退職時の秘密保持に関する契約書について

3年勤務したネイルサロンを退職しました。
会社より、秘密保持に関する誓約書に署名捺印するよう催促され、同意の署名をしてしまいました。

「秘密保持に関する誓約書」には、退職後3年間は以下に示される競合的あるいは競業的行為を行いません。との記載があり
①貴社と競合関係に立つ事業者に就職または役員に就任すること。
②貴社と競合関係に立つ事業者の提携先企業に就職または役員に就任すること。
③貴社と競合関係に立つ事業を自ら開業または設立すること。
とあります。

退職後、資格を持つネイルの仕事を続けるつもりですのでサインはしたくありませんでしたが、オーナーが怖くてサインをしてしまいました。
少し特殊な施術をするサロンでしたので、競合店へ就職したらバレてしまう可能性が高いです。
一旦は、普通のネイルサロンへ就職しましたが、やはり特殊な施術をする競合店のサロンへ転職したいと思っています。
特殊な施術が好きだったので、競合店へ行って、前のお店の技術を売るなど、前のお店にマイナスになることをしようとは考えていません。

ちなみに雇用は正社員で、退職金等はありませんでした。

まだ、3年の期間のうち1年も経っていない状況です。
今、競合店へ転職をしたら損害賠償を求められてしまうでしょうか?

記載の競業避止義務は、就労制限を過度に加えるもので、無効
になる可能性が高いですね。
また、損害の立証は、ハードルが極めて高いものです。
仮に、請求が来ても争えるので、それを承知で転職をされるこ
とになるでしょう。