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まつだ たけし
松田 健弁護士
松田法律事務所
縮景園前駅
広島県広島市中区上幟町4-7 縮景園ひろえビル303
対応体制
  • 法テラス利用可
  • 分割払い利用可
  • 後払い利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • WEB面談可
注意補足

【完全予約制】初回相談は30分無料。分割・後払いの可否は事案によります。

インタビュー | 松田 健弁護士 松田法律事務所

交通事故の高次脳機能障害に詳しい代表弁護士。後遺障害等級を異議申し立てで5級から3級に

地元・広島で10年以上のキャリアを積み、独立した松田法律事務所の松田 健(まつだ たけし)弁護士。
地域に根ざした町弁として、個人・法人を問わず幅広い相談を受けていますが、とくに得意とするのが交通事故です。
高次脳機能障害をはじめ、重い後遺症が残るような複雑な事案の経験も豊富です。
労働や離婚問題、相続などを含め、日々どんな思いで事件に向き合っているのでしょうか。

01 弁護士としての活動

キャリア約15年、大半を広島で過ごし独立。地元への思いとは

ーーまず、約15年に上るこれまでのキャリアの歩みを教えてください(2023年1月現在)。

私の弁護士としてのキャリアは、岡山県から始まりました。
地域密着の事務所、何でも扱う町弁。
当時からそんな弁護士として、個人や中小企業のみなさんからいろんなご相談をお受けしていましたね。
そこで約3年過ごし、交渉から訴訟まで事件処理の基礎を叩き込みました。

そして、次の舞台に選んだのが広島です。
広島市内にある事務所に11年間在籍し、地元企業の顧問業務や交通事故を中心に経験を積み、2022年11月に独立して現事務所を構えました。


ーー広島には何か思い入れがあったんですか?

広島は私が生まれ育った場所です。
大学進学を機に一度離れましたが、腰を据えて仕事に打ち込むには、やはりここが一番だろうと。
早いもので、帰郷してからもう10年以上が経ちました。

広島名物といえば、ひとつはプロ野球の広島東洋カープでしょう。
本拠地のマツダスタジアムは事務所から近いので、時間があれば試合を観戦していますね。

02 得意分野と解決事例①

交通事故の高次脳機能障害、異議申し立てで等級を5級から3級に

ーー現在はどんな事件をメインに扱っているんでしょうか?

特定の分野にこだわらず、民事・家事事件を中心に幅広く扱っています。
交通事故や相続、労働、離婚問題などがとくに多いですが、債務整理や不動産問題、それに企業法務も少なくありません。

現事務所の弁護士は私ひとりですので、すべてのご相談に私が対応しています。
依頼者さま一人ひとりにじっくり寄り添い、時間をかけて丁寧に対応する。
そこが小さい事務所ならではのよさだと思います。


ーー交通事故は以前の事務所でもよく扱っていたとおっしゃっていましたね。

事故の被害者やそのご家族の代理人として、損害賠償請求などの仕事に長く携わってきました。

私の強みのひとつは、高次脳機能障害に詳しい点です。
これは、事故によって脳が損傷し、認知能力や記憶力の低下といった障害のほか、人格的にも穏やかだった人が怒りっぽくなったり、活発だった人が引きこもりになったりする障害です。

症状が目に見えづらいためほかの後遺症と比べて異常に気がつきにくく、後遺障害の認定も一筋縄ではいかない事情があります。


ーー後遺障害の認定には高いハードルがあるということですか?

「重症の意識障害が6時間以上続くか」「事故から間もない時期に脳内の異常所見がみられるか」。
認定には先ほど挙げた症状以外にも、こうした医療上の証拠が必要になります。
高度な医学的知識、医療機関との連携などが求められるんです。

後遺障害が認定されるか否か、症状に合った適切な等級を得られるかどうか。
それによって賠償金は大きく変動します。

ただ、すべての弁護士が必ずしも医療分野、とりわけ高次脳機能障害に詳しいわけではありません。
ぜひお伝えしたいのは、私にはそのあたりの経験値やノウハウがあるということです。


ーーそもそも医療の知識はどうやって習得したんですか?

そこは地道に勉強するしかないですよね。
決して最初から詳しかったわけではありません。
関連書籍を読み漁り、事件処理の経験を積みながら知識を蓄えてきました。

以前の事務所では、高次脳機能障害の患者やご家族をサポートするNPO法人に協力し、障害の理解促進や当事者の社会復帰に向けた活動なども後押ししていました。取り扱った事件の中には、異議申立により、当初、5級だった後遺障害の等級が3級にあがったものもあります。

ほかにも、血流障害などを伴うCRPS(複合性局所疼痛症候群)や、全身に強い痛みやこわばりが生じる線維筋痛症など、難しい後遺症を数多く扱ってきました。
難解な事案も十分対応できるので、私に安心してお任せいただきたいですね。

03 得意分野と解決事例②

就業規則を盾に拒まれた残業代の支払い。裁判で勝訴し、2年分を回収

ーーほかの分野からも、印象に残っている過去の解決事例があればお聞かせください。

労働問題のご相談も多いので、そこからひとつ紹介させていただきます。
未払い残業代を請求し、裁判で勝訴した事案です。

依頼者さまは、運送会社に勤務していた方でした。
月100時間を超えるような残業をしていたんです。
ただ、会社には残業代の支払いを拒否されました。
理由は「就業規則で『○○手当』を残業代として支払うことになっている」と。
だから支払う義務はないと言われたんです。

それでも、最終的に裁判所は「○○手当」は残業代の支払いに該当しないと判断し、残業代を支払うよう命じる判決を下しました。
その結果、過去2年分くらいの残業代の請求が認められたんです。


ーー就業規則の壁を打ち破ったわけですね。

就業規則に「○○手当」の記載があったのは事実です。
それだけ見れば会社側に理屈があるように見えるかもしれませんが、それは実態が伴ったものではありませんでした。

裁判の焦点は、その○○手当を残業代とみなすか否か、その解釈の問題でした。
私は関連する過去の最高裁判例などを読み込み、その主旨に照らすと残業代には該当しないはずだと訴えたんです。
相手は納得できず控訴してきましたが、それも跳ね返して決着させた案件でした。

労働問題については、不当解雇や労災の損賠賠償請求なども積極的にお受けしています。
また、企業法務の経験も豊富なので、会社側のご相談も大歓迎です。
問題を起こす社員への対応や、ハラスメントの問題などです。

労働者と企業、双方の立場をよく知るからこそ、相手の事情を踏まえて有利な展開へ持ち込める。
そこも私の強みとして、ぜひお伝えしたいポイントです。

04 弁護士としての思い

新しい人生のスタートラインを引く。カープのレジェンドに姿重ね

ーー日々どんな思いで事件に向き合っているのか。そのあたりの心構えもお聞きできますか?

法的トラブルを解決するのが弁護士の役割ですが、それは言い換えれば、マイナスをゼロにする、本来あるべき状態に回復する作業ともいえます。

交通事故でいえば、事故によってケガを負い、多額の治療費がかかること。
残業代でいえば、支払われるべきものが支払われていないこと。
その失ったものを取り戻し、おかしな状況を正すことで、依頼者さまに人生の再スタートを踏み出していただく。
どんな事件にも、そんな思いで向き合っていますね。

すべての根底にあるのは、「理不尽を正したい」「人の役に立ちたい」という正義感のようなものなのかもしれません。


ーーまっすぐな方なんですね。

冒頭でカープのお話をしましたが、私は黒田博樹投手が大好きだったんです。
同世代で親近感があったのと、何よりもあの実直な姿勢に惹かれたんです。

松坂大輔選手などと比べると地味に見えるかもしれませんが、あの真摯に野球に打ち込む姿勢が、強打者が揃うメジャーリーグでの長く安定した戦績につながったんだと思います。
カープファンとしては、メジャーリーグから広島へ再加入してくれた、あの男気にも胸を打たれました。

私もあんな風に、どんな状況にも負けずに、愚直に挑み続ける弁護士でありたいですね。
地元・広島のみなさんのために、そんな思いでこれからも力を尽くしていきます。
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