結婚前の特有財産の証明

はじめまして
婚約者の貯金があまりないのが不安になり、
万が一備え離婚時に使用できるよう独身時代の預金を特有財産だと証明したいです

来年の結婚式までに利率の良いネット銀行(通帳はなし)に預け以降一切入金せず、
銀行に残高証明書を発行し、預けた日の残高記録をスクリーンショットで保存しようと考えています
この方法で五十年、六十年後でも特有財産と証明できますでしょうか?
またこれ以上に証明できる方法はありますでしょうか?

話は変わりますが預金ではなく全額株式にした際
結婚後の配当金を再投資する場合も結婚後は共有財産になるのでしょうか?
その証明方法も有ればお伺いしたいです
お忙しい中申し訳ありませんがよろしくお願いいたします

特有財産の立証は婚姻前の時点での残高をとっておけばそれで十分だと考えますが、具体的にどのような証拠方法がベターかと言われますとなかなか確たるお答えは難しいように思います。

また特有財産から生じる果実については一般的に夫婦共有財産には該当しないと考えるのでしょうし、株式配当金については夫婦共同して形成した財産とは言い難いと思いますので、株式配当金から再投資して得られた株式も基本的には特有財産性を失うものではないと考えますが、婚姻継続中に得た収入を基礎にしたとみえれば争いになるでしょうし、長期的な夫婦の財産形成の仕方が判断に影響を受ける可能性はあります。実際、たとえば特有財産である車を数字にわたり売却して売却金を頭金に入れて乗り換えて行くような場合、特有財産性は薄まっていきますし、離婚時に乗っていた車の価値が低ければ当初拠出額のとおりには認められない場合もあります。
婚姻期間が長期化した場合に流動資産としての特有財産がそのまま認められるかどうかは個々の夫婦の財産形成過程の影響は受けるものと思います。

完全に特有財産であるならば、結婚相手に知られておらず、全くみえないところで管理してさえいれば、仮に離婚する際にも問題にならないうちは開示しないということもありうるのかもしれません。