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きくおか はやせ

菊岡 隼生弁護士

弁護士法人富士パートナーズ 富士パートナーズ法律事務所

京都市役所前駅

京都府京都市中京区柳馬場通御池下る柳八幡町65 京都朝日ビル10階

対応体制

  • 分割払い利用可
  • 後払い利用可
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • WEB面談可

注意補足

現在、問合せ数の増加により、すべての案件に対応することができなくなっております。予めご了承ください。

人手不足の運送業界、京都の伝統工芸。規制や環境変化に苦悩する使用者側に軸足を置き、敢然とトラブルに向き合う企業代理人のこだわりと矜持

住み慣れた京都で、充実したキャリアを築いている富士パートナーズ法律事務所の菊岡 隼生(きくおか はやせ)弁護士。
特に企業法務に精通し、個人案件では相続問題や男女問題などで数々の成果を上げてきました。
近年は運送業界や伝統工芸の使用者側から、従業員から残業代請求を受けているなどの労働相談を受けるケースが増えているそうです。
劣勢を強いられがちな企業側の弁護に、あえて力を注ぐ理由はーー。

01 弁護士としてのキャリア

京都を拠点に複数の事務所に勤務。青春時代を過ごした第2の故郷

ーー現在に至るまでのキャリアの歩みをお聞きします。

弁護士として働き始めて以来ずっと京都を拠点に活動してきました。

生まれは奈良県ですが、大学時代を京都で過ごしたのが京都で働こうと考えたきっかけです。
風情ある街並み、ゆったりと流れる時間、人の温かさ。
どれも気に入り、惚れ込みました。

現事務所に入所したのには、明確な理由があります。
まずは、以前から関心があった企業法務に強い点です。
経験豊富な弁護士が揃っており、ここでなら弁護士として成長できると確信できたことも大きかったですね。

02 得意分野と強み①

運送ドライバーの残業代請求、会社の代理人として豊富な交渉実績

ーーでは、企業法務は注力分野のひとつと考えていいですか?

大きな柱のひとつとして、最も力を入れています。
契約書のチェックや債権回収など全般をカバーしていますが、特に多いのが運送業界の労働問題です。
なかでも残業代をめぐるトラブルが数多く寄せられています。

長距離ドライバーはただでさえ長時間労働になりがちなうえ、コロナ禍で宅配需要が急激に増し、業界は深刻な人手不足に頭を悩ませているんです。


ーー労働者保護の観点からも、企業側で受けるのは壁が厚そうですが…

そうなんです。
ですから、どうしても負け筋の事案を受けるケースが多いんです。
裁判になれば不利になりやすいため、交渉段階で解決することが重要なポイントになってきます。

たとえ厳しい状況でも、少しでも減額させるなどダメージを最小限に食い止めるにはどうすればいいか。
うまく落とし所を探る調整力が求められます。

これは以前、元社員から残業代の支払いを求められた会社の弁護を担当したときのことです。
相手は残業代に加え、業務が原因でうつ病を発症したとして数百万円もの慰謝料や休業損害も請求してきたんです。


ーーそれにどう対応したんですか?

当時の勤務記録を調べたところ、一定の未払い残業代があることが判明しました。
ただ、正確でない部分もあったので、交渉で減額することで合意。
また、うつ病との因果関係は認められないとして、慰謝料などの要求は跳ね除けました。

受任から解決までの期間は、約3ヶ月。
労働審判や訴訟に移行させず、交渉を重ねてスピーディーに示談をまとめたかたちです。

この件に限らず、個別の事件対応とともに欠かせない大切なことがあります。
二度と同じような問題が起きないようにするために、再発防止策を講じることです。
私はその点でも、労働法制に詳しい社会保険労務士と協力し、社内の体制づくりをサポートさせていただいています。


ーー劣勢に回りがちな企業側の弁護を、あえて引き受けるのはなぜですか?

企業がつぶれてしまったら、多くの社員が路頭に迷ってしまいますよね。
紛争当事者の社員だけでなく、それ以外の社員やその家族の生活にも波及しかねません。
法令違反は許されることではありませんが、企業を追い詰めるだけでは根本的な問題解決にならないはずです。

それなら、できる限り穏便に解決させたうえで、再発を防ぐ手立てを講じる。
そのお手伝いをさせていただくことが、結果的に多くの労働者を救うことになると考えているんです。

運送業界については、2024年4月に新たな「勤務間インターバル制度」が施行される見通しです。
これは、仕事を終えてから次の始業までに一定の休息時間を設ける制度のこと。
従来8時間以上と義務づけられてきたのが9時間以上に改められ、さらに11時間以上とする努力義務も課されます。

多くの運送会社が、これまで以上に難しい人員配置を迫られるはずです。
その点についても、不安なことがあればぜひご相談いただきたいですね。

03 注力分野と強み②

伝統産業が抱える労働問題の解決策とは。不貞慰謝料の減額も

ーー運送のほかに、残業代などのトラブルが目立つ業界はありますか?

伝統工芸の世界でも目立っていますね。
西陣織、京人形、清水焼。
そういった伝統工芸が、京都の歴史的価値を高めてきました。

一方で、職人たちの働き方はどうでしょうか。
「師匠」「弟子」といった言葉から連想されるように、「修行期間は無給が当然」といった古い慣習や体質が根強く残っています。
昔はそれが通用したんでしょうが、今の時代はそうはいきません。
若い職人のみなさんの意識は、ずいぶんと変わってきているんです。


ーー時代に合わせて、雇う側も意識や制度をアップデートさせる必要があると。

世界に誇る京都の伝統工芸を守るため、未来へ継承するためにも、労務管理のルールを整備することはとても重要です。

ただでさえ、職人の高齢化や担い手不足が指摘されているような状況です。
そこを乗り越えるには、将来に希望を感じられる働きやすい環境整備が欠かせません。

ぜひ、そこを私にお手伝いさせていただきたいですね。
残業代をはじめ問題が起きた際の対応とともに、未然防止のための対策などを含めて幅広くサポートさせていただきます。


ーー個人案件はどうですか?相談の多い分野などがあれば教えてください。

離婚・男女問題のご相談も積極的にお受けしています。

とくに不貞の慰謝料をめぐる事案を扱うケースが多く、なかでも被請求者側の立場で関わることが多いですね。
依頼者さまの男女比は、特に偏りがなく男性・女性が半々という状況です。

請求される側に立つ際は、どれだけ慰謝料を減額できるかが依頼者さまの満足度に直結します。
その点、私には訴訟によらず慰謝料を何度も減額してきた実績があります。


ーー残業代も不貞の慰謝料も、「請求される側」という点で共通していますね。

攻守でいうなら、守備ですね。
請求する側なら正面突破ができますが、守りはそうはいきません。
ただ、それでも相手の弱点を見つけ出し、そこをうまく突きながら着地点を見出す。
そういう緻密な戦略や駆け引きが、私の性に合っているんですよ。

たとえば、どのタイミングで相手に通知を出すか。
証拠が限られている場合は、最初は極力姿を隠すようにしているんです。
相手は弁護士が現れた途端に身構え、態度を硬直させます。
そうなると、こちらが持っておきたい情報が得られなくなってしまうからです。

ですから、まずは依頼者さまに相手から情報を引き出してもらい、証拠が揃った段階で私が本格的に動き出すようにしているんです。
どのように動くことで、相手の請求を食い止めることができるか。。
事案や状況に応じて、守備から攻撃に転じるチャンスを常にうかがっているんです。

04 依頼者への思い

たった一度かもしれない出会い、だからこそ「絶対に後悔させない」

ーー今この瞬間も、思い悩んでいる人たちがいます。どんな言葉を伝えたいですか?

私が大切にしている言葉があります。「一期一会」です。

依頼者さまにとって、法律相談は人生に一度あるかないかの一大事です。
そんな場面で私を頼っていただけるなんて、これほど責任重大なことはないですよね。
一人ひとりの依頼者さまとの出会いを大切に、そして絶対に後悔させないように、力を出し切るのが私の使命です。

今、悩みを抱えていらっしゃるなら、ためらわずにすぐご連絡いただきたいですね。
未来に希望を灯す解決策を、私がご提案させていただきます。
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