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もうり たかゆき
毛利 隆之弁護士
鶴見総合法律事務所
鶴見駅
神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央4-17-1 萬屋第二ビル205
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インタビュー | 毛利 隆之弁護士 鶴見総合法律事務所

弁護士の少ない地域で困っている人の役に立ちたい。離婚や相続に力を入れる心優しい鶴見の街弁

「合理的な判断が、必ずしも依頼者さまにとってよい判断とは限らない」

そう話すのは神奈川県横浜市にある鶴見総合法律事務所の代表を務める毛利 隆之(もうり たかゆき)弁護士です。

毛利先生は離婚や相続などの家事事件に力を入れています。
家事事件では、依頼者さまによって個別の事情があり、ロジック一辺倒な進め方では解決できないといいます。

「依頼者さまと密な関係を築ける」ことを理由に弁護士になった毛利先生は、どのような事件を解決してきたのでしょうか?

01 原点とキャリア

依頼者と密に関係を築きたい。弁護士になった読書好きな少年

――どのような少年時代を過ごしたのですか?

子どものころは読書が好きで、特にミステリー小説が好きでした。
登場人物の複雑な関係や事件の伏線の整理など、頭を使って読むことが面白かったです。

登場人物の誰かに感情移入するというよりは、全体を客観的に見渡してポイントを掴むことが得意でした。


――弁護士を目指した理由を教えてください。

司法試験に合格しなければなれない職業として、裁判官や検察官、そして弁護士とあります。
そのなかでも、弁護士は依頼者さまと密に関係を築くことができ、そして仕事の内容や進め方を自ら決められるため、目指そうと思いました。

弁護士になった今、あらためて考えると子どものころの読書の経験が役に立っています。

弁護士は文章を読んだり書いたりすることが比較的多い職業です。
文章を正確に理解したり、矛盾点に気づくことは得意だと思っています。

人と話していても、相手が話す内容を深く理解しながら聞けます。


――現在、扱っている事件を教えてください。

はじめの事務所では、離婚や相続を中心に扱っていました。
その後独立しますが、今でもこのふたつの事件を中心に扱っています。

家事事件は法律のロジック以上に、依頼者さまのお気持ちが強く表れます。
そのため、法律論だけで一筋縄にはいかないことがよくあるのです。

私は依頼者さまのお話をよくお聞きしながらも、事件の全体像を思い浮かべたうえで、依頼者さまの最大の利益を総合的に考えます。

02 解決事例①

分からない相続人と債権者からの連絡。依頼者のために最善を

――印象に残っている事件を教えてください。

ある方から相続のご相談を受けました。
ただ、依頼者さまは自分以外の相続人が誰なのか分かっていない状況だったのです。
最終的には依頼者さまを含めて相続人は3人でしたが、はじめは人数さえも分かっていませんでした。

そのため、私は不動産関係の情報や行政への確認など、さまざまな手段を用いて相続人の方を探しました。

結果的に相続人は見つかりましたが、これまで面識のない方たちばかりです。
その状態で、いきなり相続の話をするのは難しかったのです。

そこで、私が個別に手紙を書いたり電話をしたりしながら、ご説明しました。

遺産分割において多少の交渉が必要だったものの、最終的に依頼者さまは3,000万円もの遺産を相続することができました。


――誰が相続人か分からないことがあるのですね。

一方、無事に相続が終わって時間が経ってから、新たな負債が発覚することもあります。

あるとき、依頼者さまのもとに、被相続人の債権者から連絡があったそうです。
しかし、相続はすでに終わっているはず、という認識の依頼者さまは身に覚えがありません。

そこで、確認すると確かに返さなくてはならないお金があるとわかりました。

ちなみに相続放棄ができるのは、相続(新たに分かった財産・負債)があると知ってから3か月以内です。
依頼者さまがご相談に来られたのは、3か月に迫ろうというタイミングだったため、私も少し焦りました。

しかし、裁判所に事情を説明して、どうにか期限までに相続放棄できました。

03 解決事例②

DV被害者が安全に離婚するために奔走。犯罪被害者支援も

――離婚の解決事例も教えてください。

依頼者さまはある女性でした。
旦那さまからDVを受けており離婚を希望していました。
しかし、現在も一緒に住んでいるということで、まずは物理的に距離を取る必要があったのです。

このようなケースで旦那さまと話し合おうとすると、火に油を注ぐことになり、ますます依頼者さまの身が危険にさらされます。
ましてやお子さんもいらっしゃったので、なおさらリスクの高いことはできません。

そのため、まずはお子さんと共に安全に別居をするところから始める必要があり、行政や警察の協力を得ながら、どうにか引き離すことに成功しました。


――このような事件では、依頼者さまと連絡を取ること自体が難しそうですね。

そうなんです。
旦那さまに気づかれないようにする必要があるため、LINEなどテキストでのコミュニケーションがメインでした。
また、別の事例では、私との連絡用に新しいスマートフォンを用意したこともあります。


――その後、どうなったのですか?

タイミングを見計らって、依頼者さまとお子さまに逃げ出してもらい、行政やNPO法人が運営する緊急避難施設につなげることができました。

それから私が代理人となり旦那さまと話をして、無事に離婚できることになりました。

このようなケースでは、依頼者さまが離婚後の生活において、経済的に困窮することがよくあります。
そのため、必要な福祉サービスにつなげたり、場合によっては生活保護の手続きをサポートしたりと、離婚後の生活についてもフォローするようにしています。


――家事事件とは別に、犯罪被害者の支援も行っているとお聞きしました。

そうですね。

事件(刑事事件)の被害に遭われた方は、突然身に降りかかったことに対して不安をいだいています。
そのため、ご自身だけで警察への相談や示談に対応することが難しい場合があるのです。
そういったとき、私が被害者の方をサポートしています。

また、刑事事件の裁判を傍聴して被告の様子を調べたり、被害者参加制度で出廷するときに、代わりに私が出向いたりします。

04 弁護士として心がけること

相手の利益とのバランスを。個別事情への対応が弁護士の価値

――弁護士として、どのようなことを大切にしていますか?

まずは依頼者さまの利益を最大化することを心がけています。

ただ、難しいのは、家事事件の場合、争う相手が家族や親族という場合があります。
事件が解決したあとも、相手との関係が著しく悪くならないよう、相手の利益とのバランスも考えています。

「相手の利益を考える」というのは、一見依頼者さまのためになってないと思われるかもしれません。
たしかに短期的に見ればそうかもしれませんが、家族や親族としての関係は今後も続いていくため、依頼者さまの長期的なメリットも考えたうえでご提案します。

今後もこのようなスタンスで弁護活動を続け、地元の鶴見に貢献できる弁護士になりたいと思っています。


――最後に毛利先生から、法律に困っている人へメッセージをお願いします。

困ったことがあれば、とにかく早めにご相談に来ていただければと思います。
インターネットや生成AIを使って調べたり、悩んだりしてから相談に来られる方もいらっしゃいます。
ただ、場合によっては「もう少し早く来てもらえれば、取れる選択肢が多くあった」ということもあるのです。

インターネットによって法的な情報へのアクセスは容易になりました。
しかし、アクセスできる情報は一般的なものであり、依頼者さまのお考えと合っていないこともあります。

特に家事事件においては、合理的な判断が必ずしも依頼者さまにとってよい判断とは限りません。

そのギャップを埋めるために、生身の弁護士が必要なんです。

何か困ったことがあれば、まずはご相談いただければと思います。
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