かねこ ともかず
金子 智和弁護士
弁護士法人長瀬総合法律事務所 日立支所
日立駅
茨城県日立市幸町1-4-1 4階
インタビュー | 金子 智和弁護士 弁護士法人長瀬総合法律事務所 日立支所
会社の悪評や逮捕記事の投稿を1週間以内に削除。ネットの風評被害に強い茨城出身の弁護士
茨城県内に複数拠点をもつ弁護士法人長瀬総合法律事務所。
地元出身の金子 智和(かねこ ともかず)弁護士は、とくにインターネット上の誹謗中傷・風評被害に強く、何度も投稿の削除や発信者の特定を成し遂げてきました。
事務所として年間数百件の解決実績を誇る交通事故や、約150社超の顧問先を抱える企業法務にも力を入れています。
愛する茨城と、そこに暮らす人々のために、どんな思いで事件に向き合っているのでしょうか。
地元出身の金子 智和(かねこ ともかず)弁護士は、とくにインターネット上の誹謗中傷・風評被害に強く、何度も投稿の削除や発信者の特定を成し遂げてきました。
事務所として年間数百件の解決実績を誇る交通事故や、約150社超の顧問先を抱える企業法務にも力を入れています。
愛する茨城と、そこに暮らす人々のために、どんな思いで事件に向き合っているのでしょうか。
01 現事務所の特徴
県内に複数拠点、茨城最大級の規模と実績。生まれ育った地元への思い
ーー現在所属しているのは、どんな事務所なんですか?
牛久市にある本部に加え、日立市と水戸市にも支所があります。茨城県に限らず、全国各地からから多くのご相談をいただいています。
弁護士は私を含め9人(2023年8月現在)、民事事件から刑事事件、企業法務まで幅広くカバーしています。
ーーそこに入所を決断した理由もうかがいます。
ひとつは、代表の人柄です。
人格者であり、依頼者さまのために常に全力を注ぐ姿勢に心を打たれました。
それと、何よりも生まれ育った茨城のために働きたかったんです。
私の出身地は、常陸大宮市です。
大学時代こそ県外で過ごしましたが、地元への思いは人一倍強い自負があります。
育てていただいた地域の方々に、少しでも恩返しがしたい。
そんな思いで現事務所の門を叩きました。
牛久市にある本部に加え、日立市と水戸市にも支所があります。茨城県に限らず、全国各地からから多くのご相談をいただいています。
弁護士は私を含め9人(2023年8月現在)、民事事件から刑事事件、企業法務まで幅広くカバーしています。
ーーそこに入所を決断した理由もうかがいます。
ひとつは、代表の人柄です。
人格者であり、依頼者さまのために常に全力を注ぐ姿勢に心を打たれました。
それと、何よりも生まれ育った茨城のために働きたかったんです。
私の出身地は、常陸大宮市です。
大学時代こそ県外で過ごしましたが、地元への思いは人一倍強い自負があります。
育てていただいた地域の方々に、少しでも恩返しがしたい。
そんな思いで現事務所の門を叩きました。
02 得意分野と強み①
ネットの誹謗中傷は、スピードが命。
ーー今はどんな事件をよく扱っているんですか?
積極的に取り組んでいるのは、インターネット上の誹謗中傷・風評被害対策です。
被害者による投稿の削除や発信者情報の開示請求、逆にそれを受ける投稿者側の案件も率先してお受けしています。
また、個人の方々だけでなく、中傷や悪評の書き込みに困っている会社からご相談いただくことも多いですね。
ほかに個人案件では交通事故の経験も豊富で、企業法務も特殊な事例を含めていろんなケースに対応しています。
ーーネットの誹謗中傷は年々、被害が深刻化しているように感じます。
ただ、その対策を熟知し、注力している弁護士は東京などの大都市圏に偏っている印象があります。
比較的新しい問題ですし、関連法規は民法などのように誰もが勉強するものでもありません。
ですから、相談先を見つけるのに苦労されている方々がたくさんいらっしゃるはずです。
私はその助けになろうと、必死に勉強し、経験を積んできました。
悪質な投稿の削除や発信者を特定するには、何よりもスピード感が欠かせません。
放置していると情報が瞬く間に拡散されるうえ、発信者情報の開示請求についてはIPアドレスのログの保存期間に限りがあるからです。
ーー保存期間があることなどは、おそらく知らない人が多いのではないでしょうか。
インターネット接続サービスを提供するアクセスプロバイダのログの保存期間は、概ね3ヶ月といわれています。
その短い期間のうちに、素早く手続きを済ませなければなりません。
さらに厄介なのは、保存期間のほか、削除請求への対応なども各社・各媒体によって異なる点です。
Googleはどうなのか、Twitter(現「X」)ならどう手を打つべきか。
なかには煩雑な手続きもあるため、それを頭にインプットしているかどうかで結果が大きく変わる可能性があります。
その意味でも、ぜひ経験豊富な私を頼っていただきたいんです。
お手遅れになる前に、できる限り早めにご相談いただけるとうれしいですね。
積極的に取り組んでいるのは、インターネット上の誹謗中傷・風評被害対策です。
被害者による投稿の削除や発信者情報の開示請求、逆にそれを受ける投稿者側の案件も率先してお受けしています。
また、個人の方々だけでなく、中傷や悪評の書き込みに困っている会社からご相談いただくことも多いですね。
ほかに個人案件では交通事故の経験も豊富で、企業法務も特殊な事例を含めていろんなケースに対応しています。
ーーネットの誹謗中傷は年々、被害が深刻化しているように感じます。
ただ、その対策を熟知し、注力している弁護士は東京などの大都市圏に偏っている印象があります。
比較的新しい問題ですし、関連法規は民法などのように誰もが勉強するものでもありません。
ですから、相談先を見つけるのに苦労されている方々がたくさんいらっしゃるはずです。
私はその助けになろうと、必死に勉強し、経験を積んできました。
悪質な投稿の削除や発信者を特定するには、何よりもスピード感が欠かせません。
放置していると情報が瞬く間に拡散されるうえ、発信者情報の開示請求についてはIPアドレスのログの保存期間に限りがあるからです。
ーー保存期間があることなどは、おそらく知らない人が多いのではないでしょうか。
インターネット接続サービスを提供するアクセスプロバイダのログの保存期間は、概ね3ヶ月といわれています。
その短い期間のうちに、素早く手続きを済ませなければなりません。
さらに厄介なのは、保存期間のほか、削除請求への対応なども各社・各媒体によって異なる点です。
Googleはどうなのか、Twitter(現「X」)ならどう手を打つべきか。
なかには煩雑な手続きもあるため、それを頭にインプットしているかどうかで結果が大きく変わる可能性があります。
その意味でも、ぜひ経験豊富な私を頼っていただきたいんです。
お手遅れになる前に、できる限り早めにご相談いただけるとうれしいですね。
03 得意分野と強み②
会社批判の投稿などを1週間以内に削除。交通事故も年間数百件超
ーー誹謗中傷問題ではどんな事案を解決してきたのか。その一端をお聞かせください。
元従業員による悪意のあるクチコミに頭を悩ませていた会社と、以前逮捕されたときの記事を拡散されてしまった個人の方。
それぞれ投稿削除のご相談をいただき、どちらも1週間以内に削除できたことがありました。
会社が困っていたのは、劣悪な労働環境を流布するような事実と異なる書き込みでした。
今回は削除できたのでよかったですが、野放しにするとブランドイメージが傷つき、ビジネスに悪影響を及ぼしかねない深刻な問題です。
つい最近も、身に覚えのない悪質な書き込みに悩む病院経営者からご相談をいただいたばかりです。
その件では現在、投稿者を特定するために情報開示請求の手続きを進めているところです。
ーー 一方の逮捕の記事は、「表現の自由」との兼ね合いもありそうですね。
まさにそうした理由で逮捕記事には公益性があるとされ、名誉毀損が認められないケースが多いのが現実です。
ただ、本件は個人のブログで記事を引用しながら、依頼者さまを中傷していたのです。
ですからそれは公益目的ではないこと、そのうえで過去の裁判例などを引用し名誉毀損に当たると主張しました。
依頼者さまはまだ若く、将来のことも考え「なんとか消したい」と切実な思いを口にされていました。
無事に削除でき、ほっと胸を撫で下ろしていらっしゃいましたね。
ーー交通事故についても、強みや実績を教えてください。
事務所全体で年間数百件を超える解決実績があります。それを支えているのが、弁護士やスタッフの多彩なバックグラウンドです。
当事務所では損害保険会社から依頼を受けて代理人として対応してきた弁護士が揃っているほか、損害保険会社に長く勤務していたパラリーガル(法律事務職員)や交通事故案件の業務を専門で携わっているパラリーガル(法律事務職員)がいるんです。
ーーつまり、相手の出方を踏まえて示談交渉などを有利に進められると。
相手の保険会社がどんな戦略を練っているのか、どこを突かれると痛いのか。
そこを、かつて内部にいた人から聞けるのは心強いですよね。
私自身も保険会社との交渉や駆け引きによって、何度も過失割合を小さくしたり、損害賠償金を増額したりしてきました。
ーー企業案件も積極的に受けているとおっしゃっていましたね。
契約書レビューをはじめとする一般的な法務のほかに、紛争性のある特殊な案件も担当してきました。
代表権の争いや、「スクイーズアウト」と呼ばれる株主の追い出し、M&Aなどです。
当事務所としても約150社を超える顧問先を抱え、中小企業の経営をサポートする国の「経営革新等支援機関」にも認定されています。
元従業員による悪意のあるクチコミに頭を悩ませていた会社と、以前逮捕されたときの記事を拡散されてしまった個人の方。
それぞれ投稿削除のご相談をいただき、どちらも1週間以内に削除できたことがありました。
会社が困っていたのは、劣悪な労働環境を流布するような事実と異なる書き込みでした。
今回は削除できたのでよかったですが、野放しにするとブランドイメージが傷つき、ビジネスに悪影響を及ぼしかねない深刻な問題です。
つい最近も、身に覚えのない悪質な書き込みに悩む病院経営者からご相談をいただいたばかりです。
その件では現在、投稿者を特定するために情報開示請求の手続きを進めているところです。
ーー 一方の逮捕の記事は、「表現の自由」との兼ね合いもありそうですね。
まさにそうした理由で逮捕記事には公益性があるとされ、名誉毀損が認められないケースが多いのが現実です。
ただ、本件は個人のブログで記事を引用しながら、依頼者さまを中傷していたのです。
ですからそれは公益目的ではないこと、そのうえで過去の裁判例などを引用し名誉毀損に当たると主張しました。
依頼者さまはまだ若く、将来のことも考え「なんとか消したい」と切実な思いを口にされていました。
無事に削除でき、ほっと胸を撫で下ろしていらっしゃいましたね。
ーー交通事故についても、強みや実績を教えてください。
事務所全体で年間数百件を超える解決実績があります。それを支えているのが、弁護士やスタッフの多彩なバックグラウンドです。
当事務所では損害保険会社から依頼を受けて代理人として対応してきた弁護士が揃っているほか、損害保険会社に長く勤務していたパラリーガル(法律事務職員)や交通事故案件の業務を専門で携わっているパラリーガル(法律事務職員)がいるんです。
ーーつまり、相手の出方を踏まえて示談交渉などを有利に進められると。
相手の保険会社がどんな戦略を練っているのか、どこを突かれると痛いのか。
そこを、かつて内部にいた人から聞けるのは心強いですよね。
私自身も保険会社との交渉や駆け引きによって、何度も過失割合を小さくしたり、損害賠償金を増額したりしてきました。
ーー企業案件も積極的に受けているとおっしゃっていましたね。
契約書レビューをはじめとする一般的な法務のほかに、紛争性のある特殊な案件も担当してきました。
代表権の争いや、「スクイーズアウト」と呼ばれる株主の追い出し、M&Aなどです。
当事務所としても約150社を超える顧問先を抱え、中小企業の経営をサポートする国の「経営革新等支援機関」にも認定されています。
04 依頼者への思い
すべては、依頼者に喜んでもらうため。被害者救済の道を切り拓く
ーーこの仕事の醍醐味や、活動の原動力はどこにありますか?
依頼者さまの喜ぶ姿を見ることです。
どなたも最初は緊張され、深刻な表情を浮かべながらご相談にいらっしゃいます。
ただ、解決が近づくにつれて、だんだんとその表情が明るくなってくる方もいらっしゃいます。
依頼者さまの切実な思いに、なんとしても応えなければならない。
そのプレッシャーはありますが、それを乗り越えたときの感慨はひとしおです。
ーー弁護士に相談することに壁を感じている人もいるはずです。
そのイメージを、なんとか打ち破りたいですよね。
そのためにも、依頼者さまが何に悩んでいらっしゃるのか、最終的にどうされたいか。
私はじっくり時間をかけて、そこに真正面から向き合うようにしています。
誹謗中傷の問題についてはプロバイダ責任制限法が改正され、投稿削除や発信者特定の手続きが簡素化されました。
これまで以上に被害者を救済できる可能性が高まっています。
決してひとりで悩まず、泣き寝入りせず、ぜひ気軽にご相談いただきたいです。
依頼者さまの喜ぶ姿を見ることです。
どなたも最初は緊張され、深刻な表情を浮かべながらご相談にいらっしゃいます。
ただ、解決が近づくにつれて、だんだんとその表情が明るくなってくる方もいらっしゃいます。
依頼者さまの切実な思いに、なんとしても応えなければならない。
そのプレッシャーはありますが、それを乗り越えたときの感慨はひとしおです。
ーー弁護士に相談することに壁を感じている人もいるはずです。
そのイメージを、なんとか打ち破りたいですよね。
そのためにも、依頼者さまが何に悩んでいらっしゃるのか、最終的にどうされたいか。
私はじっくり時間をかけて、そこに真正面から向き合うようにしています。
誹謗中傷の問題についてはプロバイダ責任制限法が改正され、投稿削除や発信者特定の手続きが簡素化されました。
これまで以上に被害者を救済できる可能性が高まっています。
決してひとりで悩まず、泣き寝入りせず、ぜひ気軽にご相談いただきたいです。