自宅の外壁を複数回壊されたが、慰謝料を請求できる可能性があるか知りたい。

2019年6月に戸建を購入。
私の転居がきっかけで、空き家となっていた隣家も取り壊し、新たに分譲地として販売することになりました。
同年12月頃に隣家の取り壊しが開始されました。
その際、ハウスメーカーの下請けA業者が解体工事中に、足場の部材を落とし、私の自宅のサイティング壁に穴を開けられました。
作業のミスは誰にでもあるため、現状復帰いただくことで許しました。

数日後、同業者の作業員が作業中につまずき、抱えていた鉄板を私の自宅の外壁にぶつけ、さらに大きな穴を開けられました。
さすがに怒りを抑えられず、現状復帰に加え、慰謝料の請求を求めました。
とはいえ、通常、業者側は現状復義務を果たせば良く、慰謝料までは取れないと認識はしていました。
当然、中々示談に至らないものの、まずは補修工事だけ進めることで、今月初めに方針が固まりました。

ところが昨日、下請けB業者が、空き地となった隣家の整地作業?のために重機を持ち込んで作業を始めたました。
今度は重機の操作ミスで私の自宅の外壁に穴を開けました。
しかも、そのミスを深刻せず、黙ったまま作業を済ませて帰って行きました。
偶然に発見し、問い詰めた結果そのミスを言い出さず隠したかった、と認めました。

新築後一年以内に、三度も損害を被り、私も妻も精神的にまいっています。
これらの下請け業者の管理責任はハウスメーカーにあり、その責任として慰謝料を請求することは妥当でしょうか?

通常であれば、慰謝料の請求にはなじまないかと思います。
しかしさすがに同じ一連の工事で続けざまに工事業者のミスであなたの家の壁を損壊され続ければ、ただその都度直して貰いさえすればよいで済ませられなくなるのはよく分かります。
ハウスメーカー側と慰謝料についてお話し合いをすることは全くおかしな事ではありません。
ただ話し合いが決裂した場合に、裁判所に訴えたとして慰謝料の支払を認めて貰えるかについては厳しいのではないかと思いますので、あくまでも話し合いを粘り、相手ハウスメーカーの誠意を引き出すように努めた方がよろしいかと思います。

依田先生
ご丁寧にご回答くださり誠にありがとうございました。