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おざわ ともみ
小澤 友美弁護士
千葉中央法律事務所
葭川公園駅
千葉県千葉市中央区中央3-10-6 北野京葉ビル9階

インタビュー | 小澤 友美弁護士 千葉中央法律事務所

シングルマザーのSEから弁護士に転身。刑事弁護や債務整理など、依頼者の未来を守る絶対的な味方でありたい

上から目線の弁護士にはなりたくない。
確固たる想いを胸に弁護活動に取り組んでいるのは、小澤友美(おざわともみ)弁護士です。
現在は千葉中央法律事務所に所属し、刑事弁護や労働問題、債務整理などに幅広く対応。
罪を犯した者、ハラスメントで心を痛めている者に優しく寄り添う姿勢は、まるで母親のような安心感があります。

そんな穏やかな姿とは裏腹に、これまでの人生は波乱の連続だったそう。
さまざまなハードルを乗り越え、なんと40代から司法試験を目指し、弁護士のキャリアをスタートさせました。

「人生は、何歳からでもやり直せる!」
小澤弁護士の異色のキャリアや、弁護姿勢を追いました。

01 弁護士になるまでの歩み

高校中退、離婚を経て。子の独立後に司法の世界に飛び込んだ行動派

――先生は長年社会人を経験してから弁護士になられたとか。

はい。私の経歴はかなり変わっていると言われますね(笑)

いろいろあって高校を中退し、二十歳で結婚、二児の母として育児に奔走する日々を送っていました。
その後離婚してシングルマザーになり、SEとして働きながらふたりの子どもを育ててきました。

毎日本当に慌ただしく、生きるために必死に動き回っていましたね。


――弁護士を目指したきっかけはなんでしょうか。

そうですね。
もちろん法律の勉強なんて、したこともありませんでした。
でも子どもが自立したタイミングで、少し時間にも余裕ができて、「これからは自分の人生を生きたい」と思ったんです。

学生時代から、大人たちの理不尽な言動がまかり通る世界に違和感をもっていましたから、思い切って司法の世界に挑戦してみよう!と。

即決です(笑)
当時の私はすでに40代、高校中退でまともに法律を学んだこともないのに、無謀とも思えるチャレンジだったのかもしれません。
しかし私は以前から、「世界にたった一人でも成し遂げた人物がいるならば、それは他の人にとっても決して不可能であるとは言えない」と思っていましたので。


――お子さんたちは、さぞ驚かれたでしょう。

本当にやるの?大丈夫なの?と心配していましたね。
でも、お母さんの決めたことだからと背中を押してくれました。

とはいえ生活があるので、仕事を辞めるわけにはいきません。
さらに、学歴もない私が弁護士になるには、法科大学院ではなく予備試験に合格するしか道がなかったんです。


――予備試験は、かなりの難関と伺っています。


他の皆さんに比べ非常に遅いスタートだったので、勉強はとても苦労しました。
日中は働き、帰宅後は子どもたちと協力して家事を済ませ、その間に勉強をして。
5年かかってようやく予備試験に合格し、その翌年に司法試験にも合格できました。
子どもたちも本当に喜んでくれましたね。
私も家族の支えがないとここまで頑張れなかったので、今でも感謝しています。

私の人生は、辛いことも苦しいこともたくさんありました。
そんな私だからこそ、相談する方の痛みもよく理解できます。
人生は、いつからでもやり直せますから、誰にも諦めてほしくないです。

02 注力分野、強み

刑事弁護では心をほぐす温かいサポート。ハラスメントにも戦う

――現在はどのようなご相談に対応していますか?

ご相談が多いのは、刑事事件です。
国選が中心ではありますが、最近では逮捕される前段階でのご相談も増えています。
警察の事情聴取を受け、怖くなってしまった、事件に関与してしまったがどうしようなど、不安や後悔の念に押しつぶされそうになっている方々のサポートにも取り組んでおります。

あとは、債務整理や労働問題などです。
債務整理は、手続き全般の経験がございます。
依頼者さまの状況に合わせた適切な手段をご提案させていただくので、お気軽にご相談ください。

労働問題は主に労働者側で、パワハラやセクハラ被害を受けた方々からのご相談が多いです。
人の心を壊すハラスメント行為は、許されるものではありません。
理不尽に屈することなく、全力で戦います。


――では、先生の強みはいかがでしょうか。

とにかく、相談する方の話をよく聞くことです。

弁護士って、すごく冷たいイメージがありませんか?
私が弁護士になって感じたのは、弁護士が聞きたい話と相談する方が話したい内容は、乖離しているということです。
それもあって、「事件と関係ないことは聞きません、法律要件だけ話してください」という弁護士も、一定数存在します。
でも相談する方からしたら、不安な気持ちや抱えている苦しみも、聞いてほしいですよね。

実は私も、以前弁護士に相談したことがあるのですが、上から目線で話を聞いてくれない人に当たってしまったことがありました。
悲しくて虚しくて。だからこそ、そんな威圧的な弁護士には絶対になりたくありません。

特に刑事事件の場合、心を閉ざしている被疑者も多いので、「私はあなたの味方です。安心して話してください」とお伝えして、じっくりお話をお伺いするように心がけています。


――先生の温かいお人柄が伝わります。

どんな事件でも同じですが、手続きだけを流れ作業のように説明することはいたしません。
事件に関係のないこと、雑談だっていいんですよ。
ついつい長話してしまうこともありますが(笑)、コミュニケーションをとることで相談する方との信頼関係も構築できるはずです。

中には、法的な解決が難しいケースもあります。
そんな時でも、私の人生経験から少しでも前向きになれるアドバイスができるかもしれません。
最初は暗い顔をしていた相談する方が、相談が終わる頃に笑顔になってくださったら、私としても本当に嬉しく思います。

03 今後の展望、メッセージ

エリートじゃないからこそ。依頼者に心から寄り添う弁護士でありたい

――先生の、今後の展望は?

決して上から目線にならず、依頼者さまに寄り添い続ける弁護士でありたいです。

先ほどもお話ししましたが、弁護士は冷たいとか、怖いといったイメージを持たれがちです。
そのせいで、法律相談が後回しになる方もいるでしょう。
弁護士に相談すれば守られる権利があるかもしれないのに、すごく勿体ないことです。

私は相談する方の立場で物事を考え、不安にさせない対応を徹底します。
そして、もっと多くの方が気軽に弁護士へ相談できる世の中になれば、私としても喜ばしいことです。

また、現在は刑事弁護や労働、借金問題のご依頼が中心ですが、今後はインターネット問題にも対応していきたいです。
SNSやネット上での誹謗中傷が問題になっていますし、苦しんでおられる方も多いでしょう。
開示請求や訴訟などにも、積極的に挑戦できればと思っています。


――最後にメッセージをお願いします。

問題が悪化する前に、早めにご相談ください。
事態が拗れると、取れる選択肢も少なくなります。
たとえば労働問題の場合、ハラスメント被害で休職している方も多いでしょう。
でも休職すると、新たに証拠を集めるのが困難になります。
少しでも有利な解決をしたいなら、やはり早めの相談がおすすめです。

私自身、今までの人生経験の中で、悔しいこと、辛いことも経験してきました。
だからこそ、相談する方のお気持ちに心から寄り添うことができます。
まだ法律問題に発展していなくても構いません。
何でもお話を聞かせてくださいね。
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