過剰な要求する顧客に債務不履行だ、弁護士に賠償請求を相談すると脅されました。

ココナラで初めてお客様とトラブルになりました。

結論から申しますと、最終的にはココナラ運営に相談しました。
今後はお客様に代わって対応いたします、ご安心くださいと回答を
いただいているのですが、一抹の不安がありますので、こちらでもご相談させて頂きます。
よろしくお願い致します。

今回のお客様は当初の受注内容とは異なる要求を次々にされました。
理想と違う、これでは運営に回すことはできない、対応してもらえないなら
債務不履行であるから、弁護士に相談して賠償請求すると脅されました。

私は受注した以上の内容を対応したのですが、結局お客様には満足頂けませんでした。
以下のように過剰な要求(と思うのですが)に対応したのですが、
賠償請求というものは、本人の意思があればされてしまうものでしょうか。
それとも弁護士さんが内容を把握すれば、諌めてくれるものでしょうか。

案件の内容を説明します。

私はプログラマです。今回のお客様は、別の開発者に頼んだプログラムと合わせて、
メルカリのような大規模なサイトを構築しようと計画していました。

別の開発者はデータの作成部分を担当、
私はデータを元に商品一覧サイトを出力するという役割でした。

ところがデータ収集の担当者は、プログラムだけ作ってしまうと
お金も受け取らず、連絡を断ちました。
嫌なものを感じましたが、自分の受注した分は完成させたいと思い、
データ収集のプログラムを見せてもらいました。

それは、Windowsのプログラムでデータ収集しか行えないものでした。
ネットにはアップロードもしないし、お客様が(いつから要求していたのか不明ですが)
定期的に自動実行させることも出来ません。
お客様はどうにかしてくれと言います。
私はPCの電源さえ入っていれば、自動実行し、
サーバにアップロードする仕組みを作りました。

また、使い方をマニュアル化して、納品したのですが、
お客様はご自分でやりたくないのか、理解できない、
もっとちゃんと対応して欲しいと言い出されました。

御本人いわく、ご高齢とのこと。
彼から送られてくるメッセージの内容は、思いつきなのか、
理想を書いているのか、それとも本当の要求なのか判読するのも大変な状態でした。
その上で、質問やアドバイスを毎日求めてくるので、
毎日1~2時間かけて返信したり作業をするということが1ヶ月も続き、
疲労困憊し、体調も悪くしてしまいました。

私は、自分の担当分は元々表示の部分であり、アップロードする仕組みを
作るのもそもそも想定外だったのに、そのマニュアルも作りましたし、
これで納品完了とさせて頂きたいと申し上げました。
すると、「ちゃんと動くものを作らなければ、これは債務不履行だから弁護士に相談にいく!」とメールの語気を荒げ、こちらの言い分は間違っているし、態度も悪いと非難を浴びせる始末でした。

結局、私は根負けし、ウェブで動くデータ収集のプログラムを作りました。
本来であればどう安く見積もっても数万円はする仕事です。
もう早く終わらせたかったので、このプログラムの請求もしませんでした。

お客様はサーバで実際にちゃんと動くものを見て、
最初は驚き、喜びました。

ところが、結局は繰り返しでした。
サイトを量産する方法が知りたい、自動実行するタイマーの設定部分は? と質問されます。
これで最後と思い、一覧表を作りその役割について説明し、
サーバのサービス(cronといいます)で自動実行している旨、
お伝えし、今の設定画面をキャプチャして説明しました。

ところが、そんな態度では、また前に戻って賠償請求すると言われました。
量産して、自動実行する仕組みもサーバから設定するのではなく
簡単に出来るように作れ、というのです。

限界を感じた私は、ココナラの事務局に相談しました。
これまでのメッセージをすべて確認して頂きました。
あなたは利用規約を守っているし、納品は完了していると判断します、
今後お客様から何か連絡があれば、こちらで対応しますと言って頂けました。
必要があれば「ブロック機能」で、受注やメッセージをブロックして下さいとも言って頂けました。

お客様には、ココナラの対応を説明した上で、ブロックし、3日経ちました。

このような理不尽に思われるケースでも、損害賠償は顧客がお金を払えば起こせるものなのか、という点が気になっています。
今後のため、ご意見をお聞かせ頂けましたら幸いでございます。

裁判は、請求が認められるような法律の要件が満たされていれば、訴えることができます。

弁護士は、ご依頼の段階で無理なことが分かれば依頼を受けることは控ますが、勝訴の可能性が認められれば依頼を受けます。

したがって、裁判を起こされることを、気にする必要は本来ありません。
もちろん日本の社会は裁判を避ける傾向にありますので、不要な裁判は回避されたほうが良いですが、不当な要求をする相手に対しては毅然とした態度をとることが必要な場面もあります。

質問者様は、どっしりと構えていられれば良いでしょう。