業務委託契約は口頭では成立しないのでしょうか

今年の5月に口頭で業務委託をしました。私のクライアントとの打合せにも何度も同行しており、いざ商品化というところで、いきなり前振りもなく業務を辞めると言ってきました。一方的な話で取り付く島もない状態で、連絡が取れない状況になっております。業務委託内容は、クライアントの商品のパッケージデザインおよび販路拡大です。それと、グッツのデザイン、販売です。この案件は、小規模補助金を行い申請が通っている案件なのですが、また、一からパッケージデザイン制作するということは時間の無駄と経費の無駄が発生します。このような場合は、どのように対応すればいいのでしょうか。対価は支払っています。受領書はないです。

契約は、口頭でも成立します。
ただし、仮に裁判をする際には、契約内容の立証責任は、請求する側にありますので、契約書がないことは裁判上不利であると言えます。
もっとも、契約内容の立証は、そのほかの相手方とのやりとりのメールなどで立証できる可能性があります。
また、そもそも解決方法としては裁判ではなく弁護士を代理人として裁判外で交渉するという方法もあります。
どのように対応すべきかについては、詳しいご事情の聞き取りなどが必要になりますので、一度お近くの法律事務所や弁護士会での面談による相談をご検討されてはいかがでしょうか。

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