交通事故の事例紹介 | 山之内 明弁護士 赤坂協同法律事務所

取扱事例1

• 後遺障害認定

異議申し立てを行い後遺障害非該当から後遺障害1４級9号を獲得した事例

依頼者：女性（20代）

【事案概要】
交通事故（自身の過失大）に遭い、既に治療も終わっているものの、首や腰の痛み、めまいなどの症状が未だに治らないとのことでご相談に来られました。
すでに後遺障害の申請をされていたものの、結果は非該当。働くこともままならないほど、症状が全くよくならないにもかかわらず後遺障害にあたらないのは納得できないとのことで後遺障害認定の異議申し立てを行うことになりました。

【経過】
依頼者さまは、複数の病院に入院・通院されてましたので、まずはそれらの病院からカルテや画像等医療記録を取り寄せました。
あわせて事故態様を確認するために、事故車両の写真や刑事記録等を取り寄せ、依頼者さまの今の身体の状態について詳細に聴取し、意見書を作成しました。
そしてすべての資料をそろえ、異議申し立てを行ったところ、14級9号の後遺障害が認められました。

【コメント】
いわゆるむち打ちについては、事故後に症状が長く残るものの、画像所見がないことで後遺障害として認められないことがほとんどです。
今回のケースも初回のご相談時には難しいだろうという見通しをお伝えしました。
しかし、このケースでは症状固定をして1年近く経っても就労が困難なほど症状が残存していることや事故の衝撃が大きかったことなどが考慮され後遺障害の認定がなされました。
後遺障害が認定されたことで、さらに慰謝料の金額も増額し、依頼者さまに喜んでいただけました。