養育費について教えてください。

小学生の子供が一人います。養育費のことで元夫に、もう少し振込を増やして欲しいと連絡したところ、養育費は両者で分担するのだから、決まっている金額以上は渡す義務はないと言われました。
毎月5万の養育費は、滞りなくいただいてます。そこで、疑問なのですが、「私も元夫と同額の5万負担すべき。合わせて10万なら、十分育てていけるだろ。」ということに納得いきません。こちらは、コロナの影響で子供は学校休みなため、留守番させるのも心配で働けません。学校が始まっても、学校が終わった後に子供を預かってくれるところもないので、フルで働くのは無理です。四六時中子供の面倒をみていて、毎日カツカツの生活をしています。まともに外食や子供と遊びにも行けません。元旦那は、独身で自由気ままな暮らしをしています。子供の文房具や給食費が払えなくなったら可哀想。子供には不憫な思いはさせたくありません。私のパート収入と養育費だけではとても生活できず、元旦那には、生活費の援助をして欲しいと思ってます。

養育費については、お互いの年収を基準とした算定表というものがあることはご存知でしょうか。
裁判所のホームページ上で見ることができます。
その算定表上での金額が5万円を上回っている場合、増額を請求できる可能性があります。

養育費については、裁判所が、両親の収入を基に妥当な金額を算定した「養育費算定表」というものを公表しています(裁判所の調停などの手続では、当該算定表を基に金額が決定される場合がほとんどです。)。質問者様としては、当該算定表の金額を確認してみて、5万円以上が妥当ということでしたら、養育費増額を求めてみることが考えられます。

また、現在の状況は非常に特殊ですので、状況が収束するまで一時的に養育費の増額や養育費外の負担の分担を求めることも可能な場合はあると思います。

ただ、相手方の対応を拝見する限りですと、仮に合理的な根拠を提示して養育費の増額等を求めたとしても、簡単には了解が得られなそうですが…(了解が得られない場合は、裁判所に調停を申し立てることが考えられますが、解決までには少なくとも数か月の時間を要するのが通常です。)。

返答ありがとうございます。算定表では、5万が妥当だと思われます。ただ、実際5万で育てていくのはとても厳しいです。

養育費の考え方として、私も元夫と同額の5万負担すべき。という元夫の言い分は、正論なのでしょうか。

あくまでも私見ですが…
質問者様のようにお子様を監護されている場合、当然ながら監護に伴う非金銭的な負担が生じていますので、監護親と非監護親とで同額の金銭負担をするべきということにはならないと思います。そういう意味では、「同額の金銭的負担をすべき」とする相手の理屈は正しくないとは思います。

もっとも、算定表上5万円が妥当ということですと、今後も継続しての養育費増額を実現するためには、①算定表を基準とすることが不合理といえる事情が認められる場合(例えば、お子様が難病のため治療に高額の支出が必要な場合など)か、②相手と話し合い、納得を得た場合しかありません。

一度、お近くの弁護士にご相談してみてはいかがでしょうか。養育費増額の必要性を説明し、当該必要性を基に増額を求めていくことが可能か否か等について具体的なアドバイスをもらってみるのはどうかと思います(相談料の支出が難しいようであれば、法テラスに相談してみてください。)。

ありがとうございました。