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いぐち のぶひろ

井口 順弘弁護士

壱岐坂下法律事務所

水道橋駅

東京都文京区本郷1-20-5 杉浦ビル3階

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宅建を保有する不動産分野に精通した弁護士。冷静さと情の厚さで「依頼者の未来」を見据えた解決を追求

地域に密着したリーガルサービスで住民に寄り添う壱岐坂下法律事務所(東京・水道橋)の井口順弘(いぐち のぶひろ)弁護士。
一般民事全般から家事事件など、幅広い領域に対応し、とくに不動産分野では豊富な知見を活かして複雑な事案も多数解決に導いています。
「点ではなく面で解決するからこそ、弁護士の存在意義がある」と、常に事案と依頼者の状況を俯瞰して冷静に解決を探る井口先生。
「依頼者の未来」を見据えるその弁護スタンスはどのように育まれたのでしょうか。
これまでのキャリアを辿りながら、相手を思いやる弁護スタイルの原点に迫ります。

01 弁護士としてのキャリア

「旬」を大事に。タイムリーな解決にこだわる弁護スタンスの原点

ーー先生は宅地建物取引士(宅建)資格をお持ちだそうですね。

学生時代に取得しました。
弁護士になったときに何かしら役に立つだろうと。
意外にすんなりと取得でき、こんな感じで司法試験もうまくいくだろうと高を括っていました。
しかし、現実は甘くありません。
随分と苦労させられることになりました。
私は59期で、合格者が全員旧司法試験をパスした最後の年。
大きな壁を乗り越えて、なんとかそこに滑り込むことはできましたが、大学院を卒業してから10年近くが経過していました。


ーー旧試験は狭き門だったとはいえ、途中で気持ちが折れることはなかったのですか?

収入面は本当に大変でした。
生活していかないといけませんし、勉強するにもお金がかかりますから。
生活費を補填するために資格取得のスクールで講師のバイトをしていました。
宅建資格の講師でしたので、その意味では資格に助けられましたね(笑)。

合格するまでに長い時間がかかり、30歳を過ぎてくると「もう後戻りできない」という目に見えないプレッシャーもかかり始めました。
年々、重石が背中を圧迫するような、いやな感覚があったことを思い出します。
択一試験には合格していたので、それが唯一の希望となり、なんとか気持ちを折ることなくゴールまで辿り着けました。
もう諦めて講師としてやっていこうかと思ったことは、一度や二度ではありません。
だんだんと気力や体力が落ちてくるわけですから、思うようにいかなくなるんです。
この経験から私は、「物事には旬の時期がある。やれるとき、やりたい時期の勢いやエネルギーを大事にしないといけない」ということを肝に銘じましたね。

02 得意分野と解決事例

宅建取得の講師も務めた豊富な知識で複雑な不動産事案も円滑に解決

ーーようやく辿り着いた法曹界ではどのようにキャリアを重ねたのですか?

修習後は都内の事務所に入所、案件は豊富でしたので、勤務弁護士として黙々と弁護活動に勤しみました。
一般民事、家事事件など多くの事案を幅広くこなし、2年ほどで卒業しました。
その後、同期の弁護士が独立して立ち上げていた、いまの事務所に合流したんです。


ーー実質的に「独立」という感じですか?

はい。
別の事務所へ雇われにいくという感覚ではなかったですね。
職業として弁護士を選んだ理由が「自分の裁量でやっていけること」でしたので、独立するならできるだけ早くという想いはありました。


ーーその後は順調に。

最初は細々と弁護士会の仕事なども受けながらのスタートでしたが、気がつけば仕事が途絶えることはなくなっていましたね。
とくに不動産知識については、他の弁護士よりも精通しているという自負がありましたので、複雑な事案にも数多く対応させていただきました。
不動産分野は知識だけでなく、建築士や不動産鑑定士、不動産会社の方など不動産関係者の方々とのパイプもありましたので、そういうお力も借りながら、依頼者の方へ最善の解決策をご提示できたと思います。

一例を挙げれば、借地権者から依頼された事案があります。
借地権を処分する場合、第三者に売るか土地の所有者に買い取ってもらうかの選択肢があります。
そこで私は、まず土地所有者の相続人を調査しました。
すると北は秋田から南は鹿児島まで20人近い相続人がいたのです。
しかもみなさんご高齢でした。
ダメ元で調停をしましたが成立せず、次の一手として私は借地非訟と呼ばれる手続きをとることにしました。
借地非訟というのは、借地借家法・借地非訟手続きに規定された法的な手続きです。
借地権者が、各種権利の譲渡や売却、借地上の建物の増改築に関わる求めで、土地所有者に承諾を得られない場合に行われます。
最終的にはこの手続きが裁判所に認められ、依頼者の方の思いを叶えることができました。


ーー借地権をそのように扱うことができるのですね。

土地の所有権とは違い、土地を借りる権利になるので、扱いが少し複雑になります。
当然ながら知識が豊富な弁護士に依頼する方が、円滑に解決へ導いてもらえます。
もしも別の事務所で対応が難しいと言われた場合でもお力になれます。
不動産については資格を保有しているだけでなく、講師として指導経験もありますので、複雑な内容でもわかりやすくご説明できます。
気軽に相談してほしいですね。

03 弁護スタンス・信念

今を大事に、最善の方向へガイドすることが代理人の役割

ーー依頼者と接する際はどのようなことを心がけているのですか?

話をよく聞くことは徹底しています。
相談に来られる依頼者の方は、その時点で必ずしも論点が整理されているわけではありません。
だからこそ、じっくりと時間をかけて問題の本質が顔を出すまで話を遮らず、粘り強くお付き合いさせていただきます。
そのうえで、依頼者の利益を最大化することを優先するよう心がけています。


ーーいわゆる「依頼者ファースト」ですね。

というよりは、「依頼者の未来」を第一に考えるという方がしっくりくるかもしれません。
依頼者の方の意向はもちろん優先します。
しかし、それが必ずしも利益の最大化につながるとは限りません。
私は依頼者の方に、その時の感情的な納得感だけでなく、その後の人生も踏まえたよりよい結末を迎えてほしいんです。
ですから第三者の目で解決後も見据えて、どちらを選択することが中長期で利益があるのかを判断し、ご提案するようにしています。

04 弁護士としての将来像

社会情勢の変化に常にアンテナを張り、進化を追求し続ける弁護士でありたい

ーー未来まで見据えた解決を意識してもらえるなら、依頼者の方は安心して弁護を任せられますね

水道橋の地で地域密着の町弁として10年以上になります。
ずっと変わらず心がけているのは、困っている人のお気持ちにしっかりと寄り添うことです。
それは単に親身になるということではありません。いま相談に来ている、その意味を噛み締めながら、依頼者の方に向き合うということです。


ーーどういうことですか?

相談に訪れた多くの依頼者の方にとって、その時、その瞬間がお困りの度合いも一番大きいと思うのです。
勇気を振り絞って弁護士事務所を訪れていただいた依頼者の方の不安なお気持ちを少しでも軽く、できる限り早く解決へお導きすることが、私を選んでいただいたことに対する一番のお返しになると感じています。
ですから私は、「タイミング」と「質」にはこだわりたいんです。


ーー最後に思い描く理想の弁護士像を教えてください。

法律は環境や社会の変化に合わせ、アップデートされていきます。
技術の進化で今後、現在の法律では対応が難しい事案も増えてくるでしょう。
たとえばAIが浸透すれば、自動運転が普及します。
そうなった時、交通事故の責任は誰に問われるのでしょうか。
企業においてもAIによる事務処理がトリガーとなって過失が発生した場合、その責任はどうなるのでしょう。
現在では考えられないような問題がそう遠くない将来、生じる可能性があるのです。
そうなったときでなく、いまからアンテナを張り、社会情勢に合致した解決案をスムーズに提示できるよう、進化し続ける弁護士でありたいと思っています。
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