なかがわ ひろひで

中川 浩秀弁護士

弁護士法人東京スタートアップ法律事務所

四ツ谷駅

東京都千代田区麹町6-6-2 番町麹町ビルディング5階

対応体制

  • カード利用可
  • 分割払い利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • ビデオ面談可

注意補足

法律相談は「完全予約制」となります。お電話ですぐにご質問や弁護士と話したいという要望には応じかねますので何卒ご了承下さい。(※要予約で当日中の弁護士相談には対応しています。)英語・中国語による対応も可能です。

ベンチャー企業には「コンサルティング」も、個人には「人生相談」も、結果的にしてしまっています。

中川浩秀弁護士率いる東京スタートアップ法律事務所は、その名の通り、ベンチャー企業に関する法務に長けています。
中川先生は起業して地域SNSを立ち上げるなどの稀有なご経験があり、まさにスタートアップ・ベンチャー界隈の中枢にいらっしゃいました。
よって、未来を見据えた最先端の弁護士の在り方を志しています。
そんな中川先生に、これまでのご経歴や弁護士という仕事に対する想いについて伺いました。

01 弁護士を志した理由

法律を変えて、起業しやすい社会にし、その中心にいたい。

――中川先生はどんな経緯で弁護士になられたのですか?

大義名分は全くありませんでした。
エスカレーター式の私立学生だったので、大学受験は無く、とりあえず当時一番人気があった法学部に入っただけです。
しかし、就活の時期になり、会社員として働くのは向いていないと自己分析しました。
そこで、資格試験を目指し、せっかくなら一番難しいと言われている司法試験を受験することに決めました。
最短で合格しないともったいないと思って勉強に励み、一発で合格することができました。

その後、事務所所属の弁護士として3年働きました。
仕事はエキサイティングで充実していたのですが、「自分が今やっている仕事って、他の弁護士でも同じような結果が出るだろう」という気持ちが強くなっていきました。
そして、「自分しかできない仕事」がやりたくなり、弁護士を一度休業しています。

そしてなんと、バスケットボールのプロテストを受けました。
バスケは小学校からやっていて、中途半端な実力があったので。
結果は箸にも棒にも引っかかりませんでしたが、プロバスケへの未練はここで吹っ切ることができました。

その後、起業をして、地域SNSを作りました。
また、様々な新規事業も検討しましたが、その時に感じたことは、この国では何か新しいことをやろうとするといちいち法律の壁にぶち当たるということです。
スタートアップやベンチャー起業は、法律に引っかかりやすく、起業家は本当にやりたかった事業を諦めがちなのが現状です。
日本がより豊かな社会を作るためには、新しい会社が新しいことをどんどんやって、イノベーションを起こしていかなければなりません。
今はそれを阻害する真逆な社会になってしまっています。お上に従う日本人の文化的な特徴でもありますね。

そこで私は「これは健全な社会ではない。せっかく弁護士の資格を持っているのだから、ベンチャー企業を支援する弁護士になろう。起業の経験も活かせるし。そして、願わくば、日本の社会が変わっていく中心にいたい」と強く思いました。
こうして『自分にしかできない仕事』として、弁護士に戻る道を選びました。

実は、次の一手として新サービスを構築し、5000万円の出資が決まっていたんですが、ベンチャービジネスを辞めて、弁護士の仕事に舞い戻りました。それぐらいの使命感がありました。

02 弁護士としての活動

自分にしかできないアプローチで、最善の策を追求する。

――これまではどういった案件を扱っていらっしゃったのでしょうか?

やはりスタートアップ・ベンチャー企業・中小企業のサポートが中心ですね。
『起業経験があり、しかも陣頭指揮を取っていた』という弁護士は少ないので、そこが唯一無二の武器となり、頼ってくれるクライアントが多く、ありがたいです。

また、個人のお客様も多いです。
私が年齢的に若いこともあり、相談しやすいと感じるクライアントもそれなりにいらっしゃいます。
個人の相談内容は多岐に渡っています。
おかげさまで依頼してくださる率は高く、嬉しいです。


――最も印象に残っている案件はどういったものがありますか?

まず、ベンチャー企業の法務での案件についてお話します。
先日、起業したばかりの20代の若者二人に法務相談をされました。
すると、法律的な問題以前に、その新規ビジネス自体に見直す点があることに気づきました。
そこからは「ここどういうスキームでやるの?」「ここニーズはあるの?」「ここは採算どうやって取るの?」などと質問していきました。
すると、成功の確率は低そうなビジネスモデルであることがわかりました。

そこからは、ビジネスの組み直しの会議のようになりました。
同時に、相談者の半生についてもヒアリングし、「そういう人生を歩んできたなら、こういうところもあなた方の得意分野なのでは?」「その得意分野を活かして、こういう角度でこのビジネスをアップデートしてみたらどう?」などとの提案もしました。

法律的に「OK」「NG」と伝えることは簡単ですし、それは他の先生もできると思いますが、ある意味、法律に直接関係ない「コンサルティング」のような回答や提案ができるのは、私の長所です。

結果としては、若者たちは「とても勉強になりました!」「有難うございます!」とおっしゃって下さり、きちんと相談料もお支払い頂き、大変ご満足されてお帰りになりました。
法律の話はほとんどしなかったのですが、「自分にしかできない相談ができたな」と手ごたえを感じました。

次に、個人案件についてお話します。
『旦那さんと離婚をしたいけど、怒鳴られたりしてしまって言い出せない』という奥様がいらっしゃいました。私は相談後、その方に『今日帰ったら旦那さんに離婚の意志を強く伝え、別居の日程を決め、新しい家を決めるところまで必ずやってほしい』と頼みました。
彼女はそれをきちんと実行し、最速で旦那さんと別居をしました。
今は新しい家に住んでいます。

もし、私ではない弁護士でしたら、『今日はとりあえず家に帰って、また○月△日に相談しましょう』というアプローチをされたかもしれません。
しかし、私は「その日にやれることは全部やる」にこだわりました。
また旦那さんの元に戻った場合、いつもの怯える生活に戻ってしまい、次に弁護士に相談するのが遅れたり意志が揺らいだりしがちです。
その日にできることは全てやってもらうように促すことは、個人相談における重要なポイントのひとつだと再認識ができた瞬間でした。

――やりがいを感じるときはどんな時でしょうか?
繰り返しになりますが「自分にしかできないアプローチが成功した時」ですね。

また、事務所は起ち上げたばかりなので、今は仕事の全てにやりがいを感じています。毎日が充実しています。
これからやりがいを感じられる仕事をどんどん増やしていきたいと思っています。


――少しお仕事の話から離れますが、趣味や日課などはありますか?

残念ながら、自分に趣味という定義がないんですよね。
その時その時に『面白い!』『やりたい!』と思ったことにフルベットする性格ですので。
よって「趣味=その時やっていた仕事」という見方もできます。

でも、バスケだけはずっと続いていますね。
事務所のもう一人の弁護士である安田ともバスケで出会いました。
司法修習でバスケをやる機会があって、自分の実力には自信があったんですが、同じぐらい上手いヤツがいて驚きました。
それからはこうやって一緒に事務所を立ち上げる仲になりました。

株にも一時期ハマっていましたね。
ほぼ全財産を突っ込むこともありました。
数字の乱高下が楽しくてデイトレードなどに興じていました。
この経験で様々な企業について調べ、社会の仕組みを広く深く知ることができました。

あとは、「その時行きたい場所への突発的な旅行」は趣味と言えるかもしれません。
年間200日行っていた年もありました。
瞬間的に行くので、奄美大島へ旅行した翌日、東京に帰って仕事をして、一晩寝て韓国へ旅行――という日程になってしまった時があったんですが、その時はさすがに『距離的に無駄が多い!』と自分に突っ込んだことはありましたね。

まとめると、今の趣味は事務所運営ということになるでしょうか。

03 弁護士として心がけていること

法律の理解は限界があるので、人間としての勝負が問われる。

――弁護士として心がけていることはありますか?

お客様は法律の専門家では無いので、法律の理解には限界があります。
そこで問われるのは、人間性だと思っています。
私は「弁護士」と呼ばれることがそんなに好きではありません。
「偉そう」「難しそう」「堅物」というような一般的なイメージがあるからです。
「法律にちょっと詳しい近所のお兄さん」というようなスタンスで相談してくださると嬉しいです。

前述しましたが、ビジネス相談(コンサルティング)や人生相談もできてしまうのが、当事務所の売りです。

人生相談がうまく行っているのはなぜかを考えたんですが、育った学校に、上からの強制教育をほとんどされなかったことが要因だと思っています。
両親もそうでした。
自分のやりたいことをやりたいようにできますが、その分、自分の力でやらなきゃなので、まずは物事を自分の目でフラットに見て、冷静に判断する――という習慣が付いたのかなと思います。


――ご自身の弁護士としての強みはどこだと思いますか?

僕は人間関係で苦労したことがないんですよ。
やはりフラットなので、どんな人が相手でも、固定観念を押し付けずに接することが自然にできているのだと思います。

ベンチャー企業は、矛盾しているところがあります。
新しいことをやるのがベンチャーのはずですが、意外と固定観念に縛られていることが多いんですよ。
「このビジネスモデルだと絶対にこういう結果になる」「この業務の場合、人事はこういう基準で選ばなきゃいけない」「この業界の社屋はあの場所に無ければダメだ」などなど、一般的なイメージや常識を自分に押し付けて過ぎてしまっています。
しかし、ベンチャーだからこそ、ベンチャーらしく、既存の価値観を一旦疑って、新しいビジネスに挑んでほしいと思っています。
それをフラットな目線で、起業経験もあり、法律にも詳しい私が、相談に乗ってあげられる――というのは、重ね重ねになりますが、当事務所を選んでいただける強みになっていると思います。

04 目指す方向性

日本の仕組みを、より幸せな方向へ変えたい

――今後積極的に取り組んでいきたいことはありますか?

特に「ルールメイキング」や「戦略法務」に取り組んでいきたいです。
この分野は、世界では研究が進んでいますが、日本は、良くも悪くも変わりにくい社会なので、世界から遅れています。
しかし、グローバル化で、年々これらが重要視されていくはずです。

新興企業の出る杭を打つ、間違った法律は変えられるんです。
もちろん様々な障害や苦労はあると思いますが、たくさんのベンチャーのお客様と束になって挑み続ければ、道は開いていけると信じています。
何より日本という国の未来を考えた時に、国民の幸せを妨げるような法律は変えた方がよいですし。

ということで、志に少しでも共感して頂いたスタートアップ・ベンチャー企業・中小企業の皆様方、ぜひ一度、当事務所へお越しくださいませ。

(編集部後記:「敬語」と「フレンドリーな語り口」を心地よく使い分ける話し方、「真面目な話」と「爆笑を呼ぶ余談」の絶妙なバランスが、平成の次の元号を担う人気弁護士のニュースタイルなのかなと、中川先生のインタビューを通じて非常に強く感じました)
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