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さけもと ひろゆき

酒元 博之弁護士

守口法律事務所

守口市駅

大阪府守口市河原町10-15 トークティ守口A棟227

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2,000件超の借金相談を受けた大手事務所の元支店長。ショッピングセンター内で開業した理由

京阪電鉄・守口市駅から徒歩1分。
買い物客で賑わうショッピングセンター内に、地域住民に向けて開かれた法律事務所があります。
2022年4月に開設された守口法律事務所です。
共同代表の酒元 博之(さけもと ひろゆき)弁護士は、大手法律事務所で支店長を務め、2,000件を超える債務整理の相談を受けてきました。
交通事故や不貞の慰謝料、未払い残業代請求などにも力を入れています。
システムエンジニアから転身した理由、命と暮らしを守る原点とはーー。

01 弁護士を目指した理由

元システムエンジニア。阪神・淡路大震災を経て、40歳を過ぎ一大決心


ーー以前は会社員だったようですね。なぜ弁護士になろうと思ったんですか?

弁護士になる前は、システムエンジニアとして10年以上働いていました。
法律とは畑違いの世界です。

システム開発から法曹界へ。
その大きなきっかけのひとつが、私の地元・兵庫を襲った阪神・淡路大震災でした。
馴染みの駅はぺしゃんこに倒壊し、亡くなった人もたくさんいらっしゃいました。

そしてある日、その震災に関するドキュメンタリー番組を観たときのことです。
それは、倒壊したマンションが法律の壁に阻まれ、野放しになっている様子を伝えるものでした。

実は、少し前から弁護士の仕事に興味を持ち始めていたんです。
そんなときに突如やってきた、震災とそれをめぐる法律問題。
身近な悩みごとを解決できる弁護士になろうーー。
その瞬間、私の心が固まりました。

02 得意分野と強み①

累計相談2,000件超、借金・債務整理に強い大手事務所の元支店長


ーー実際に弁護士になってからは、どんなキャリアを辿ってきたんでしょう?

全国に支店をもつ大手法律事務所で経験を積み、2022年4月に同期と2人で現事務所を立ち上げました。

前職時代には関西にある支店長も任され、債務整理や交通事故、労働問題、不貞による慰謝料請求などの家事事件を中心に事件処理に当たってきました。

なかでも当時、相談・受任件数が圧倒的に多かったのが債務整理です。
過払い金の請求を含め、これまでに2,000件を超えるご相談をいただいてきました。
借金問題は私の最大の強みであり、現在も重点的に扱っている分野のひとつになります。


ーー過去にどんな事案を扱ってきたのか、具体的な解決事例を教えていただけますか?

印象に残っている個人再生のエピソードがあります。
裁判所に「任意整理」を勧められたものの、依頼者さまが希望された「個人再生」を押し通した事案です。

「毎月の返済に苦しみ、日々の生活がままならない」。
そんな悲痛な声を届けてくださった依頼者さまは、投資に失敗し、1,500万円近い借金を抱えてしまったとのこと。
そして、破産ではなく個人再生をご希望でした。

その通りに手続きを進めていたんですが、裁判所から「待った」がかかります。
「支払い不能のおそれがないのではないか」と判断され、任意整理を勧められたんです。

個人再生には、支払い不能のおそれがある必要があります。
実は、依頼者さまは普段はお仕事をされていて、高収入を手にしていたんです。


ーーただ、依頼者としては任意整理を避けたかったわけですか?

任意整理は、個人再生に比べて返済額が高額になるのが一般的です。
また、信用情報にブラックリストとして登録され、完済から5年ほどは新規の借り入れやローンを組むことなどが難しくなります。

依頼者さまの収入が高額だったのは事実です。
ただ、お子さまがいらっしゃり、生活費や進学費が膨らんでいくことは明白でした。
裁判所には、そうした特別な事情を記した上申書を計7度ほど繰り返し提出しました。
そして、最後になんとか認めてもらえたんです。
あきらめずに、根気強く訴え続けた結果でしたね。

03 得意分野と強み②

交通事故の後遺障害、定職なしでも逸失利益を手にしたロジック


ーーそうした粘り強さや執念は、他の分野でも大事なポイントになりそうです。

交通事故と家事事件についても、同じように過去の解決事例をご紹介しますね。

まずは、交通事故です。
大ケガを負い、後遺障害が認定された被害者の損害賠償をめぐる争いです。

大事な争点になったのが、逸失利益でした。
これは、事故がなければ得られたであろう将来の収入のことです。
損害賠償において、この逸失利益が全体の金額を大きく左右します。

ただ、被害を受けた依頼者さまは当時、自営業のご家族を手伝っていた程度でほとんど収入がない状況でした。
逸失利益が認められず、賠償金がかなり目減りしてしまう恐れがあったんです。


ーーそんなときは、どうするんですか?

確かに、依頼者さまは事故当時、定職についていませんでした。
ただ、過去には定職経験があり、何度か転職もなさっていたんです。
そのひとつがトラックの運転手だったのですが、当時は有効求人倍率が上昇していました。

そのデータを裁判所に示しつつ、「定職につく意欲が十分あった」「運送業界は人手不足で働ける可能性が高かった」などと主張したんです。
その結果、十分納得できる逸失利益を手にすることができた事案でした。


ーー逸失利益にはそういうロジックも通用するんですね。では、次に家事事件の事例をお願いします。

ご紹介するのは、不貞の慰謝料を請求した際の裁判です。

不倫した配偶者、不倫相手がともにその事実を認めず、最後までもつれた裁判でした。
それでも、最終的には不貞があったことを前提とした慰謝料を獲得することができたんです。

最大の決め手は、丹念な事実確認でした。
それをもとに反対尋問で相手の主張の矛盾点を突き、答えに窮する場面を何度も引き出したんです。

債務整理、交通事故、家事事件のエピソードを挙げましたが、それ以外にも強い思い入れがある分野があります。
未払い残業代をはじめとする労働問題です。

私自身、システムエンジニアだった頃は深夜残業が当たり前でした。
実体験がある分、長時間勤務に苦しむ方々の気持ちに寄り添うことができるはずです。
システム業界の慣習も熟知しているので、会社側との交渉を有利に進めることもできます。
泣き寝入りせず、ぜひお声がけいただきたいですね。

04 弁護士としての信念

「人生を応援したい」。事務所をショッピングセンターに構えた理由


ーー分野を問わず、事件を解決するうえで心がけていることを教えてください。

私がいつも願っているのは、依頼者さまが明るい気持ちで次の一歩を踏み出していくことです。
一時的な解決ではなく、事件後の生活、人生も見据えてアドバイスさせていただくようにしています。

心のどこかに不安や悩みを抱えていると、気持ちがどんどん沈んでいってしまうはずです。
そのモヤモヤした気持ちを少しでも早く取り除き、前向きに過ごしていただきたいんです。

当事務所は、よくあるオフィスビルの一室ではなく、駅から徒歩1分のショッピングセンター内にあります。
できるだけ敷居を低くして、気軽にご相談いただくためです。
デスクにどしっと構えて待つのではなく、私たちの方から依頼者さまに歩み寄る。
そんな事務所でありたいですね。


ーー依頼者への真っ直ぐな思いが伝わってきます。

話は変わりますが、私はドキュメンタリー番組を観るのが好きなんです。
社会問題を知る勉強になりますし、何より人ががんばっている姿を見るのが大好きなんですよ。

今であれば、NHKの『ドキュメント72時間』です。
そこに映るのは、いたって普通の人たちです。
ただ、暮らしに根付いた言葉は、政治家や経営者などとは違う独特の重みがあります。
みなさん、毎日を懸命に生きているんですよね。
その姿を見ると、私も「がんばろう」と前向きになれるし、応援したくなるんです。

40歳を過ぎ、一念発起して踏み入れた法律の世界。
悩みを抱える方々に寄り添い、少しでも前向きになっていただけるように、遅咲きの弁護士としてこれからも奮闘していきますよ。
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