あだち ただし

足立 正弁護士

日比谷Ave.法律事務所

内幸町駅

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外資系大手の企業法務で磨いた解決スキーム。相続や労働、難題も紐解く相続財産管理人の目

約16年のキャリアをもち、企業法務から一般民事まで幅広くこなす日比谷Ave.法律事務所の足立 正(あだち ただし)弁護士。
裁判所から相続財産管理人に選任されるほど、複雑な相続問題に強いのが持ち味のひとつです。
失われた仮想通貨をめぐる裁判でも、劣勢を跳ね返して勝訴判決を手にした実績があります。
仕事を離れれば、弁護士業界のテニス大会で全国優勝した経験も。
「依頼者さまや事件に傾ける情熱は、人一倍強い」。
その言葉の裏には、どんな信念や原動力があるのでしょうか。

01 弁護士としてのキャリア

約16年のキャリア。外資系メーカーの顧問で経験を積み、学生指導も


ーーまず、弁護士を目指したきっかけと、これまでのキャリアについて教えてください。

弁護士になることを意識し始めたのは中学生のとき、恐喝の被害に遭ったことがきっかけでした。
子どもながらに、世の中の不条理を正したい。
そんな思いを抱くようになったんです。

その思いを胸に弁護士になり、今では約16年の月日が経ちました(2022年1月現在)。
最初に入所したのは、外資系メーカーを中心に顧問先をたくさん抱えていた事務所です。
解雇やパワハラをはじめとする労働問題、それに独占禁止法や輸出入などに関する法務を重点的に担当してきました。

また、その間には10年近く東海大学法科大学院で司法試験の受験指導を行っていました。
現在も母校の中央大学で弁護士を目指す学生を指導しています。

02 注力分野と強み

相続人不在のピンチを救う相続財産管理人。複雑な事案も解決


ーー現在は企業法務以外に、一般民事も幅広く扱っているのですか?

企業法務のほかにも、相続や交通事故、労働事件、不動産問題など、幅広い分野をカバーしています。

とくに、最近ご相談の多い分野のひとつが相続問題です。
私の強みのひとつは、相続財産管理人の経験があること。
相続財産管理人は、相続人がいない、あるいは全員が相続放棄しているような場合に、遺産の管理や清算を行う役割を担います。
事件処理の経験などをもとに、裁判所から選任されます。


ーー相続財産管理人の経験は、個別の事件にどんな風に活きてくるのでしょうか?

複雑な事件にも対応できることがメリットのひとつだと思いますね。
不動産を含め、莫大な遺産を管理することもめずらしくありません。
時には複雑な権利関係の不動産を売却する必要もあります。
私には、不動産業者、税理士をはじめ他士業との太いパイプもあります。
また、「相続放棄をするかどうか迷っている、相続人が相続放棄をした後の遺産の処理について他の弁護士に相談したが、良くわからなかった」という声を多く聞きます。
このような不安をお持ちの方にも、経験に基づいて先々の見通しを示すことができています。
生前に被相続人の世話をしたなどの理由から特別縁故者に対する相続財産分与の申立てがあった場合に、その人を「特別縁故者」として遺産の一部を分与すべきかどうかについて、裁判官に意見書を提出します。
特別縁故者が被相続人の資産形成にいかなる寄与をしたのかという視点が重要となるのですが、一般の相続で問題になる寄与分の見通しを立てるのに活きています。
不動産が絡む事案のほか、遺言書の作成や遺留分の請求、生前対策、成年後見など、複雑な相続問題でみなさまのお役に立てるはずです。


ーー労働問題でも、企業法務の経験を活かせそうですね。

おっしゃる通り、企業側の事情をよく知っているのは大きな強みです。
相手の出方を予想しながら必要な手続き、ベストな解決策をお示しできます。
不当解雇や未払い賃金の請求、パワハラなどでお困りの方は、ぜひお声がけいただきたいですね。

03 過去の解決事例

消えた3,000万円の仮想通貨。裁判で犯人を認定、全額返金へ


ーー相続などのほかにも、特殊な事件を扱うケースは多いのでしょうか?

最近ですと、仮想通貨「ビットコイン」に関する裁判で勝訴した事件が印象深いですね。

事件の発端は、依頼者さまが会員ページにログインできなくなってしまったことでした。
3,000万円ほどの大金を保管していたようで、原因がわからず焦った依頼者さまは、知人にIDやパスワードを教えて復元を依頼します。

無事に復元できたそうなんですが、後日改めてログインしてみると、今度は中身のビットコインがなくなっていたんです。


ーー復元を依頼した人に抜き取られてしまったんですか?

普通に考えれば、そうですよね。
ただ、警察に相談したところ、サイバー犯罪の担当部署でも「最終的な送金口座にたどり着けない」といった理由で捜査を打ち切られてしまいました。
それで損害賠償請求訴訟を行うことにしたんです。

ただ、警察が捜査を断念したように、その人が抜き取ったことを立証するのは簡単ではありませんでした。
どうすれば裁判官に認めてもらえるか、そのあたりはかなり苦労しましたね。


ーーどうやって立証したのか、詳しく教えてください。

事件の経過を時系列で細かくチェックしていると、復元されてから通貨が抜き取られるまでの期間は2日間しかなかったことがわかったんです。
この短い間に、IDやパスワードを知り得る人物は他に誰がいると思いますか。

また、被告は依頼者さまに対して「無事に復元できた」などと偽装工作も行っていました。
そうした事実から、犯人は被告しかいないと推認される、というロジックを組み立てたんです。

最初は裁判官も相手方の代理人も「どうせ立証は難しいだろう」と冷ややかな態度だったんですが、小さな事象を丁寧に積み上げることで、流れが変わって勝訴につながったんです。
被告を犯人に認定するとともに、失ったおよそ3,000万円をほぼ全額返金するよう命じる判決内容でした。


ーーもともと仮想通貨やネットの仕組みに詳しかったんですか?

いいえ、そうではありませんでした。
むしろ最初はわからないことの方が多く、仮想通貨の仕組みを理解することから始めました。
闇のなかから、手探りでかすかな光を探し出す。
そんな風に地道な調査を重ねながら、なんとか突破口を見出していったんです。

困っている依頼者さまを前にしたら、「不得意だから」といったこちらの勝手な理由で力を抜くことなんてできませんよ。

その依頼者さまは、大学生のお子さんを育てるひとり親でした。
数年前に旦那さまと死に別れ、精神的にかなり不安定な状況だったんです。
頼れる人がおらず、「破産するしかないかも」と弱音を吐いていらっしゃいました。

なんとか力になりたくて、「お金は返ってくるかもしれないから、がんばりましょう」と励ましながら、一緒に闘った事件でしたね。

04 弁護士としての信念

裁判で相手の弱点を突く方法。全国優勝のテニスで磨いた駆け引き


ーー裁判に強い印象を受けましたが、その点はいかがでしょうか?

裁判は、最初にどれだけ議論の行方を見極められるか、正確な見通しを立てられるかが重要です。
法廷では、実際にその見立て通りに進むことが多いですね。
そのあたりは、16年のキャリアと経験から学ばせていただきました。

同時に、裁判官や相手方代理人との駆け引き、ディベートにも得意意識があります。
そこは、実は私が愛好しているテニスとも似ているんです。
私は弁護士業界のテニスクラブに所属し、その全国大会で優勝したこともあります。

試合で意識しているのは、相手の弱点を見極めて、そこを徹底的に突くことです。
そうやって1ポイントずつ積み上げた先に、勝利があります。
その点は裁判も同じで、相手の弱みに焦点を当てて、証拠を積み上げながらうまく攻め込んでいく。
そんな分析力と緻密な戦術が求められます。


ーーそれと、先ほどの事件では依頼者への熱い思いも伝わってきました。

依頼者さまを、不安な気持ちにさせてはいけません。
少しでも気持ちを楽にさせることが、私の役割ですからね。

そのために私が意識しているのは、事件の道筋をできるだけ詳細にお伝えすることです。
見通しや相手の出方を事前にしっかり説明しておけば、何があっても過敏に反応せずに済むからです。

例えば、裁判の手続きもそうです。
相手から届いた書面は、一読してからすぐに依頼者さまにも確認してもらうケースが多いと思います。
ただ、そこには相手の主張がびっしりと並んでいます。
依頼者さまからすると身勝手な内容ばかりで、読めばきっと怒りや不安に襲われるはずです。

ですから、私は一読した後にすぐに反論を書き始め、その反論と一緒に依頼者さまに見ていただくようにしているんです。
そうすれば、相手の主張に対する対策も同時に確認できるので、きっと安心していただけますよね。


ーー依頼者にどこまで寄り添うか。弁護士によって対応は様々だと思います。

依頼者さまや事件に傾ける情熱は、人一倍強い自負がありますね。

テニス選手で例えるなら、フェデラーでしょうか。
ベテランの域に入り、近年はケガに苦しんでいますが、強い闘争心と真摯な姿勢は衰える気配がありません。
サッカー選手のキングカズ(三浦知良)もそうですね。

ふたりともまだ現役で、変わらずプレーに情熱を注ぎ続けています。
私も負けていられませんね。
これからも依頼者さまのために、力を尽くしていく覚悟です。
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