借主が原状回復の費用の殆どを払おうとしません。
マンションのオーナーです。
高級マンションの賃貸借契約終了に伴う原状回復を行う際、借主側にペットの飼育や喫煙、鍵の無断交換など、契約違反の数々が判明しました。また、短期の入居期間であったにもかかわらず、通常の使用を遥かに超えた汚損・破損があったため、高額となる原状回復費用を請求しました。
すると弁護士を立ててきて、クリーニング代など最低限の費用しか支払わないなどと伝えてきました。借主は調停に持ち込むので話し合いには応じないと主張しており、時間稼ぎをしているようです。よい解決法をご教示ください。
お相手の具体的な主張内容によりますが,相手が裁判所での話合いにしか応じないと言っている以上,調停か裁判で解決するしかないと思います。弁護士に相談して,契約内容や使用方法を伝えて対策を検討された方がよいでしょう。
解決方法としては、
①調停含め、話し合いで解決する(調停も話し合いの一種で、双方の合意が必要です)
②どうしても話し合いがつかなければ訴訟
ということになります。
今後の対応ですが、
A 話しがつきそうなら調停で話し合い、
B 合意が難しい場合、もしくは調停に持ち込むというのが口だけで動いてこないような場合(懸念されているような時間稼ぎ)には、お近くで弁護士に相談に行き、費用対効果や、回収可能性も考えて訴訟するかどうか検討されるとよいと思います。