一部金銭的なサポートを受けた場合、仕入れた雑貨の所有権は分散されてしまうのでしょうか?

はじめまして。清水と申します。

「所有権」に関してご相談があります。内容は以下の通りです。
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相談内容:金銭面でサポートを受けた場合、海外で仕入れた雑貨の所有権は分散されてしまうのか?
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私は「世界中の雑貨を研究する」名目で66カ国をめぐり、
訪れた国々で雑貨を仕入れてきました。
食費や交通費など全ての費用はほぼ実費でまかなっておりました。
雑貨仕入れ費用の一部はサポートを集める目的で
「出資」と募り、知人三人から合計67,000円を集めました。

仕入れにかかった費用は以下の通りです。
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仕入れ期間:2年9ヶ月(2013年~2016年)
雑貨仕入れ予算:約200万円
雑貨仕入れ費用:170万円(食費、宿泊費、交通費、工場見学等)
雑貨仕入額:約30万円(原価)
出資金:67,000円
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帰国後、出資金を全額返還し、雑貨を自分の好きなように扱おうとしたところで
出資者たちが「所有権」を主張するようになりました。
挙げ句の果てには、仕入れた雑貨からの発生しうる見込み利益を要求してきます。

Q:所有権は出資者たちにもあるのでしょうか?

出資を募る以前に所有権譲渡(または分割)に関する契約は一切結んでおりません。
気になる点といえば出資を募る際に「みんなの雑貨」などといった文面を使ったことです。
そのため、所有権が彼らにもあるのだと曲解しているのだと考えられます。

出資の目的は
「イベント等野外イベントにおける雑貨店の出店(フリーマーケットのようなもの)」
とも伝えており、帰国後、私を含めた出資者全員で野外出店を果たしました。
出資を募る際の文面/告知に誤りはないと思われます。

また「みんなの」という文面は「みんな(出資者たちと一緒に出店するため)の雑貨」
という意味合いとなります。
NHKの「みんなのうた」で著作権などの権利が視聴者に属さないのと同じニュアンスです。

※「出資」という言葉を使ったのは利息が発生する金銭の貸し借りを避けるためでした。
あくまでも雑貨研究のためのサポート、帰国後に出資者とイベント出店をするという意味においてとなります。

大変長々と失礼いたしました。
以上が「所有権」に関するご相談となります。

出資金は自分が雑貨研究/仕入れに負担した費用のごくわずかに過ぎません。
出資金を返還するとまで言っているのに
彼らが所有権を主張し、見込み利益を要求するのは間違っているのではないでしょうか?

どうかご回答いただけますようお願いいたします。

出資した人は、
事業で利益が出たときに出資割合い応じて
利益の配当を受ける権利と
事業を清算するときに出資割合に応じて
残余財産の分配を受ける権利しかありません。

共同出資による共同経営ということであれば
出資割合に応じて
所有権も有する一方で
支払義務も負うこととなります。