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おかもと しゅきこ
岡本 珠亀子弁護士
弁護士法人ALG&Associates 東京法律事務所
西新宿駅
東京都新宿区西新宿6-22-1 新宿スクエアタワー28F
対応体制
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インタビュー | 岡本 珠亀子弁護士 弁護士法人ALG&Associates 東京法律事務所

ご依頼者様に自分の状況をしっかり理解してもらい、納得いく選択ができるようにする

離婚分野の案件を男女問わず多く担当されてきた岡本珠亀子先生。
そんな先生にこれまでのご経歴や弁護士という仕事に対する想いについて伺いました。

01 弁護士を志した理由

『人の役に立つ仕事がしたい』

ーー 岡本先生はどんな経緯で弁護士になられたのですか?

最初は漠然と、人の役に立つ仕事がしたいという思いがありました。そして大学の法学部への進学などを経て、ご依頼者様一人一人に対応して役に立つことができ、喜んでもらえる弁護士という職業に惹かれ、目指すようになりました。ですから司法試験合格を本格的に目指し始めた大学在学中の段階から、検察官や裁判官になるという選択肢は考えていませんでした。検察官や裁判官は公的な立場になってしまいますので、どうしてもそれに縛られてしまうところがあるからです。

そして司法試験での苦労もありましたが無事に合格することもでき、弁護士としての活動を始めることになりました。

02 弁護士としての活動

『ご依頼者様が最善と思える道を選択できるように』
ーー これまではどういった案件を扱ってらしたのでしょうか?

私は最初から離婚分野を中心に扱ってきました。周りからも離婚分野に向いていると思われ、自然とそうなりました。それは私が人の意見を取り入れて間を取り持つのが上手いことから、そう思っていただけたのだと思います。

離婚の案件は案件によって全然違いますし、ご依頼者様の方のキャラクター(個性)や抱えている事情も違います。ですから人によって求めているものも違います。そんな離婚分野ではマニュアル通りの対応では上手くいかず、私のように人の意見をしっかり取り入れてその人の人となりも理解して動ける人間が向いているのだと思います。

例えば相談に訪れた方が、自分で自分の事情をしっかり把握できていなかったり、どうすればいいかがわかっていなかったりする場合もあります。家庭内のことは他人に言わないことも多いですし、客観的な視点を持てていないことも大きいのだと思います。相手方の言いぶんに引っ張られて合理的な判断ができなくなっている場合もあります。ですからしっかりお話し、一緒にどういう事情なのか、どうするのが良いかなどを考え、ご依頼者様の方自身に気付いて理解していただくようにしています。そうすることでご依頼者様の方が自分でどうしたいかを、しっかりと選択できるようにさせていただくのです。

ーー 最も印象に残っている案件はどういったものがありますか?

1つの案件で印象に残っているというよりは、やはり相談していく中でその人が自分自身の本当の事情に気付いて変わっていく姿は印象的だなと思います。

例えば家庭内暴力(DV)を受けている方は弱い人が多いと思われるかもしれませんが、実は強い人が多いのです。何故なら弱い人だとDVに耐えられないのですが、強い人だと耐えることができて、それが日常になってしまったりするのです。そういう人はDVが許せないことだという認識も薄くなってしまっていますが、相談をしていく中で第三者的な意見を知ることで元来のその人の姿に戻ると言いますか、DVは悪いことだとしっかり認識していけるようになったりするのです。

それと結婚=幸せだと思っていて、その考えに取りつかれてしまっている人も意外と多くいます。ですがそうではありませんし、離婚=不幸せではありません。世間には結婚しているのが幸せで離婚されたのは不幸せと見られてしまう場合もありますが、耐えながら辛い結婚生活を続けるよりも離婚した方が幸せになれる場合もあるのです。また結婚することで経済的に依存することに慣れてしまっていた方が自分で自立していた時のことを思い出し、離婚後はしっかりと自分の足で歩くことができるようになられるのも印象的ですね。

それと男性側の案件ですと、急に女性側から離婚を言い渡されて子供とも引き離され、そんな状況を受け入れられないという方も多くいます。そういった方も相談に乗っていく中で現実を理解しながら心のステップを踏んで整理させてあげると、次第に受け入れられるようになり、しっかりと自分の状況に向き合えるようにもなっていきます。その上でその人が最善と思える道を選択できるようになるのも、やはりとても印象的ですね。

03 人柄・人となり

『離婚案件に、明確な答えは無いことが多い』

ーー やりがいを感じるときはどんな時でしょうか?

ご依頼者様に納得する選択をしてもらえ、それで満足して感謝していただけることですね。

離婚案件は本当に案件ごとに全く違い、どうすればいいかという明確な答えは無いことが多いです。その中でもご依頼者様に自分や相手の状況を理解してもらい、納得いく選択をご自身でしてもらうことができれば後悔が残ることも少ないですし、満足もしてもらえます。そこまで導くことができて喜んでもらえると、やはり嬉しいですしやりがいを感じます。


ーー 少しお仕事の話から離れますが、趣味や日課などはありますか?

音楽を聴くことですね。ジャンルはロックやオルタナティブやエレクトロニカなどで、ライブに行くこともあります。それと私は音楽を聴くことで、自分の生活リズムを作ったりもしています。例えばテンションを上げたい時は上がる曲を聴いたり、心を落ち着かせたい時は落ち着く曲を聴いたりしています。

それと美術館を巡ったり、映画を見たりするのも好きです。映画は恋愛系の映画も好きで、仕事で様々な男女の関係を見てきた分、人とは違った見方が出来ると思います。例えば『これはリアルに男女の恋愛を描いてるな』、『これはリアルじゃないな』とか自然に分析してしまっています。それとイタリア映画やフランス映画で描かれる恋愛観と日本の映画での恋愛観の違いなどを考えるのも興味深いですね。ご依頼者様とは雑談をして距離を縮めることも多いのですが、そういう場合にはこういう映画の話などが活きてくることもあります。

04 弁護士として心がけていること

『ご依頼者様それぞれに向き合い、その人に合った対応をする』
ーー 弁護士として心がけていることはありますか?

ご依頼者様それぞれが違うのだということを理解した上でそれぞれとしっかり向き合い、その人に合った対応をすることですね。

先ほども話しましたが、ご依頼者様のキャラクターや抱えている事情はそれぞれ全く違いますし、その上で求めるものも違います。ですからマニュアル通りの対応や、こちらが自分や世間の価値観などを押し付けるようなことはしないように気を付けています。離婚、慰謝料取得などのわかりやすい結果を得ることも大事かもしれませんが、それよりもご依頼者様が自分自身と向き合って自身の置かれている状況を気付いて理解し、自分で満足のいく選択ができるようになることも大事だと思っていますし、私はそれを重視しています。

それと結果や結論も大事ですが、結果や結論に至るまでの「どうしてその結果や結論になるのか」の過程もとても大事で、過程においてもご依頼者様に満足していただくためにご依頼者様には根気強くじっくりと向き合い、できることはしていきたいと考えています。


ーー ご自身の弁護士としての強みはどこだと思いますか?

親近感があって話しやすいと言われることが多いので、そういう部分が強みなのかなと思います。聞き上手と言っていただくこともあります。

そう思っていただける理由として、私自身が人への興味を常に持っていることがあると思います。そのためご依頼者様のキャラクターや事情を心から知りたいと思い、それが相手にも伝わって距離が縮まっている気がします。

それとご依頼者様には口下手で自分の考えなどを表現するのが苦手な人も多いですが、そういう方にこちらから色々と尋ねて何を考えて伝えたいのか引き出してあげるのも得意です。時には相手の心のケアにまで気を配って発言するなど、心理カウンセラーのような要素も持っていると思います。そして自分の知らなかった部分に自分自身で気づいてもらう様に導いていく時も、そういう要素は活きているのではないでしょうか。

法律的な部分も大事ですがご依頼者様あっての弁護人ですので、ご依頼者様とのコミュニケーションがしっかり取れるのが私の強みで誇れる部分でもあり、今後も活かしていきたいと思います。

05 目指す方向性

『同じ離婚分野でも1つ1つの案件は別物で、それぞれが新しい挑戦という気持ちで取り組む』

ーー 今後積極的に取り組んでいきたいことはありますか?

私の得意分野でもある離婚分野を、今後も積極的に取り組んでいきたいですね。これまで担当してきたのは男性側の方が少し多いですが、男女のどちらかが良いということはなく、男女どちらの気持ちも理解できる弁護士として男女問わず取り組んでいきたいです。

そしてこれまで離婚分野で培ってきた色々な経験を活かしていきたいなと思いますが、その上で同じ案件は無いし、ご依頼者様それぞれが1人1人違うのだということは忘れないようにしていきたいと思います。例えばご依頼者様のキャラクターや抱えている事情が、以前取り組んだ案件の1つのご依頼者様に似ている場合もあります。それでも求めているものが全く違ったりする場合もありますので、参考にはできても完全に同じ対応はできないのです。

ある意味では同じ離婚分野の案件でも、1つ1つが新しい挑戦だと思っていますし、その気持ちを忘れずに今後も取り組んでいきたいと思います。
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