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たしろ じゅんいちろう

田代 隼一郎弁護士

有岡・田代法律事務所

赤坂駅

福岡県福岡市中央区大名2-4-22 新日本ビル410

対応体制

  • 法テラス利用可
  • 分割払い利用可
  • 後払い利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • WEB面談可

注意補足

無料電話相談(電話での無料相談)は、15分程度を目安とさせていただきます。夜間・休日の面談は、事前予約が必要となります。

賠償責任は誰にあるのか。後遺障害等級に異議申し立てを勝ち取り、困難な裁判で勝訴的和解。

古巣での約10年の勤務を経て、移籍先で新たなキャリアを踏み出した有岡・田代法律事務所の共同代表・田代 隼一郎(たしろ じゅんいちろう)弁護士。
その持ち味は、どんなに困難に見える事件にも、突破口を見つけ出して事態を打開する馬力と執念です。
困難な裁判で勝訴的和解をもぎ取った交通事故訴訟をはじめ、難局を切り抜ける極意をお聞きしました。

01 これまでのキャリア

約10年の節目に移籍し、共同代表に就任。柔道部の先輩とタッグ

ーー現事務所には移籍したばかりだとお聞きしました。

2023年4月に移籍し、事務所名を新たにして共同代表に就任しました。
それ以前から事務所を切り盛りしていたもうひとりの代表は、弁護士歴が約40年に及ぶベテランです。
九州大学柔道部の大先輩でもあるんです。

そんな現事務所では、個人、企業のお客様から幅広いご相談をお受けしています。
医療問題など特殊な知識を要する事件の経験が豊富な点も特徴ですね。


ーーそれ以前はどんな活動をされていたんですか?

同じ福岡市内にある法律事務所に、約10年間在籍していました。
企業法務や労働問題、交通事故、離婚・男女問題、相続、不動産問題などを幅広く担当し、実践経験を積みました。

実はその事務所の代表は、大学の柔道部で指導いただいた師範の子供兄妹なんですよ。
大学4年間、柔道の練習は厳しいものでしたが、そこで生まれた出会いと縁にはとても感謝しています。

02 得意分野と強み①

他事務所に断られた交通事故の裁判。約5年かけて勝訴的和解へ

ーー幅広い分野をカバーしているなかで、事件を解決するために大事にしていることは何でしょう?

一見すると難しく思えるような事件でも、徹底的に調査し、解決の糸口を探り当てる。
そこは私が最も大切にしているスタイルで、強みではないかと考えています。

先日、それを物語るようなある事件の依頼者がお礼に来ていただきました。

その方は、歩行中に車両にはねられ、大ケガを負ってしまった方です。
実は、私にご相談いただく前に何ヶ所も別の弁護士に相談したものの、すべて断られてしまったそうなんです。


ーーそれはどうしてですか?

事故を起こした車両が運転手のものではなく、所有者が別に存在していたからです。
運転手は、友人の親族名義の車両を又借りしていたんですよ。
しかも、まだ若くて無保険でもあったため、賠償金を支払う能力がなかったんです。

そうなったときに、所有者の責任を問うて賠償を請求できるかどうか。
そこが高い壁となり、「請求できる見込みはない」などとして何度も拒否されてしまったらしいんです。

ただ、私は「何か打てる策があるはず」「十分可能性はあるんじゃないか」とすぐに調査に取り掛かりました。


ーー結果はどうなったんですか?

裁判で徹底的に争い、最終的には勝訴的和解で終えることができたんです。

所有者の相手は、「自分は又貸しは許していない」として責任はないと明確に争ってきました。
裁判では互いに激しく主張をぶつけ合う展開になりましたが、裁判所からは所有者の責任を認める前提での和解を提案されたんです。
過去の判例を遡って入念に調べるなどし、それを根拠に所有者の責任も問えるはずだと訴えた結果です。

それと、その裁判ではもうひとつ、大きな争点があったんです。
依頼者さまが事故で負った後遺症の問題です。

03 得意分野と強み②

めまいなどの後遺症、異議申し立て等級アップ。医学書を徹底調査

ーー裁判で争点になった後遺症の問題。詳しく教えてください。

依頼者さまは事故に遭ってから、外傷だけでなく目眩(めまい)などの症状にも襲われるようになったんです。
ただ、目眩は外からだと症状がわかりづらいこともあって、相手方は「後遺症はない」と反論してきたんですよ。

そもそも、それ以前の自賠責保険でも、当初は後遺障害等級で14級の認定にとどまっていました。
ですが、異議を申し立てて12級に引き上げたんです。


ーー異議申し立てを通すのは、決して簡単なことではないと思いますが。

あのときは、整形外科医とともに耳鼻咽喉科の医師にも協力を仰ぎ、詳細な診断書を用意してもらいました。
それが等級を上げる大きな決め手になったかたちです。
その後の裁判でも、そうした医師の意見書などを証拠として提出しました。

車両の所有者の賠償責任と、深刻な後遺症の認定。
長丁場の闘いでしたが、どちらも依頼者さまに十分納得いただける内容と金額で決着でき、大変感謝していただきましたね。


ーー他事務所に断られ、雲をつかむようなところからの見事な挽回ですね。

果たして勝ち目があるのかどうか、最初は手探りでしたからね。
とくに後遺症の立証には苦労した記憶があります。

あのときは、母校でもある九州大学の医学部図書館によく通いましたよ。
医学文献や専門書を読み込み、大事な部分はコピーして勉強したりと必死でしたね。

すべては、より実態に即した診断書や意見書を医師に用意してもらうためです。
そのためには、医師に丸投げするのではなく、私自身が症状やそのメカニズムなどを学び、理解する必要があったんです。

交通事故に関しては、本件以外にも多くの事件を解決してきました。その数は数百件になるはずです。
現在は、被害者の迅速な救済を図る公益財団法人交通事故紛争処理センターの嘱託弁護士(福岡支部)も任せていただいています。

04 弁護士としての原点と今後

柔道経験で培った努力で切り拓いた今。粘り強さは「誰にも負けない」

ーー持ち前の執念や粘り強さは、どうやって培ってきたんでしょうか?

「おまえには根性があるから司法試験を受けてみんか?」。大学の柔道部の師範からいただいたこの一言が、自分の進路を決定するきっかけになりました。未経験で入部したんですが、必死に食らいつく姿を見ていてくれたんだと思います。

ただし、大学時代は柔道ばかりの毎日だったこともあって、その後進学したロースクールでは周りのレベルに追いつくのにとても苦労もしました。

「人と同じことをやっていても、絶対に(司法試験に)受からない」。
そう危機感を覚え、そこからは「誰よりも勉強しよう」と寝る間も惜しんで勉学に励みました。
改めて考えると、私はこの人生を地道な努力と執念で切り拓いてきたように感じます。


ーーキャリアは第2章の幕が上がりました。最後に、今後の意気込みをお聞かせください。

依頼者さまのために、どれだけ時間と労力を捧げられたか。
私たち弁護士の仕事は、そこが最も重要な評価指標であり、本質ではないかと考えています。

どんなに難しい事件、逆境にさらされても、徹底的にリサーチし、最後まで根気強くトライし続ける。
その点においては誰にも負けない気持ちで、これからも依頼者さまのために全身全霊を注いでいく覚悟です。
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