とくだ たかひろ
徳田 隆裕弁護士
弁護士法人金沢合同法律事務所
石川県金沢市兼六元町9-40
離婚・男女問題
取扱事例1
- 財産分与
離婚したくないと主張していた夫との間で財産分与を回避して調停で離婚ができた事例
依頼者:50代 女性
相談前
クライアントは、東京に住む夫と離婚するために、東京から石川県へ戻ってきて、離婚をするために、私のもとへ相談にこられました。
話を聞くと、クライアントは、投資信託や株取引で多くの財産があり、他方、夫にはめぼしい財産はありませんでした。
そのため、夫から財産分与の主張をされると、妻がせっかく貯めた財産の半分を夫にとられてしまいます。
また、夫は、クライアントと離婚したくないと主張しており、別居期間はまだ数ヶ月でした。
夫は、東京にいるので、離婚調停をすると、東京家庭裁判所で実施することになるので、婚姻費用の審判を金沢家庭裁判所で申し立て、その後に、離婚調停の申し立てをしました。
相談後
婚姻費用の審判から調停に移行し、夫は、婚姻費用の負担が発生することや、離婚で揉めていることが精神的に辛くなったのか、離婚に応じてくれることになりました。
そこで、当方は、早急に離婚に応じてくれるのであれば、これまでの婚姻費用の未払を免除することを条件として伝えました。
すると、夫は、離婚に応じてくれました。
そして、財産分与はしないという清算条項をいれて、無事に離婚が成立しました。
弁護士からのコメント
クライアントは、がんばって貯めた財産の半分を夫にとられることなく離婚できたので、とても満足してくれました。
夫が離婚に応じてくれる反応を示した時に、すかさず、夫に対して、婚姻費用を免除するというメリットを与えて、財産分与について考えさせる時間を与えなたったことが成果につながったと考えます。
鉄は熱いうちに打てというように、相手方が離婚に前向きになったら、離婚条件を早急にまとめてしまうのがいいときがあります。
クライアントは、東京に住む夫と離婚するために、東京から石川県へ戻ってきて、離婚をするために、私のもとへ相談にこられました。
話を聞くと、クライアントは、投資信託や株取引で多くの財産があり、他方、夫にはめぼしい財産はありませんでした。
そのため、夫から財産分与の主張をされると、妻がせっかく貯めた財産の半分を夫にとられてしまいます。
また、夫は、クライアントと離婚したくないと主張しており、別居期間はまだ数ヶ月でした。
夫は、東京にいるので、離婚調停をすると、東京家庭裁判所で実施することになるので、婚姻費用の審判を金沢家庭裁判所で申し立て、その後に、離婚調停の申し立てをしました。
相談後
婚姻費用の審判から調停に移行し、夫は、婚姻費用の負担が発生することや、離婚で揉めていることが精神的に辛くなったのか、離婚に応じてくれることになりました。
そこで、当方は、早急に離婚に応じてくれるのであれば、これまでの婚姻費用の未払を免除することを条件として伝えました。
すると、夫は、離婚に応じてくれました。
そして、財産分与はしないという清算条項をいれて、無事に離婚が成立しました。
弁護士からのコメント
クライアントは、がんばって貯めた財産の半分を夫にとられることなく離婚できたので、とても満足してくれました。
夫が離婚に応じてくれる反応を示した時に、すかさず、夫に対して、婚姻費用を免除するというメリットを与えて、財産分与について考えさせる時間を与えなたったことが成果につながったと考えます。
鉄は熱いうちに打てというように、相手方が離婚に前向きになったら、離婚条件を早急にまとめてしまうのがいいときがあります。
取扱事例2
- 不倫・浮気
不貞をした夫からの離婚請求に対して納得できる慰謝料をもらって離婚した事例
依頼者:40代 女性
相談前
クライアントの妻は、夫とは2年ほど別居状態でした。夫は、過去に不貞をしたものの、クライアントは、子供が大きくなるまでは、夫とは離婚せずに耐えてきました。子供が社会人になったタイミングで、夫から離婚を求められました。クライアントは、夫からの離婚の請求にどのように対処すべきかについて悩まれて、相談にこられました。
相談後
クライアントは、夫と離婚してもいいけれども、夫からある程度の金銭を勝ち取りたいという希望がありました。そこで、夫からの離婚の申し入れには応じず、婚姻費用の支払が止まっていたので、夫に対して、婚姻費用の分担の調停を申し立てることにしました。夫は、早く離婚をしたい様子でしたので、婚姻費用を長期間支払わなければならないことになるよりは、ある程度の金銭を支払うことで、離婚をまとめたいと考えるはずです。そのため、婚姻費用の調停で、クライアントが納得できる金額で合意して、離婚をまとめる方針をたてました。
弁護士からのコメント
不貞をした配偶者からの離婚の請求は、ある程度の別居期間が経過しなければ認められませんので、ある程度の期間の婚姻費用を慰謝料という形で支払ってもらうことを調停で求めました。夫は、早く離婚したいためか、こちらの要望に応じてくれて、クライアントの意向を確認しながら、夫に合計280万円を支払ってもらうことで、離婚が成立しました。クライアントは、離婚するにあたり、夫から280万円を回収できたことに、とても満足していただきました。どのタイミングで離婚するのが最もクライアントにとって得になるのかを検討しながら、調停をすすめていったので、クライアントに満足していただける解決ができました。
クライアントの妻は、夫とは2年ほど別居状態でした。夫は、過去に不貞をしたものの、クライアントは、子供が大きくなるまでは、夫とは離婚せずに耐えてきました。子供が社会人になったタイミングで、夫から離婚を求められました。クライアントは、夫からの離婚の請求にどのように対処すべきかについて悩まれて、相談にこられました。
相談後
クライアントは、夫と離婚してもいいけれども、夫からある程度の金銭を勝ち取りたいという希望がありました。そこで、夫からの離婚の申し入れには応じず、婚姻費用の支払が止まっていたので、夫に対して、婚姻費用の分担の調停を申し立てることにしました。夫は、早く離婚をしたい様子でしたので、婚姻費用を長期間支払わなければならないことになるよりは、ある程度の金銭を支払うことで、離婚をまとめたいと考えるはずです。そのため、婚姻費用の調停で、クライアントが納得できる金額で合意して、離婚をまとめる方針をたてました。
弁護士からのコメント
不貞をした配偶者からの離婚の請求は、ある程度の別居期間が経過しなければ認められませんので、ある程度の期間の婚姻費用を慰謝料という形で支払ってもらうことを調停で求めました。夫は、早く離婚したいためか、こちらの要望に応じてくれて、クライアントの意向を確認しながら、夫に合計280万円を支払ってもらうことで、離婚が成立しました。クライアントは、離婚するにあたり、夫から280万円を回収できたことに、とても満足していただきました。どのタイミングで離婚するのが最もクライアントにとって得になるのかを検討しながら、調停をすすめていったので、クライアントに満足していただける解決ができました。
取扱事例3
- 生活費を渡さない
モラハラ妻と早期に離婚したい夫が調停で離婚できた事例
依頼者:30代 男性
相談前
クライアントは、妻から日常的に「くさい」などと言わたり、あいさつをしても無視されるなど、精神的な虐待に耐えられず、別居を開始しました。
別居期間が3年ほど経過しましたので、妻との離婚を決意して、弁護士に妻との離婚の交渉を依頼されました。
クライアントのお話を聞いていると、妻のモラハラを立証するのは大変ですが、別居期間が3年も経過しているので、クライアントが離婚条件で譲歩すれば、離婚は実現できると考えました。
妻は、妻名義で貯蓄をしており、クライアントが財産分与を請求すると、妻が損をすることになるので、クライアントが財産分与をしない代わりに、早期に離婚するように交渉していくことになりました。
相談後
相手方の妻は、世間体を気にしているのか、妻にとって有利な条件を提示しても、なかなか離婚に応じてくれませんでした。
そのため、離婚調停を申し立てました。
妻は、クライアントからの離婚の理由に納得せず、多少時間はかかりましたが、直近の住宅ローン分の経費をクライアントが負担するなど、クライアントがもう一歩踏み込んだ譲歩をしたことで、なんとか、離婚訴訟を回避して、調停で離婚がまとまりました。
クライアントは、モラハラをする妻と離婚でき、婚姻費用の支払を抑えれたこと、住宅ローンの連帯債務者から抜けたこと、といったメリットがありました。
弁護士からのコメント
早期に離婚したい場合には、相手方が了解してもらえる部分まで、離婚条件を譲歩することが必要です。
裁判手続に進むと時間がかかりますので、まずは、交渉をしてみて、だめなら離婚調停にすすみます。
離婚訴訟まで進むとさらに時間がかかるので、なるべく離婚調停でまとめるのが、双方にとってメリットになることが多いです。
見通しを立てながら、交渉でまとめるか調停にすすめるかを、クライアントの意思確認をしながら、最適な判断をしていきます。
この事件では、離婚訴訟を回避して、調停で離婚がまとまり、クライアントに満足いただけました。
クライアントは、妻から日常的に「くさい」などと言わたり、あいさつをしても無視されるなど、精神的な虐待に耐えられず、別居を開始しました。
別居期間が3年ほど経過しましたので、妻との離婚を決意して、弁護士に妻との離婚の交渉を依頼されました。
クライアントのお話を聞いていると、妻のモラハラを立証するのは大変ですが、別居期間が3年も経過しているので、クライアントが離婚条件で譲歩すれば、離婚は実現できると考えました。
妻は、妻名義で貯蓄をしており、クライアントが財産分与を請求すると、妻が損をすることになるので、クライアントが財産分与をしない代わりに、早期に離婚するように交渉していくことになりました。
相談後
相手方の妻は、世間体を気にしているのか、妻にとって有利な条件を提示しても、なかなか離婚に応じてくれませんでした。
そのため、離婚調停を申し立てました。
妻は、クライアントからの離婚の理由に納得せず、多少時間はかかりましたが、直近の住宅ローン分の経費をクライアントが負担するなど、クライアントがもう一歩踏み込んだ譲歩をしたことで、なんとか、離婚訴訟を回避して、調停で離婚がまとまりました。
クライアントは、モラハラをする妻と離婚でき、婚姻費用の支払を抑えれたこと、住宅ローンの連帯債務者から抜けたこと、といったメリットがありました。
弁護士からのコメント
早期に離婚したい場合には、相手方が了解してもらえる部分まで、離婚条件を譲歩することが必要です。
裁判手続に進むと時間がかかりますので、まずは、交渉をしてみて、だめなら離婚調停にすすみます。
離婚訴訟まで進むとさらに時間がかかるので、なるべく離婚調停でまとめるのが、双方にとってメリットになることが多いです。
見通しを立てながら、交渉でまとめるか調停にすすめるかを、クライアントの意思確認をしながら、最適な判断をしていきます。
この事件では、離婚訴訟を回避して、調停で離婚がまとまり、クライアントに満足いただけました。
取扱事例4
- 不倫・浮気
不貞相手に対する慰謝料請求の裁判
依頼者:40代 女性
相談前
クライアントは、元夫の不貞相手の女性に対して、慰謝料の損害賠償請求をしたいというご相談で来所されました。
クライアントの話を聞くと、元夫も不貞相手の女性も不貞行為を認めており、慰謝料の金額が争点となると判断しました。
クライアントから依頼を受けて、不貞相手の女性の弁護士と交渉を開始しました。
相談後
相手方の弁護士からは、クライアントと元夫の関係が悪化していたことを理由に、低い金額の慰謝料しか提示してきませんでした。
不貞行為の慰謝料の相場は、概ね100万円から200万円なのですが、相手方の弁護士は、100万円を下回る金額でないと示談できないと主張しました。
交渉では、クライアントが納得できる慰謝料の金額に到達しなかったことから、やむなく訴訟を提起しました。
訴訟では、クライアントと元夫の夫婦関係が良好であったかについて主張と反論がなされ、証人尋問にいく直前に、裁判所から和解勧告がありました。
裁判所からの和解勧告は、慰謝料110万円でした。
クライアントの希望としては、慰謝料100万円以上であることと、早く事件を終わらせることであることから、裁判所の和解案に応じて和解が成立しました。
弁護士からのコメント
不貞行為の慰謝料請求をすると、夫婦関係が悪化していたことを理由に慰謝料の減額を求められることがあります。
不貞行為の慰謝料の相場と、クライアントが事件を早く終結させたいかなどに配慮しながら、交渉や裁判を進めていきました。
裁判にまで発展しましたが、最終的にクライアントに満足していただき、よかったです。
クライアントは、元夫の不貞相手の女性に対して、慰謝料の損害賠償請求をしたいというご相談で来所されました。
クライアントの話を聞くと、元夫も不貞相手の女性も不貞行為を認めており、慰謝料の金額が争点となると判断しました。
クライアントから依頼を受けて、不貞相手の女性の弁護士と交渉を開始しました。
相談後
相手方の弁護士からは、クライアントと元夫の関係が悪化していたことを理由に、低い金額の慰謝料しか提示してきませんでした。
不貞行為の慰謝料の相場は、概ね100万円から200万円なのですが、相手方の弁護士は、100万円を下回る金額でないと示談できないと主張しました。
交渉では、クライアントが納得できる慰謝料の金額に到達しなかったことから、やむなく訴訟を提起しました。
訴訟では、クライアントと元夫の夫婦関係が良好であったかについて主張と反論がなされ、証人尋問にいく直前に、裁判所から和解勧告がありました。
裁判所からの和解勧告は、慰謝料110万円でした。
クライアントの希望としては、慰謝料100万円以上であることと、早く事件を終わらせることであることから、裁判所の和解案に応じて和解が成立しました。
弁護士からのコメント
不貞行為の慰謝料請求をすると、夫婦関係が悪化していたことを理由に慰謝料の減額を求められることがあります。
不貞行為の慰謝料の相場と、クライアントが事件を早く終結させたいかなどに配慮しながら、交渉や裁判を進めていきました。
裁判にまで発展しましたが、最終的にクライアントに満足していただき、よかったです。
取扱事例5
- 借金・浪費癖
5年間車上生活をしている行方不明の夫に対する離婚が認められた事例
依頼者:60代 女性
相談前
クライアントの夫は,パチンコに多額の金銭を浪費し,多額の借金を繰り返していました。クライアントの夫は,パチンコをするためのお金を,長男の給料袋から取り出して調達していたところ,そのことが長男に発覚し,長男は,クライアントの夫を厳しく怒りました。クライアントの夫は,長男との関係が気まずくなり,家を出ていきました。その後,クライアントの夫は,月に2回程度,食費やガソリン代をもらいに家に戻ってきていましたが,車上生活をするようになり,5年間もクライアントとの同居を拒否するようになりました。
クライアントは,このような夫に愛想を尽かし,離婚するために,相談に訪れました。
相談後
5年間も車上生活をしており,別居を拒む夫について,離婚原因が十分に認められる事例でしたが,問題は,車上生活で行方不明になっている夫に対して,どうやって裁判を提起するかでした。裁判をするには,被告に対して,訴状を送達しなければなりませんが,夫が車上生活のため,どこにいるのか分からず,通常の送達方法では,裁判ができません。
そこで,公示送達をすることにしました。公示送達とは,送達しなければならない書類をいつでも交付する旨を,一定期間,裁判所の掲示板に掲示することによって送達の効果を生じさせる方法です。
夫が自宅に帰ってきたときに訴状を交付しようとしましたが,夫が家に帰ってこないことや,夫は,既に定年退職しており,現在の就労先が不明であることを裁判所に報告して,公示送達をしてもらいました。
弁護士からのコメント
無事に公示送達ができて,裁判が開始されました。当然,夫は,裁判所に出廷することなく,クライアントの尋問を行い,被告不在のまま判決がなされました。判決の内容は,夫と離婚することと,夫がクライアントに対して慰謝料として300万円を支払うというものでした。
夫は,行方不明であり,資力がないことから,慰謝料請求にはそれほど意味はありませんでしたが,浪費と借金を繰り返し,5年間も車上生活していた夫とようやく離婚することができて,クライアントにとって満足のいく結果となりました。
裁判の相手が行方不明であっても,離婚できる可能性がありますので,一度弁護士にご相談ください。
クライアントの夫は,パチンコに多額の金銭を浪費し,多額の借金を繰り返していました。クライアントの夫は,パチンコをするためのお金を,長男の給料袋から取り出して調達していたところ,そのことが長男に発覚し,長男は,クライアントの夫を厳しく怒りました。クライアントの夫は,長男との関係が気まずくなり,家を出ていきました。その後,クライアントの夫は,月に2回程度,食費やガソリン代をもらいに家に戻ってきていましたが,車上生活をするようになり,5年間もクライアントとの同居を拒否するようになりました。
クライアントは,このような夫に愛想を尽かし,離婚するために,相談に訪れました。
相談後
5年間も車上生活をしており,別居を拒む夫について,離婚原因が十分に認められる事例でしたが,問題は,車上生活で行方不明になっている夫に対して,どうやって裁判を提起するかでした。裁判をするには,被告に対して,訴状を送達しなければなりませんが,夫が車上生活のため,どこにいるのか分からず,通常の送達方法では,裁判ができません。
そこで,公示送達をすることにしました。公示送達とは,送達しなければならない書類をいつでも交付する旨を,一定期間,裁判所の掲示板に掲示することによって送達の効果を生じさせる方法です。
夫が自宅に帰ってきたときに訴状を交付しようとしましたが,夫が家に帰ってこないことや,夫は,既に定年退職しており,現在の就労先が不明であることを裁判所に報告して,公示送達をしてもらいました。
弁護士からのコメント
無事に公示送達ができて,裁判が開始されました。当然,夫は,裁判所に出廷することなく,クライアントの尋問を行い,被告不在のまま判決がなされました。判決の内容は,夫と離婚することと,夫がクライアントに対して慰謝料として300万円を支払うというものでした。
夫は,行方不明であり,資力がないことから,慰謝料請求にはそれほど意味はありませんでしたが,浪費と借金を繰り返し,5年間も車上生活していた夫とようやく離婚することができて,クライアントにとって満足のいく結果となりました。
裁判の相手が行方不明であっても,離婚できる可能性がありますので,一度弁護士にご相談ください。
取扱事例6
- 面会交流
妻に対して子の引渡と面会交流を求めた事例
依頼者:30代 男性
相談前
クライアントは30代の男性で,妻との関係がうまくいっておらず,円満調停の申立を検討していました。ところが,突然,妻が小学校2年生と幼稚園年長の子供達を連れて,実家に帰ってしまいました。
妻とは連絡がとれず,子供達の安否も分からなくなってしまったことから,クライアントは,どうしていいものか分からず,大変混乱されていました。
相談後
相談後,クライアントは,子供達を取り戻したいと強く希望されていましたので,早急に準備をして,子供の引渡し,子の監護者指定の審判申立と同時に子供の引渡しの保全処分を申し立てました。また,あわせて,子供達との面会交流の調停の申立をしました。
子の引渡しや監護者指定の事件では,これまで子供の世話をしてきた母親が優位であり,現状維持が長くなると子供の引渡しが困難になることから,迅速に動きました。クライアントは,子育てに積極的に関わっておられましたし,クライアントの両親の協力が得られるので,父親であっても十分子供達を監護養育できると考えられたので,保全手続では,クライアントこそ監護者にふさわしく,早急に子供達を引き渡すべきと主張しました。
弁護士からのコメント
主張すべき点を主張し,クライアントに有利な証拠を全て提出したのですが,家裁調査官の調査の結果,子供達は,母親の実家での生活が安定していること,長年子供達の世話をしてきたのは母親であることから,監護者は母親がふさわしいという調査結果が出されました。この調査結果を受けて,クライアントは,これ以上,子供の引渡しや監護者指定で相手方と争っても,子供達にとってよくないと英断され,監護者を相手方にするとの調停が成立しました。また,相手方は,面会交流について柔軟に対応してくれたので,宿泊を伴う面会交流も実現し,クライアントの納得のいくかたちで面会交流の調停が成立しました。
子供の引渡しの事件は,迅速に対応する必要があり,最終的にどこで折り合いをつけるのかについて,クライアントの思いを大事にしながら見極めるていくことが重要になると思います。
クライアントは30代の男性で,妻との関係がうまくいっておらず,円満調停の申立を検討していました。ところが,突然,妻が小学校2年生と幼稚園年長の子供達を連れて,実家に帰ってしまいました。
妻とは連絡がとれず,子供達の安否も分からなくなってしまったことから,クライアントは,どうしていいものか分からず,大変混乱されていました。
相談後
相談後,クライアントは,子供達を取り戻したいと強く希望されていましたので,早急に準備をして,子供の引渡し,子の監護者指定の審判申立と同時に子供の引渡しの保全処分を申し立てました。また,あわせて,子供達との面会交流の調停の申立をしました。
子の引渡しや監護者指定の事件では,これまで子供の世話をしてきた母親が優位であり,現状維持が長くなると子供の引渡しが困難になることから,迅速に動きました。クライアントは,子育てに積極的に関わっておられましたし,クライアントの両親の協力が得られるので,父親であっても十分子供達を監護養育できると考えられたので,保全手続では,クライアントこそ監護者にふさわしく,早急に子供達を引き渡すべきと主張しました。
弁護士からのコメント
主張すべき点を主張し,クライアントに有利な証拠を全て提出したのですが,家裁調査官の調査の結果,子供達は,母親の実家での生活が安定していること,長年子供達の世話をしてきたのは母親であることから,監護者は母親がふさわしいという調査結果が出されました。この調査結果を受けて,クライアントは,これ以上,子供の引渡しや監護者指定で相手方と争っても,子供達にとってよくないと英断され,監護者を相手方にするとの調停が成立しました。また,相手方は,面会交流について柔軟に対応してくれたので,宿泊を伴う面会交流も実現し,クライアントの納得のいくかたちで面会交流の調停が成立しました。
子供の引渡しの事件は,迅速に対応する必要があり,最終的にどこで折り合いをつけるのかについて,クライアントの思いを大事にしながら見極めるていくことが重要になると思います。
取扱事例7
- モラハラ
不貞をした妻の離婚調停と嫡出否認調停
依頼者:20代 女性
相談前
夫の浪費と,夫から精神的に虐待を受けていることから,夫と離婚したいとのご相談でした。一方で,クライアントは,夫以外の男性と交際しており,その後,妊娠が発覚しました。クライアントは,子供を出産する決意でしたので,子供が生まれる前に離婚をまとめるということで,早期に離婚調停を申し立てました。
相談後
調停申立時点で,夫は,クライアントが妊娠していることを知りませんでしたが,第1回の調停から,調停委員を通じて不貞をして,妊娠していることを正直に伝え,離婚を前提に離婚条件をつめることになりました。夫は,クライアントに裏切られた恨みが強く,婚姻費用は支払わない,財産分与において住宅ローンの半分約360万円を支払え,慰謝料を支払えと主張してきました。通常,不貞をした妻からの離婚の申立は,①長期間の別居,②未成熟子の不存在,③相手方配偶者が離婚により過酷な状態におかれないといった要件を満たす必要があるのですが,クライアントは,この要件を満たさないので,相手方の主張をある程度のまなければ,早期の離婚は困難でした。しかし,離婚調停の途中で,クライアントは,予定日よりも早目に出産しました。子供が生まれてしまったので,早期に離婚をまとめる必要がなくなり,少し余裕をもって調停でやりとりをすることができました。夫から嫡出否認の調停が申し立てられて,DNA鑑定の結果,子供は夫の子ではないことが分かりました。調停を粘り強く行い,最終的に,クライアントは,住宅ローンの半分の財産分与は負担せず,不貞相手と連帯して解決金270万円を支払うことで離婚調停が成立しました。
弁護士からのコメント
調停の最初の段階では,子供が生まれる前に早く離婚を終わらせる必要があったので,不利な離婚条件を提示されていましたが,子供が生まれて,離婚をそれほど急ぐ必要がなくなってからは,財産分与については,住宅ローンの負債が大きく,判決の場合,財産分与は認められないことになるため,最終的に財産分与は無しになりました。また,慰謝料については,不貞相手が事実上負担してくれることになり,相場より高いですが,裁判を避けて早期に離婚することを前提に合意することができました。調停は7回にも及びましたが,粘り強く交渉した結果,クライアントは,無事離婚することができ,嫡出否認も認められました。調停は,事情に応じて臨機応変に対応していく必要があります。
夫の浪費と,夫から精神的に虐待を受けていることから,夫と離婚したいとのご相談でした。一方で,クライアントは,夫以外の男性と交際しており,その後,妊娠が発覚しました。クライアントは,子供を出産する決意でしたので,子供が生まれる前に離婚をまとめるということで,早期に離婚調停を申し立てました。
相談後
調停申立時点で,夫は,クライアントが妊娠していることを知りませんでしたが,第1回の調停から,調停委員を通じて不貞をして,妊娠していることを正直に伝え,離婚を前提に離婚条件をつめることになりました。夫は,クライアントに裏切られた恨みが強く,婚姻費用は支払わない,財産分与において住宅ローンの半分約360万円を支払え,慰謝料を支払えと主張してきました。通常,不貞をした妻からの離婚の申立は,①長期間の別居,②未成熟子の不存在,③相手方配偶者が離婚により過酷な状態におかれないといった要件を満たす必要があるのですが,クライアントは,この要件を満たさないので,相手方の主張をある程度のまなければ,早期の離婚は困難でした。しかし,離婚調停の途中で,クライアントは,予定日よりも早目に出産しました。子供が生まれてしまったので,早期に離婚をまとめる必要がなくなり,少し余裕をもって調停でやりとりをすることができました。夫から嫡出否認の調停が申し立てられて,DNA鑑定の結果,子供は夫の子ではないことが分かりました。調停を粘り強く行い,最終的に,クライアントは,住宅ローンの半分の財産分与は負担せず,不貞相手と連帯して解決金270万円を支払うことで離婚調停が成立しました。
弁護士からのコメント
調停の最初の段階では,子供が生まれる前に早く離婚を終わらせる必要があったので,不利な離婚条件を提示されていましたが,子供が生まれて,離婚をそれほど急ぐ必要がなくなってからは,財産分与については,住宅ローンの負債が大きく,判決の場合,財産分与は認められないことになるため,最終的に財産分与は無しになりました。また,慰謝料については,不貞相手が事実上負担してくれることになり,相場より高いですが,裁判を避けて早期に離婚することを前提に合意することができました。調停は7回にも及びましたが,粘り強く交渉した結果,クライアントは,無事離婚することができ,嫡出否認も認められました。調停は,事情に応じて臨機応変に対応していく必要があります。
取扱事例8
- 親権
妻から財産分与を勝ち取ったケース
依頼者:40代 男性
相談前
妻から家を追い出されて離婚を求められていた事案です。妻が子供と同居して親権を主張していましたが,妻は知り合いの霊能力者を信じて,摂食障害の子供を病院に連れてい行かないという事情があり,クライアントが親権を主張したいという要望がありました。また,家を追い出されたので,妻が財産分与で家を取得するのであれば,相応の金銭を妻に求めたいという要望がありました。
相談後
クライアントは,離婚にためらいがありましたが,家を追い出されて,夫婦関係の修復が困難なこともあり,離婚調停を申立て,親権を主張しました。また,財産分与で相当額を支払うよう求めました。
弁護士からのコメント
調停の結果,親権は同居している母が取得しました。霊能力者と子供とを関わらせず,摂食障害の治療をさせることになりました。クライアントと子供との直接の面会交流は実現できませんでしたが,手紙を送るという間接的な面会交流が認められました。また,妻が自宅を取得する代わりにクライアントに財産分与として約240万円を支払うことで離婚調停が成立しました。家を追い出されたクライアントが一定程度の金銭を財産分与として取得できたのがよかったです。
妻から家を追い出されて離婚を求められていた事案です。妻が子供と同居して親権を主張していましたが,妻は知り合いの霊能力者を信じて,摂食障害の子供を病院に連れてい行かないという事情があり,クライアントが親権を主張したいという要望がありました。また,家を追い出されたので,妻が財産分与で家を取得するのであれば,相応の金銭を妻に求めたいという要望がありました。
相談後
クライアントは,離婚にためらいがありましたが,家を追い出されて,夫婦関係の修復が困難なこともあり,離婚調停を申立て,親権を主張しました。また,財産分与で相当額を支払うよう求めました。
弁護士からのコメント
調停の結果,親権は同居している母が取得しました。霊能力者と子供とを関わらせず,摂食障害の治療をさせることになりました。クライアントと子供との直接の面会交流は実現できませんでしたが,手紙を送るという間接的な面会交流が認められました。また,妻が自宅を取得する代わりにクライアントに財産分与として約240万円を支払うことで離婚調停が成立しました。家を追い出されたクライアントが一定程度の金銭を財産分与として取得できたのがよかったです。
取扱事例9
- 財産分与
住宅ローンの連帯債務者から抜ける財産分与で調停離婚した事例
依頼者:30代 男性
相談前
クライアントは,妻との夫婦関係を修復するために,夫婦関係調整調停の申立てをしましたが,妻の離婚意思が固く,離婚をするか否かが争われました。離婚するか否か,離婚条件でお悩みでしたので,調停の第2回から代理人としてサポートさせていただきました。また,子供達と会えていなかったので,面会交流の調停の申立てをしました。
相談後
調停では,離婚やむなしとなり,離婚条件をつめていきました。財産分与において,住宅ローンがネックになりました。妻が自宅に居住し続けることを主張したので,自宅の持分を移転する代わりに,住宅ローンの借り換えを行い,クライアントは,住宅ローンから免れることで調整できました。また,面会交流について粘り強く交渉し,条件や日程調整をして,実施できました。また,婚姻費用については,クライアントが相手方の自宅の費用を多く支払っていたので,負担しなくてよくなりました。
弁護士からのコメント
クライアントが住宅ローンから免れるという条件を勝ち取ったのは,クライアントにとって大きな利益となりました。また,大好きな子供達との交流が再開できて,クライアントに喜んでいただけたこともうれしかったです。調停が成立するまでに時間がかかりましたが,クライアントが新しい人生の一歩を踏み出すお手伝いができたと考えています。
クライアントは,妻との夫婦関係を修復するために,夫婦関係調整調停の申立てをしましたが,妻の離婚意思が固く,離婚をするか否かが争われました。離婚するか否か,離婚条件でお悩みでしたので,調停の第2回から代理人としてサポートさせていただきました。また,子供達と会えていなかったので,面会交流の調停の申立てをしました。
相談後
調停では,離婚やむなしとなり,離婚条件をつめていきました。財産分与において,住宅ローンがネックになりました。妻が自宅に居住し続けることを主張したので,自宅の持分を移転する代わりに,住宅ローンの借り換えを行い,クライアントは,住宅ローンから免れることで調整できました。また,面会交流について粘り強く交渉し,条件や日程調整をして,実施できました。また,婚姻費用については,クライアントが相手方の自宅の費用を多く支払っていたので,負担しなくてよくなりました。
弁護士からのコメント
クライアントが住宅ローンから免れるという条件を勝ち取ったのは,クライアントにとって大きな利益となりました。また,大好きな子供達との交流が再開できて,クライアントに喜んでいただけたこともうれしかったです。調停が成立するまでに時間がかかりましたが,クライアントが新しい人生の一歩を踏み出すお手伝いができたと考えています。
取扱事例10
- 離婚すること自体
わずか1日で解決したスピード離婚
依頼者:40代 女性
相談前
ご相談者様のお父様は19年前に失踪して以来,全くの音信不通状態が続いていました。お母様がお父様と離婚したいが住所が分からなくて困っているというご相談でした。
相談後
ご相談者様と一緒に市役所へ行き,お父様の戸籍の附票をとってお父様の現在住所が分かりました。そのまま,戸籍の附票に記載されている現在住所へ行き,お父様と面談し,お父様に離婚届を書いていただきました。
弁護士からのコメント
ご相談者様は,お父様の所在が分からず,19年間お悩みになられていましたが,ご相談にいらっしゃったその日に1日で解決しました。法的な問題でお困りの場合は,早目に弁護士にご相談いただくことで,解決に一歩前進できると思います。
ご相談者様のお父様は19年前に失踪して以来,全くの音信不通状態が続いていました。お母様がお父様と離婚したいが住所が分からなくて困っているというご相談でした。
相談後
ご相談者様と一緒に市役所へ行き,お父様の戸籍の附票をとってお父様の現在住所が分かりました。そのまま,戸籍の附票に記載されている現在住所へ行き,お父様と面談し,お父様に離婚届を書いていただきました。
弁護士からのコメント
ご相談者様は,お父様の所在が分からず,19年間お悩みになられていましたが,ご相談にいらっしゃったその日に1日で解決しました。法的な問題でお困りの場合は,早目に弁護士にご相談いただくことで,解決に一歩前進できると思います。