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しまだ じゅんや
嶋田 隼也弁護士
嶋田隼也法律事務所
五条駅
京都府京都市下京区烏丸通松原下ル五条烏丸町400番地 欧風館5階
対応体制
  • 法テラス利用可
  • 分割払い利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • WEB面談可
注意補足

初回相談(面談相談のみ)30分まで無料(以後、30分毎に税込5500円)。なお、電話での事前予約が必要となります。

インタビュー | 嶋田 隼也弁護士 嶋田隼也法律事務所

依頼者の話に耳を傾け、マニュアル化しない。依頼者の個々の事情を把握し、的確な方針を定める弁護スタイルへのこだわり

嶋田隼也(しまだ じゅんや)弁護士の信条は、「じっくりと話を聞く」「対応をマニュアル化しない」。
事案の種類や内容によって、類型化も可能な中で、あえて負担の大きいスタイルを貫いています。

その真意を「型に押し込んでしまうと、後になって無理が生じ、手遅れになる可能性もあります。そもそも、マニュアルありきでは依頼者の方の悩みの本質に遠のいてしまいます」と嶋田先生。

「暗黒時代だった」という司法浪人時代を振り返りながら、経験を重ねることで磨き上げられた依頼者ファーストの弁護スタイルの原点に迫ります。

01 弁護士を志した理由

司法試験の壁に跳ね返され続けた「暗黒時代」を乗り越えて辿り着いた法曹界

ーー弁護士を志した理由を教えてください。

社会人になるにあたり、自分の力で勝負がしたいと思っていました。
純粋に頑張れば頑張っただけ自分に跳ね返ってくるイメージです。
そうした想いの中で、専門性を活かして、人の役に立てる仕事にフォーカスし、資格を取得しようと。


ーー「最高峰」を目標にしたのですね。

見事に大きな壁に跳ね返されましたけどね。
法学部生としての勉強を怠ったツケで、暗黒の時代への入口になりました(笑)。
出遅れはなかなか取り戻せず、受験勉強が苦手なこともあって、結果を出せませんでした。

勉強代捻出のために飲食店などでバイトをしていましたが、いつの間にか店長が自分より若くなっていたり。
「いったい自分は何をやっているんだ…」と本当に苦しい時期でした。

「この努力を結果につなげるしか道はない!」という悲壮な思いだけで乗り切った感じです。

02 経歴と弁護スタイル

型にはめない弁護スタイルの原点。司法浪人時代にバイト先の労働問題の改善も。

ーーそんな苦労を経て、いまのご活躍がある。

あの辛く、惨めな毎日も、今となってはたしかに、謙虚さ(ほんの少しですが)や粘り強さとして身になっている気はします。

たくさんのアルバイトも経験し、なかには法的に問題のある労働条件を課している企業も。
いち労働者として、問題意識を持つ一方で、経営状況からすると、容易には労働条件を改善することは難しいという使用者側の事情があることも学びました。

当時は司法浪人の立場でしたが、あるバイト先では法的に問題のある労働環境を、私が前面に立って経営者と交渉して改善したこともあります。

振り返ってみれば、どの経験も弁護士として活動していく上で糧になっているなと、今なら思えます。


ーー事務所選びでは、どんなところを重視していたのですか?

専門性を磨くよりも、いろいろな分野を経験したいという想いがありました。

入所した事務所は、企業の顧問先が非常に多く、人事・労務、債権回収、契約交渉といった中小企業法務を中心に、離婚、相続、交通事故などといった一般民事も取り扱っていました。
そのため、幅広い分野に携わることができ、弁護士としてのベースを築けました。
特に企業法務は、企業の経営状況や代表者のキャラクターなどによって、企業側の考え方は様々なので、日々顧問先の企業の代表者と接する中で、弁護士が何を求められているか、その中で弁護士としてどのように貢献すべきか、日々勉強させていただきました。


ーー依頼者との対応ではどんなことにこだわっているのですか?

マニュアル化しないことです。
法律問題は、やろうと思えばかなりパターン化できます。
その方が効率的ですし、負担も少ないです。

ただ、依頼者目線に立てば、希望される解決は依頼者の数だけあります。
それをマニュアル化して、型に押し込んでしまうようだと、事件の途中で無理が生じてしまうケースがあります。依頼者や相談者の話を聞かずに、一般的に事案の解決に必要な事実のみを弁護士から一方的に聞いてきたことのツケが回ってくるということです。
そもそも、マニュアルありきでは、依頼者の方がご自身の望むことを口にしづらくなります。
当然、満足度や弁護活動の質の低下につながっていくでしょう。

だから私は、一人ひとりとしっかり向き合い、丁寧にお話を伺いながら、それぞれに最適なオーダーメイドの解決を目指すよう心がけているんです。

03 解決事例・こだわり

相続、労働問題では、諦め半分の依頼者に期待以上の結果で報いた実績も

ーー依頼者ファーストで、いかに不安にさせないよう解決へ導けるかが弁護士としての真価だと。

不安な気持ちやモヤモヤした想いには、当然原因があるはずです。
一人で思い悩む人もいれば、友人や親族に相談する人もいるでしょう。

でも、明快な答えが欲しいなら、弁護士に相談するのが一番的確だと私は思うんです。

ある相続の事案で、遺言書に記載されている自身の相続分が非常に少なく、不安を感じ相談に来られた方がいらっしゃいます。

兄弟姉妹間の揉め事だったのですが、兄弟姉妹の一人が被相続人を取り込んで、遺産の独占を企てていたのです。
民法には、遺留分という相続人に保障された権利がありますから、まずは遺留分を侵害されたと主張しなければなりません。
加えて、親を取り込んで遺言を作成するようなケースでは、生前贈与などにより、相続が発生する前から、徐々に親の財産を譲り受けているケースが多いです。
そのケースでは、最初から相手に弁護士がついていて、私が代理人に就任して早々、相手方より金銭の提示がありました。
しかし、被相続人である親の遺産や生前持っていた預金口座などの取引履歴を調べ、疑わしい取引を一つずつ相手方に問い正しました。
その結果、数千万円の生前贈与を、遺留分算定の基礎に組み込むことに成功しました。

依頼者の方は、遺言書に記載されている通り、「自分は相続させてもらえないんだ」と諦め半分でした。しかし、弁護士に相談したことで、泣き寝入りどころか望外のリターンも得られたわけです。
遺留分を請求することにどこか心理的な抵抗を感じている方もいらっしゃるかと思います。
しかし、遺留分は、遺言でも奪うことのできない法律で認められた権利です。
抵抗を感じる前に相談することをお勧めします。また、悩んで結論がでないまま放置してしまうと、すぐに時効にかかってしまいます。
遺留分の請求は、相続発生や遺留分侵害を知ってから1年以内にしなければなりません。
考えても答えが出ず、一旦置いておこうと思っているうちに、時効にかかるケースは多いです。
悩む前に、まずは弁護士に相談してみてはどうでしょうか。それから考えてみるのもありかと思います。


ーー少しでも早く弁護士に相談することが一番大切だと。

労働問題の事案で、突然解雇された方の相談を受けたこともあります。
依頼者の方は、あまりに突然のことでどうしていいかわからず、相談に来られました。

合理性・相当性のない解雇はもちろん認められません。
ですから、すぐに労働審判を起こしました。
依頼者の方にはじっくりと解雇に至った経緯を聞き、有利な材料も得た上で労働審判に臨みました。
結果、多額の解決金を会社から獲得し、依頼者の希望通りの結果を手繰り寄せました。

他方で、その事件を企業側の視点でみると、企業側には反省すべき点があります。
問題社員に対して適切な法的手続きをとらず、感情が先走って懲戒解雇処分をした結果、問題社員が私の所へ駆け込み、労働審判を起こされ、結果的に多額の解決金を支払うことになったわけです。

早い段階で「問題社員がいる」と弁護士に相談していれば、解雇以外のいい方法があったはずです。
たとえば、まずはその社員を戒告処分にして、その後、社員に問題行動があれば都度指導し、徐々に重い処分をしていきます。
そして、それらを逐一証拠化しておきます。それでもその社員が言動を改めないなら、退職金を払って自分から辞めてもらう、それができない場合、最後の手段として解雇するというものです。
そこまでしていれば、いくら労働契約法などの法律が、労働者有利な法律といえでも、裁判で解雇が有効と判断される可能性が高まります。
そういった段階を踏まずに一発解雇してしまったばかりに、結果として労働者に多額の解決金を支払い、労働審判に多分の労力を費やし、弁護士費用を支払うことになり、結果として大損してしまいます。

今の時代、インターネットである程度の法律知識を仕入れることができます。
ただ、それこそ一般的な、パターン化された事案に関する知識だったり、時には不正確な法律知識が載っていたりします。
そのため、ネットで見たことがそのままその方に適用されるのかはわかりませんし、不正確な知識に踊らされる可能性もあります。
やはり、少しでも早く、弁護士に相談することをお勧めします。

04 弁護士としての想い

一人でも多くの方に「安心」の実感を。不安が和らぐこだわりの空間でお待ちしています

ーー法律の専門家としての頼もしさを感じます。

良い弁護士は、決して法律の知識が豊富なだけではないと私は思っているんです。
法律の知識はもちろん、法律以外の知識、いろいろな業界のルール、常識などにも精通していなければ、真の意味でベストといえる助言はできません。弁護士が法律的に完璧だと思う回答をしても、その業界の常識とはかけ離れた回答であれば、そのような回答は何の意味もありません。私もまだまだ勉強を続けなければいけないなと日々感じています。


ーー2023年には独立されています。最後に決意と抱負をお聞かせください。

私を頼ってくれる方を増やしたい、というのが今の率直な想いです。
弁護士にご相談いただければ、それは不安な状況からの前進・脱却への一歩となります。
私は、一人でも多くの方に「安心」を実感いただきたいんです。

頑張った分だけ自分に跳ね返ってくる仕事だと選んだ、弁護士という職業。
いま、他人の人生を背負う責任の重さと同時に、大きなやりがいを感じながら日々事案と向き合っています。

独立したことで、全てを自分の裁量で動かせるようになりました。
不安よりもワクワクした気持ち、そして依頼者の方のために、これまで以上に全身全霊を尽くすんだという想いにあふれています。

オフィスは、堅苦しさを排除し、安心感を抱いてもらえる内装にしています。
訪問するだけでも不安が和らぐようなこだわりの空間でお待ちしていますので、一人でお悩みにならず、どうぞ気軽にお立ち寄りください。
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