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ふくおか ひろやす

福岡 宏保弁護士

弁護士法人水原・愛須法律事務所

大通駅

北海道札幌市中央区南1条西4丁目13 日之出ビル

対応体制

  • 法テラス利用可
  • 分割払い利用可
  • 初回面談無料
  • 夜間面談可

注意補足

ご相談は事前予約をお願い致します。

世の中から悲しい事件をなくしたい。予防法務でトラブルの未然防止をお手伝いします

福岡宏保(ふくおか ひろやす)弁護士。
弁護士法人水原・愛須法律事務所の所属弁護士としてキャリアを重ねながら、個人的にも依頼を受け、法人・個人問わず多くの依頼者から厚い信頼を得ています。
お話を伺うと、依頼者の「問題が起きた場合の解決」にとどまらず、「問題が起こる前に回避してあげたい」という、強い想いを知ることができました。

01 企業法務の実績

不動産問題や労働問題など。多様な業種の企業法務に対応


――福岡先生はこれまでどのような事案を担当されてきましたか?

事務所を通した依頼としては、7割近くが企業から依頼を受けたものであり、訴訟、交渉、予防法務など様々なものがありました。
水原清之と愛須一史、代表弁護士が2名ともキャリアが長く、地元での信頼も厚いため、大手企業から中小企業まで、多くの企業さまと顧問契約を交わし、相談をお受けしております。
また、家事事件や刑事事件も取り扱っております。

――企業からの依頼としては例えばどのようなご相談がありますか?

例えば、不動産事業を展開する顧問先からは、売買契約書や賃貸契約書のリーガルチェックに加え、契約解除や賃料未払い、マンション問題に関する紛争解決など、顧客との間で生じたトラブルに関する様々なご相談があります。
また、近年、業界問わずさまざまな企業さまから多いのが、労働問題のご相談ですね。
働き方改革で労働環境の改善が注目される昨今、規定の見直しや、従業員のメンタルヘルスに取り組む企業が増えています。
こうした動きは、何か問題が起こる前に対策を打つ「予防法務」という観点で、非常に良いことだと思います。

02 一般民事の実績

離婚や相続、債務整理など。一般民事でも争いの悪化を法的アプローチで食い止める


――事務所経由以外で個人的に相談も受けているとのことですが、そちらはどのようなご相談がありますか?

事務所で受けているのが主に企業からご依頼であるのに対し、個人もお客様からのご依頼としては離婚や相続、債務整理、交通事故といった一般民事が多いです。
企業からのご依頼と個人のお客様からのご相談、どちらでも変わらずに大切にしているのが「予防法務」の考え方です。
例えば、相続では、遺言書をしっかりと残しておくことで、残される家族同士の紛争を未然に防ぐ効果が期待できます。また、債務の問題であれば、早めのご相談によって、任意整理や個人再生によって、破産に至ることが避けられる場合もあります。労務問題であれば、問題が複雑化する前に、労働環境の改善を求めるといったことで、退職を避けて円満に解決するということも可能な場合もあります。

――しかし、例えば離婚問題の場合、大抵は2人の離婚の意思が固まってからの相談になると思います。「予防」という考え方は当てはまらないですよね?

確かに、弁護士の力で復縁させることは難しいかもしれません。離婚問題で考えなければいけないのは、離婚をした後のトラブルも「予防」するということ。
例えば、子どもがいる場合、その子のことも最大限に考える必要があります。
離婚調停では、子どもとの面会条件で揉めることが少なくありません。
相手への怒りなど、感情も伴って泥沼化してしまうこともあります。
しかし、それぞれの感情に配慮しながら慎重に調停を進めていくと、やがて冷静になり、お互いに、初めて一番大切な子どものことを考えるようになります。
そして、離婚した後も問題が発生しないような解決内容を目指すことで、お互いのわだかまりや今後の不安がなくなり、「円満離婚」ができた事案もあります。

――「予防」とは、その先の未来を考えるということなのですね。他には予防法務の観点で印象に残っている事案はありますか?

会社からハラスメントを受けたとして、出社できなくなっている方からご相談を受けたことがありました。
会社への慰謝料を請求するのかと思いきや、よくよくお話を聞いてみると、その方には会社に戻りたいという意思があるとのこと。
逆に会社から解雇されそうになっているため、依頼者側の考えを主張したうえで、会社と和解に持ち込むという少々難しい事案でした。
会社側の弁護士と交渉し、問題を指摘しながら、依頼者の考えを伝えていった結果、無事に依頼者は会社に戻ることができました。
これにより、依頼者の解雇を防ぎ、会社もより良い労働環境を構築することで、次に起こり得る労働問題の予防につながったのではないかと思います。

03 モットー

争いを解決するだけではなく、なくすことが私の使命タイトル


――先ほどから「予防法務」という言葉が出ていますが、先生がこれを強く意識したキッカケはなんだったのでしょうか?

少しさかのぼりますが、子どもの頃から世の中で悲しい事件が起こるたびに胸を痛め、子供ながら単純に「もっと平和な世界であればいいのに」と願っていました。
そして、将来は「世の中の秩序を守る仕事」を目指して、警察官か検事になることを志し、そのために法学部で法律の勉強を始めたんです。
「予防法務」という考え方を初めて知ったのは大学院に進んだときでした。
この言葉を知るまでは、警察官や検事になって法律を犯した人を逮捕したり、取り調べること、刑事裁判によって適切な処罰を与え、更生させることで世の中をよくできると考えていましたが、弁護士になれば予防法務によって事件を未然に防ぐことができると知り、弁護士になろうと決めたんです。

――弁護士になってから「予防法務」を知ったのではなく、「予防法務」を知ったから弁護士になったのですね。

そうですね。例えば企業法務における契約書や就業規則も、違反した人を取り締まるためではなく、違反を未然に防止するために存在するものです。
弁護士がプロの目で見直すことで、実状に合った適正な内容にし、会社や従業員を強固に守ることができるのです。
予防法務という言葉は、企業法務において使われる言葉だと思いますが、会社という組織ではなく、個人であっても、将来起こりうるいろいろな事態を想定して、未然に防ぐような行動をとることで、自分や家族を守ることができると考えています。
例えば、離婚問題や債務整理でも、早い段階でご相談いただければ、夫婦の問題点を話し合い、離婚自体しなくて済んだり、破産する前に解決できるかもしれませんよね。
現実的には、問題が起こってみないと想像できない部分もあるので、なかなか難しい面もありますが、そこまで踏み込んで未然に困っている人のお力になりたいです。
もちろん、問題が発生した後の解決方法も重要で、訴訟であれば、その結果が後のトラブルを生み出さないよう、和解をするのか判決を得るのか、十分吟味して決断しなければならないと思います。この意味では、訴訟自体も、企業の歴史や個人の人生のなかの一つの通過点に過ぎず、その後のトラブルを防止できるような解決が最も望ましいと思いますので、予防するという考え方は、紛争のいかなる段階においても重要と考えています。

――しかし、事件を未然に解決してしまうと裁判にはならず、弁護士のお仕事として「受任」にはならないですよね…?

それでも構いません。
今でも単発でお悩みを聞くという形でご相談をお受けしています。
裁判を数多くこなすのに比べると正直なところ、こちらの利益は良くありませんが、受任するしないに関わらず、依頼者一人一人と腰を据えて向き合っていきたいです。
これまでにいろいろな問題を見てきた経験を踏まえて、悩みを抱えている方のお話を聞いて、どのような問題点や解決方法があるのか一緒に考えていくことができるのはないかと思っています。
また、仮に、紛争となり、訴訟や交渉になった場合でも、結果が出て終わりということではなく、将来のことまで見据えて、問題解決した後には、前向きになって、先に進めるような解決を目指しています。
全ての人が、自身で考え、紛争を未然に防ぐことができれば、紛争を解決するという仕事はなくなってしまうかもしれませんが、問題解決のプロとして、その考えや経験を予防の段階で生かした仕事をしていきたいと思います。

04 悩みをもつ人へのメッセージ

趣味はロードバイクに温泉巡り。法律相談でなくてもお気軽にご相談ください


――仕事から話が離れますが、趣味はありますか?

2〜3年前から始めたロードバイクでのツーリングが趣味で、道内ですが1日で100キロ~200キロほど行くときもあります。
また、家族と温泉旅行に行くのが癒しのひとときです。
特に好きなのは定山渓温泉。
札幌から近く、すぐに行けるのでしょっちゅう足を運んでいます。

――ありがとうございました。最後に、相談者に向けたメッセージをお願いします。

トラブルに遭ってしまったとき、それは人生において、ひとつの「通過点」でしかありません。
また、その解決が人生の「ゴール」というわけでもありません。
トラブルをバネにして、その先、より良い人生にしていくために、精一杯サポートいたします。
法律の問題なのかわからない場合など、直接的な法律相談でなくても構いません。
身の回りの些細な心配ごとなど、何かあればぜひ早期にご相談ください。トラブルの小さな芽を摘むことができるかもしれません。
事前に予約いただければ、面談でしっかりとお話をお聞きします。
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※お電話の際は「ココナラ法律相談を見た」とお伝えいただくとスムーズです。