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やまだ けんいち
山田 健一弁護士
Tifa法律事務所
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警察介入後の刑事事件以外は現在受け付けておりません(※警察介入前の相談は受け付けておりませんのでご了承下さい。)。

インタビュー | 山田 健一弁護士 Tifa法律事務所

薬物や性依存症の克服へ、医療機関やNPOと連携。再犯防止や更生まで伴走する熱血弁護士

薬物や痴漢、盗撮、DVなどの犯罪。
その背景には依存症の問題もあるケースがあることはあまり知られていません。
医療機関やNPOと連携し、その克服や更生に並々ならぬ情熱を注いでいる弁護士がいます。
Tifa法律事務所の山田 健一(やまだ けんいち)弁護士です。
被疑者や被告人には、「意志が弱いからだ」と一言では片付けられない複雑な事情があるといいます。
依存症を断ち切るには、何が必要なのでしょうか。
依頼人の人生のやり直しにも目を向け、親身に伴走する弁護人としての熱き想いに迫ります。

01 弁護士としての実績

最重点分野は刑事事件。薬物や性犯罪など依存症が絡む問題に焦点

ーー弁護士登録後、どのような分野にて活躍されてきたのですか。

これまで、離婚・男女トラブルや相続、交通事故、労働問題など幅広い事件を扱ってきました。
なかでも経験豊富で、重点的に取り組んできたのが刑事事件です。


ーーこれまでいろんな刑事事件に携わってきたと。

殺人や詐欺、覚醒剤輸入、金融商品取引法違反など、大型事件を含めて数々の弁護に当たってきました。

とりわけ今力を入れているのが、依存症が原因で起こるような犯罪です。
具体的には薬物のほか、盗撮や痴漢などの性犯罪、夫婦間の暴力・DVなどですね。

02 得意分野と強み

医療機関での治療やNPOのトレーニングで再犯防止まで徹底サポート

ーー薬物や性犯罪は、依存症が原因になっているケースが多いんですか?

報道などでそこに焦点が当てられるケースは少ないですが、依存症に起因した事件は非常に多いんです。

「意志が弱いからだ」。
薬物や痴漢に手を染めた人はしばしば、世間やメディアからそんな言葉を浴びせられます。
ただ、本当にそうでしょうか?

私に言わせれば、ご本人たちが抱える悩みや葛藤は、決してそんな一言で片付けられるようなものではありません。
多くの人が、心のなかでは「断ち切りたい」と思っているんですよ。
ただ、依存症となると意志の力だけではどうにもならないんです。


ーー弁護士として、そこにどう関わるべきなんでしょうか?

逮捕後の早期釈放や、裁判で執行猶予判決を手にすること。
当然そのために力を尽くしますが、その後また罪を犯してしまったら意味がありませんよね。

私はその場しのぎの弁護ではなく、依存症の克服、再犯防止を踏まえた弁護活動に力点を置いているんです。

具体的には、たとえば医療施設やNPOとの連携です。
依存症を克服するための治療やトレーニングプログラムを受けていただくことで、再犯を防ぎ、更生の道を歩めるように徹底的にサポートさせていただいています。


ーーただ、一度の治療やトレーニングで克服できる人ばかりでもなさそうですが。

そうですね、それでも再犯してしまう人は少なからずいらっしゃいます。
そのときは「またか」と落ち込むこともありますが、そこは根気強く寄り添うしかないですよね。

何が足りなかったのか、どうすればより効果的だったのか。
改めて医療施設やNPO関係者らと話し合いながら、息の長いサポートをさせていただいています。
そこまで継続的に関わるのは、厳密には弁護士の領域ではないのかもしれません。

ただ、どうしても放って置けないんですよ。
ときには弁護士費用を度外視して、そうやって長期間にわたって再犯防止や更生の後押しをさせていただくようなこともありますね。

03 過去の解決事例

重度の薬物依存だった20代男性。閉ざした心を開き、口にした夢

ーー加えて、薬物や性犯罪は近年増えている印象もあります。現場の肌感覚はいかがですか?

とくに深刻な印象があるのが、ひとつは若い世代の薬物事件です。
この問題にも、「けしからん」などと安易に非難できないような複雑な事情が横たわっているんです。

10代の頃から薬物に手を染め、20代になって再犯で逮捕されてしまった男性の弁護を担当したときもそうでした。
彼には家庭の問題に加え、発達障がいが一因になっているようなところがあったんです。


ーーそのときはどうサポートしたんですか?

医療機関や更生施設と一緒に、治療や克服プログラムを練りましたね。
それもあって、再犯でしたが執行猶予につなげられたんです。

彼の依存症は重度な状況で、自暴自棄になり、将来に希望をまったく抱けないような精神状態でもありました。
そういう場合に更生するには、人生の目標をつくることも大事な要素になってきます。

これから何をやりたいのか、人生をどうやり直したいのか。
ふたりでいろんなことを話し合ったんですよ。
そしたら「◯◯になりたい」と、ある職業に就きたいと希望をぽろっと口にしたんです。


ーー本音を打ち明けてくれたと。

最初はなかなか心を開いてくれませんでしたが、しつこいくらいに接見を重ねるうちに、少しずつ信頼してくれるようになったんです。
彼が好きなマンガを差し入れたりもしましたね。

彼は現在、新たな目標に向けて歩み始めています。
今も定期的に連絡を取り合っている仲でもあるんですよ。


ーーなんとかそのまま目標に向けてひた走っていってほしいですね。

若くして薬物に手を出してしまう背景には、彼のように発達障がいなどが絡んでいるケースが多々あるんです。
学校の勉強についていけず、友人とも馴染めず、どうしても外のコミュニティに居場所を求めてしまうんですよね。
最初は興味本位でも、徐々に依存してしまうのが薬物の恐いところです。

そもそも依存症はもちろん、そうした発達障がいの部分などに適切な治療やケアがなされていないケースがほとんどです。
そうなると、それは意志の問題で片付けられる話ではなくなってきますよね。

一人ひとりが抱える背景や事情にまで深く入り込み、根本原因を断ち切るところまでサポートすべきではないでしょうか。

04 依頼者への思い

責めるのではなく、私は味方になる。だから、安心して頼ってほしい

ーー依存症となると、問題はより根深いですよね。それでもそこにこだわるのはなぜですか?

依存症を克服できなければ、どうしても再犯に走ってしまいます。
何度も繰り返すうちに世間やメディアから総攻撃を食らい、大事な家族や友人にも見放され、孤独感もあいまってまた手を出してしまう。
そういう負のスパイラルに陥ってしまうんですよ。

そんなときに反省を促したり、糾弾したりするのではなく、味方になって支えること。
それこそが、弁護士の役割ではないでしょうか。
少なくとも私は、そう確信しています。

確かに時間はかかりますし、一筋縄ではいかないことばかりです。
ただ、だからこそ「なんとかしたい」という気持ちが湧き上がってくるんですよね。


ーーちなみに、口周りのヒゲは刑事弁護を意識してのことですか?

刑事弁護と聞いて、ヒゲを連想される方はやはりいらっしゃるんですね。
よく考えると根拠は不明ですが、私も駆け出しの頃に「相手から見くびられないように」と思って生やし始めたんですよ。

実はもう剃り落としたいんですが、妻が「剃らないで」と言うもんで(笑)。
仕方なく今も生やし続けている状態なんです。

もしかしたら少し強面に映るかもしれませんが、それと実際の弁護活動はまったくの別物です。
一人ひとりの依頼者さまに親身に寄り添い、全力を尽くすことをお約束します。
困ったことがあれば、ぜひ安心して私を頼っていただきたいですね。
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