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くろかわ あやこ
黒川 綾子弁護士
黒川法律事務所
石仏駅
愛知県岩倉市神野町平久田402-1
対応体制
  • 法テラス利用可
  • 分割払い利用可
  • 後払い利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • メール相談可
注意補足

電話・メールでの相談は2回目以降の方が対象です。

インタビュー | 黒川 綾子弁護士 黒川法律事務所

交通事故の後遺障害を二度の異議申し立てで認定、賠償金も増額。地元・岩倉市でキャリア15年超の代表弁護士

生まれ育った愛知県岩倉市を拠点に、15年を超えるキャリアを築いてきた黒川法律事務所の黒川 綾子(くろかわ あやこ)弁護士。
慣れ親しんだ地域に寄り添い、離婚や相続、交通事故など幅広い分野で住民のSOSに耳を傾けています。
交通事故では当初認められなかった後遺障害等級認定をもぎ取り、賠償金を大幅に増額。
約2年を要した元夫との面会交流調停を結実させた執念も光ります。
3児の母として、地元生まれの弁護士として、地域とともに生きる姿から見えてくるものはーー。

01 キャリアの歩み

地元・岩倉市でキャリアを重ね15年超。離婚や相続など難事案も数多く経験

ーー弁護士としてのキャリアは15年を超えます(2024年8月現在)。

ここまで長く続けてこられたのは、多くの依頼者さまが私を頼ってくださったおかげです。
人の助けになれるこの仕事は、私にとって天職。
大きなやりがいを感じています。

この15年以上、生まれ育った岩倉市を拠点に活動してきました。
大学も名古屋大学の法学部に進学し、現在までずっと岩倉で暮らしています。
住みやすく、居心地がいいんですよね。
独立するにあたっても、迷わずここを選びました。


ーー独立前を含め、これまでどんな事件に携わってきたんですか?

離婚・男女トラブルや相続、交通事故、借金問題、労働事件など個人の方々から幅広いご相談をお受けしてきました。

以前勤めていた事務所では、一般的に解決が難しい事件も積極的に扱っていました。
上司が根気強い人で、ほかの事務所で断られたような案件も率先して引き受けるような方針だったからです。

大変でしたが、その分みっちり鍛えられましたね。
上司や事務員にも恵まれ、充実した日々を過ごせました。

02 得意分野と強み①

交通事故の後遺障害、二度の異議申し立てで認定。賠償金は2,000万円超に

ーーその後、現事務所を開設してから半年余りが経過しました(同)。

以前の事務所と同様に、今もどんなご相談も幅広く積極的にお受けしています。
一言でいえば、地域に寄り添う町弁です。

これまで広告は一切打ってこなかったんですが、ありがたいことに岩倉市はもちろん、近隣の江南、一宮、小牧市などからも数多く問い合わせをいただいている状況です。
それには、事務所の雰囲気も一助になっているのではないかと思っています。


ーー相談しやすい場所、空間ということですか?

住宅街にひっそりとたたずむ、白を基調とした外観。
一軒家のような建物をご覧になり、私の自宅と勘違いされる方もいらっしゃいます。

「法律事務所っぽくない雰囲気の明るい空間にしたい」「依頼者さまにリラックスしていただきたい」。
そんな思いを込めて、地元の工務店さんに設計してもらいました。

相談室は事務室と交わらないよう依頼者さまのプライベートに配慮するとともに、無垢の床材をふんだんに使い、木の香りが広がるようにしています。
これが評判がよく、褒めてくださる方がたくさんいらっしゃるんです。


ーーこれまで難しい事案も率先して受けてきたとおっしゃっていましたね。

劣勢に立たされても粘り強く当たること、最後の一滴まで力を振り絞ること。
これは、私の持ち味のひとつだと思います。

たとえば、交通事故の後遺障害等級認定をめぐって二度も異議申し立てを行ったときのことです。
一度目の異議申し立てで非該当から13級に、二度目に10級へと繰り上がったんです。

事故に遭った依頼者さまは太ももを骨折し、左右の足の長さが変わってしまったんですよ。
ただ、最初はそれが後遺障害と認定されませんでした。


ーーそこで異議を申し立てたと。

そのため、別の病院に通って改めて医師に診断し直してもらい、ケガの程度や症状を詳細に記した意見書を用意してもらいました。

それが客観的な証拠として決定打となり、無事に後遺障害と認められたんです。
依頼者さまは学生でまだ若かったため、逸失利益(事故に遭わなければ将来得られたはずの収入)も含めて賠償金の総額は2,000万円以上にまで増えました。

後遺障害等級がつかなかった場合の金額と比べると、雲泥の差です。
ご両親もお子さんの将来を不安に思い、少しでも多くのお金を受け取ることを望んでいらっしゃいました。
解決まで何年もかかった長期戦でしたが、力になれて本当によかったです。

03 得意分野と強み②

約2年を要した元夫との面会交流調停。支援団体につなぎ、母子の安心を

ーーほかにも、印象に残っている事件があれば教えてください。

離婚後の財産分与と面会交流について争った調停もよく覚えています。
これも約2年を要した長丁場の闘いだったんです。

依頼者さまは、小さなお子さまを抱えた女性でした。
元夫とは連絡を一切取りたがらず、顔も合わせたくないとおっしゃるんです。
ですから、私が間に入って面会交流の条件を整えるとともに、事務所の打ち合わせ室を面会交流の場としてお貸ししました。
事務所内であれば私がその場にいるので、安心してお子さまを引き渡すことができるからです。

何度か事務所をお貸しした後は、面会交流を仲介する第三者機関を使っていただくことにしたんです。


ーー面会交流を仲介する機関があるんですか?

当事者に代わって日時や場所を調整し、場合によっては同席してくれる支援団体があるんです。
依頼者さまのご意向や状況にマッチした団体を探してご紹介しました。

最悪の場合、お子さまを連れ去られてしまう事態も考えられます。
相手が不審な行為をしないかどうか、見守ってくれる人がそばにいれば安心してお子さまを託せるはずです。


ーー離婚については、女性弁護士のほうが相談しやすいという声もよく耳にします。

私生活のセンシティブな出来事を話さないといけませんからね。
勇気がいるでしょうし、異性には打ち明けづらい話題もあるはずです。
私のもとにも、女性からのご相談が数多く届いています。

私自身も、3人の子どもを育てる母親です。
離婚そのものはもちろん、面会交流や親権、養育費などお子さまをめぐる不安や悩みにも、じっくり寄り添うことができるはずです。
子連れでのご相談も歓迎ですので、安心して私を頼っていただきたいですね。

04 依頼者への思い

「すべて私に打ち明けてほしい」。何でも言い合える関係を大切に

ーーどれも難しい案件にもかかわらず、それを冷静に、淡々と話す姿が印象的です。

実は、そうご指摘いただくことがよくあるんです。
何事にも動じない、どんな相手にも怯(ひる)まないようなところがあるのかもしれません。

先入観を持たずに、常にフラットな視点で物事を分析しようと心がけていることも大きいはずです。
それが依頼者さまに安心感を与えられているならうれしいですね。

これまで依頼者さまとは、一人ひとりと信頼関係をじっくり構築することを大切にしてきました。
理想は何でも言い合える、そんな関係性です。
たとえば、離婚のご相談で考えてみましょう。
弁護士に頼んだものの、途中で「このまま本当に離婚していいのか?」と悩む人もいらっしゃるはずです。


ーー確かに、人生の一大事ですからね。逡巡するのも無理はないように思います。

そんなときに、「もう今さら引き下がれない」だなんて絶対に思ってほしくないんですよ。
迷うのは悪いことではありません。
そんなときは、むしろ立ち止まってじっくり考え直すべきです。
思いの丈を遠慮なくぶつけていただき、すべて受け止められる弁護士でありたいんです。

そのためにも、私は依頼者さまとの対話を何よりも大切にしています。
依頼者さまにとっても、人に話すことで問題点が整理されるメリットがあるはずです。
ひとりで抱え込まず、誰かに話すことはとても大事なんです。


ーー少しでも不安や疑問があれば、弁護士に相談すべきなんですね。

その際、よくインターネットで事前に調べてこられる方がいらっしゃいますが、実は間違っていることが少なくありません。

安心したいあまりに、どうしても都合のいい情報を鵜呑みにしてしまう心理が働くんだと思います。
不安の渦中にいらっしゃるわけですから、仕方がないですよね。

ネットの情報はあくまで参考程度にしていただき、詳細は弁護士に聞くのがベストだと思います。
相談したからといって、必ず依頼しなければいけないわけではありませんから。
相談だけで終わってもいいんです。
ぜひ気軽にお声がけいただけるとうれしいですね。
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