極的に不倫に対して積極的だったかを議論しているということでしょうか。
そもそも不倫は被害者との関係では2人共同で行った不法行為とされますので、上下関係によって慰謝料額が大きく変わることはないと思います。
あえて言えば、職場での関係性から彼からの不倫の誘いを断れない・断りにくい状況にあった(拒否すれば仕事をやめさせるなど言われていたなど)といえれば、慰謝料額には影響するとは思いますが、単に正社員とパートという立場で業務上の指示を受けていたというだけでは、一般的に不倫を拒否できないとは考えられず、ご質問の事情だけで裁判上有利な事情にはならないでしょう。
むしろ、職場の関係よりもお二人の間での直接のメール等の内容の方が重要ではないかと思います。
ご回答ありがとうございます。
不倫の発端は彼からの積極的アプローチにより始まりました。自分の夫が積極的に関係を持ったという事は話し合いにより分かっており、それに加え職場で管理職という立場にあるのを懸念している為、執拗に上下関係は無い事を主張してきます。こちら側からは仕事上の立場を主張した事はありません。
先生が仰るように、上司からの誘いの為断りにくかったと証言されるのを恐れてだと思います。
しかし、事実それはあります。やはり立場上強く断われませんでした。仕事に支障が出るのも怖かったです。ですが、それより彼を信じてしまっていたので私からは、仕事の関係性を言うつもりはありませんでした。が、あまりにも相手側が主張してくるので、始まりはこういう関係性だった。と私が言うのは筋違いなのでしょうか。。
すでに裁判になっているのであれば、相手の主張はこちらから想定される主張に先に反論しているものでしょう。
先の回答のように裁判の認定額としては大きく変わる事情ではないと思いますが、相手に反論する形で上下関係があり断りにくかったという主張はされてよいとは思います。
なお、相手夫婦が離婚しない場合には、今回の支払後に夫への請求をしないことや相手が積極的だったことを理由に和解の場面で減額を求める、というのは現実的に行うべき対応であると考えます。