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かわぐち はるひさ
川口 晴久弁護士
西船橋ゴール法律事務所
西船橋駅
千葉県船橋市西船4-14-12 木村建設工業本社ビル503
対応体制
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注意補足

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インタビュー | 川口 晴久弁護士 西船橋ゴール法律事務所

脅迫罪で起訴、一審敗訴も控訴審で逆転無罪。0.1%の壁を打ち破った刑事裁判に強い仕事人

年間100件以上のペースで、刑事事件の相談を受けている西船橋ゴール法律事務所の川口 晴久(かわぐち はるひさ)弁護士。
有罪率が99.9%に上るとされる日本の刑事裁判で、無罪を二度も獲得しています。
被害者と示談交渉ができないなかで、「贖罪寄付」という策を打ち土壇場で不起訴処分を手にしたことも。
「悪人」のレッテルを貼られた被告人を、あの手この手を駆使して救い出そうとする姿を追いました。

01 弁護士としてのキャリア

刑事事件の相談件数は600件以上、受任も120件超。無罪判決も

ーー現事務所は2023年1月に開業されたばかりとお聞きしました。

同じロースクールに通い、以前の事務所でも一緒に働いていた同期と2人で立ち上げました。
長い付き合いですから息はぴったりで、コンビネーションは抜群だと思います。


ーー以前在籍していたのはどんな事務所だったんですか?

刑事事件を重点的に扱っている事務所でした。
それに離婚などの家事事件、交通事故が続き、それ以外にも一般民事を幅広く経験しました。

刑事事件は群を抜いて多かったですね。
私自身は約6年半のキャリアのなかで、これまでに600件以上のご相談を受け、受任件数も120件を超えます(2023年5月現在)。

窃盗、暴行、強盗、交通犯罪、性犯罪、横領、詐欺、薬物、少年事件など、さまざまな事件に携わってきました。
そのなかには、マスコミに取り上げられるような重大犯罪、0.1%しかないといわれる無罪判決を二度獲得したこともあります。

02 得意分野と解決事例①

脅迫罪と性犯罪で無罪を獲得。「依頼者さまは泣いて喜んでくれた」

ーー数少ない無罪判決を、しかも二度もですか。どんな事件だったんですか?

ひとつは、ある高校教師が保護者を脅迫したとして起訴された事案です。

発端は、ある生徒の退学処分をめぐる保護者と教師との電話のやりとりでした。
保護者いわく、処分に納得がいかず食い下がっていると、教師から「しつこいとヤクザを出すぞ」などと脅されたというのです。

一方、依頼者さまである教師の見解はまったく異なるものでした。
「脅迫とされるようなことは一切言っていない」と断言されたんです。

それで脅迫していないことを裏付けるような証拠を集め、一審は有罪となったものの控訴審で逆転無罪判決が下り、そのまま確定した事件でした。

依頼者さまは泣いて喜んでくださいましたね。

また、これとは別にもうひとつ、性犯罪をめぐる事件でも無罪判決へ導いたこともありました。

03 得意分野と解決事例②

被害者と示談できずも「贖罪寄付」で不起訴へ。粘りと執念の弁護

ーー被告人の弁護は世間の風当たりが強い側面もあると思います。どんな思いで事件に当たっているのでしょう?

いくら悪いことをした人にも、守られるべき権利があります。
それに、犯罪に至るには何かしら汲むべき事情があったり、謝罪の意思があったりするものです。

そうした点をしっかり主張し、判決に反映させること。
それが、被告人の利益を守る弁護人の務めです。

私自身は過去に一度も、世間の風当たりに怯むようなことはありませんでした。
むしろ、依頼者さまとお話をしていると、気持ちが乗り移ったように「なんとかしたい」「味方になりたい」と感情が高ぶってくるんですよ。


ーーその感情の一押しで、事態を打開する。そんなこともあるんですか?

盗撮で逮捕された方を不起訴処分にできたときが、まさにそうでしたね。

依頼者さまは、被害者への謝罪と被害弁償金をお支払いし、示談することを希望されていました。
ただ、被害者の連絡先を教えてもらおうと検察官に何度も働きかけたんですが、被害者は「二度と関わりたくない」としてそれは叶わなかったんです。


ーー連絡先がわからなければ、交渉の入口にも立てない状況ですよね。

ですから、検察官は有罪にする意向だったんです。
でも、私はそこであきらめませんでした。
依頼者さまのために、なんとしても不起訴処分を獲得したかったんです。

最後に、何か打てる手はないだろうか。
そう熟考し、ある策を捻り出しました。
公益団体に資金を寄付する「贖罪(しょくざい)寄付」というものです。
それによって深い反省を示したことで、検察官が考えを改めて不起訴処分としたんです。
一般的には不起訴を獲得する上であまり効果がないのではないか言われている贖罪寄付をすることでなんとか結果をだすことができました。

どんな状況でも、あらゆる手段を講じ、最後まで粘り強く取り組み結果をもぎ取る。
そこは、私が最も大事にしていることのひとつですね。

04 事件解決のスタンス

「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」。負け知らずの交渉術

ーー穏やかな語り口とのギャップが印象的です。事件現場では豹変するんですか?

そこは相手や状況に応じて、スタンスやキャラクターをうまく使い分けていますね。

相手が勢いで押してくるタイプだったら、それを押し返すくらいの強い態度で反論する。
法律論を前面に押し出してきたときは、こちらも淡々と理屈で攻める、といった具合にです。

先ほどの脅迫罪の無罪事件のように、ご本人が否認している場合は強気の姿勢で臨む必要があります。


ーー逆に、被害者との示談交渉では下手(したて)に出ることが多そうですが。

「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」。
古代中国の「孫子の兵法」に登場する有名な言葉で、「敵と味方の情勢をよく知って戦えば、何度戦っても敗れることはない」といった意味です。
交渉を含め、私が大切にしているスタンスを一言で表すなら、この言葉がふさわしいかもしれませんね。


ーー最後に、今後の意気込みや依頼者へのメッセージをお聞かせください。

私はこれまで、一貫して千葉県内でキャリアを積んできました。
困ったときに真っ先に私や当事務所を思い浮かべていただけるような、地域に頼られ、貢献できる弁護士になるのが理想です。

事務所名にあるように、問題解決の「ゴール」を目指して一緒に闘いましょう。
依頼者さまにはぜひお伝えしたいですね。
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