婚姻費用に関する強制執行等について
婚姻費用支払いに関する強制執行等についてわからない点があり投稿させて頂きました。
婚姻費用の金額は調停により確定され、毎月決まった金額から相手の電話代等を相殺して送金しておりました。
ところが、先日、「生命保険・医療保険について相殺は認めていない。次回以降相殺し、さらに過去に相殺した保険料を返還しないのなら強制執行する」と言ってきました。
なぜそういったことになったかというと、私名義で加入している相手の生命保険・医療保険について「名義変更をしてほしい」と言われたことがあり、その際に、「手続きに協力はする。但、離婚する事が前提であるので、しないのであれば希望には添えないこともある」と伝えました。そうしたところ、「合意したのだから、勝手に解約なんてできないわよ。以前に名義変更してとお願いした時の分からさかのぼって、相殺した保険料を返還しなさい。しないのならば調停で決められた金額を支払っていないという事で強制執行します。また、解約後、手術を行うようなことがあれば、保険会社から支払われるべきだった金額を全額請求します」と言ってきました。
私としてはこういったことのないように解約に合意したわけではないという意思表示をしたつもりですし(相手を想い、離婚時には財産分与の一環として譲渡できるよう保持してたが、離婚は自分の条件を全て飲まない限りしないし、支払いもしないと言ってきたので、離婚時に渡せるようにと保持していたが離婚をする意思・支払の意志がないというのであれば保持しておく必要もないので解約しますというような事も伝えております)、そもそも相殺を認めていないというのであれば、当時、相殺して入金されたことを確認した際に、すぐにこういったことを申し立てるべきだったのではと思っております。
つまり、名義変更の意向について話をした当時から、現在の分に関しては相殺分についてすぐに異議申し立てをしなかったので、暗に容認していることになるのではと思っております。
ちなみに今後の相殺については、はっきり相殺を認めないと言われているので、相殺するつもりはありません。
難しいところではありますが、お答え頂ける範囲で結構ですので、ご見解を頂戴したく存じます。
①過去の分の返済をしないと調停で決まった金額を支払っていないという事になり、否応なく強制執行されてしまうのか
②今まで保持していた理由、解約する理由等伝えており、合意したわけではないので解約云々は私の自由で構わないのか
③解約後、手術など行われた場合、相手の言うように手術代等請求されてしまう恐れはあるのか
以上となります
強制執行は避けたいので、ご教示の程どうぞよろしくお願い致します。
離婚に伴う財産分与について明確な合意書はないし,相殺について合意していないなら,直ぐに異議がなかったというのは通用しにくいと思います(最終的に争えば可能性はあるという程度,強制執行を避けさせるためには,争うとリスクが高い)。
①過去の分の返済をしないと調停で決まった金額を支払っていないという事になり、否応なく強制執行されてしまうのか
→可能性はあります。
②今まで保持していた理由、解約する理由等伝えており、合意したわけではないので解約云々は私の自由で構わないのか
→特に財産分与が決まっていなければ可能です。保険で契約者貸付できるなら,未払の婚姻費用をそこから調達するのもいいのではないでしょうか。
③解約後、手術など行われた場合、相手の言うように手術代等請求されてしまう恐れはあるのか
→合意が成立していないなら,争えばいいのではないでしょうか。これについては,債務名義はなくただちに強制執行されるおそれはないわけだから。
峰岸先生
早々にご回答いただきありがとうございました。
理解できました。
大変助かりました。
ご見解を基にどのように対応すべきかかんがえてみたいともいます 。