内定取り消しに合いそうで困っています。
エージェントを通して内定をいただいていた企業から、1週間後に本社からコロナによる採用人数縮小の打診があり、
採用できないかもしれないとの連絡を受けました。
すでに1名採用となり、それ以上の採用は本社より難しいと言われているとのこと。
エージェントはメールでの内定受諾後の取り消しは法令違反と企業に打診したところ、
企業側は正式なオファーはまだ出していないと主張しています。
すでに現職には退職届を提出しております。
それについても先走って勝手に退職手続をしてしまっていると主張でした。
採用できるように最善を尽くすとのことで、本社との交渉をして頂いていますが、
退職日に至るまで先延ばしになり、最終的に採用不可と主張されると無職となります。
採用不可と主張されるまで法的拘束力はないのでしょうか?
また、こちらから受諾した内定を辞退し、再度就職活動を再開した場合、
企業側にはなにも法的リスクはない状態になるのでしょうか?
違法行為であり訴える場合、弁護士費用の相場と実際に回収できる可能性のある費用の相場はどのぐらいなのでしょうか?
採用不可と主張されるまで法的拘束力はないのでしょうか?
→ご相談内容の内定により労働契約が成立していると認められる場合、会社は労働契約に基づきあなたを雇用する義務があります。
そこで、あなたの退職日以降も採用でもめるようであれば、会社に対して労働者としての地位確認及び賃料請求をすることになるかと思われます。
また、こちらから受諾した内定を辞退し、再度就職活動を再開した場合、
企業側にはなにも法的リスクはない状態になるのでしょうか?
→法的リスクがない、というのは、内定を辞退することでご自身が企業に対して負う法的リスクがないか、ということでしょうか。
労働者側は、いつでも労働契約を解約できる地位にあることから、よほど酷い態様で内定を辞退した場合を除き、会社からあなたに対して内定辞退を理由として損害賠償請求はしないと思われます。
違法行為であり訴える場合、弁護士費用の相場と実際に回収できる可能性のある費用の相場はどのぐらいなのでしょうか?
→内定取り消しによって認められる損害賠償の金額としては、事案によりますが数十万円~200万円かと思います。
弁護士費用については、各事務所の報酬規程によりますので、相場を一概に申し上げることは難しいです。
ご回答ありがとうございます。
→法的リスクがない、というのは、内定を辞退することでご自身が企業に対して負う法的リスクがないか、ということでしょうか。
内定を辞退することでもともとは企業から内定取り消しになるかもしれないという話からこじれてしまっているので、就活を早く再開したいことからこちらから辞退したとしても内定取り消しとして企業に損害賠償請求は可能でしょうか?
内定取り消しより先に内定辞退をすれば、内定取り消しがないので、内定取り消しに基づく損害賠償請求は難しいと考えます。