訴えられる可能性はありますか?

昔お金を貸したまま返してくれていない知人がいます。(ネット上の知人で直接の面識はなし)
返してくれないまま、また貸してくれと言われ貸してしまいなんとかしつこく催促して返してもらいました。返金後唯一連絡をとりあえたSNSを見られないようにされました。そのあと、その知人がまた何かやらかしてしまったようで他の方から暴露されていました。昔から人にお金を借りまま返さなかったり、いわゆる動画配信で個人の秘密をバラしたり、他人を執拗に攻め続けて追い込んだりやりたい放題してきた方だった為、私もやられました、など被害者達からあっという間に広まり今では注意喚起までされています。
それに便乗したサイトまでできており、いけないと分かっていながらも「私も同じ事された。この業界だと影響力もあるから誰も本当のことを言えず泣き寝入りしていた。これを機にどういう人なのか周りが知って被害が減るといい」というような事を、便乗したサイトの匿名コンテンツに送ってしまいました。その知人はあまりに増えすぎた中傷や暴露をしている人たちに開示請求を行い法で裁くと豪語しております。
中傷ではない(と自分では思っています)が、本当のことでも公にするのは法に触れる…という文を見て質問させていただきました。私のしたことは法に触れるのでしょうか?また、もし法に触れて開示されて、請求がくる可能性はございますでしょうか?

私のしたことは法に触れるのでしょうか?
→いわゆる誹謗中傷問題では、当該投稿が名誉棄損として違法かが問題になります。投稿が相手の名誉を棄損する行為であったとしても、以下の違法性阻却事由があれば、違法とはなりません。
①公共の利害に関する事実に係ること
②もっぱら公益を図る目的であること
③摘示された事実が真実であること
(④意見ないし論評としての域を逸脱したものでないこと)
ご相談内容を前提とすると上記①~④の違法性阻却事由があり、違法ではないと考えられます。

また、もし法に触れて開示されて、請求がくる可能性はございますでしょうか?
→投稿者に対する損害賠償の請求では、まず投稿者特定のため発信者情報開示手続きが取られ、投稿者が特定できて初めて損害賠償の請求をします。
 この発信者情報開示手続きでは、開示請求があれば直ちに開示するのではなく、まずプロバイダーから投稿者に対して情報開示の可否等についての意見照会の手続きが取られます。プロバイダーは、返信された投稿者の意見も踏まえて相手方に投稿者の情報を開示するかの判断をします。
 この意見照会の手続きでは、適切な意見を主張する必要がありますので、意見照会の通知が来た段階で、お近くの法律事務所などでご相談されることをお勧めいたします。

本人に直接送ったものではないので、それを見ているかも定かではないですがもし仮に意見照会の通知が来たら相談することにします。回答ありがとうございました。