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かわきた えいすけ

川北 映輔弁護士

札幌あすかぜ法律事務所

西11丁目駅

北海道札幌市中央区北1条西9丁目3-27 第3古久根ビル5階

対応体制

  • 分割払い利用可
  • 後払い利用可
  • 夜間面談可

常に依頼者と同じ目線で。薬剤師資格も業務に生かし相談へ応じ続ける笑顔の弁護士

薬剤師の資格を生かした医療分野の研究職を経て、30代で弁護士に転身した札幌あすかぜ法律事務所の川北 映輔(かわきた えいすけ)先生。
「依頼者は自分たちを成長させてくれる存在」と語る先生は、常にわかりやすく丁寧な説明を心がけ、親身に相談に対応しています。
過去の経験で培った論理的思考は、事件解決にあたる弁護士業務でも強い武器に。
日々依頼者に救いの手を差し伸べている川北先生に、これまでの経歴や仕事にかける信念などを伺いました。

01 弁護士以前の経歴

かつては医療の研究職に従事。法律以外の専門知識も役立てる


――川北先生は元々、薬剤師として働かれていたそうですね。

元々は薬剤師の資格を取得していて、明治薬科大学薬学部を卒業後に同大学大学院を終了し、その後は国立大学医学部の教員として、基礎医学の研究に従事していました。
当時、医療過誤事件の報道や医療倫理についての議論が注目されていたのが、弁護士を目指した動機です。
新司法試験制度が始まった頃で、他分野の人材を法曹界に取り込もうとする流れがあったのもきっかけのひとつです。
かねてより「人と接する仕事がしたい」という思いもありましたので、思い切ってチャレンジすることにしました。


――医療の世界から法律の世界への転身は、苦労もあったのではないかと思います。

司法試験に挑戦しようと思ったのは30歳を過ぎた頃でしたので、自分の中ではやはり大きな決断でした。
ただ、この話をすると「理系から文系へ転身するのは大変だったのではないですか?」と聞かれますが、法律の勉強は苦ではなかったです。


――医学の知識が役立つ場面もありますか?

例えば、交通事故により後遺障害を抱えてしまった方の事件などで、医学の知識が役立つ場面もあります。
事件によっては、依頼者さまが抱えている症状が事故によるものかどうかが争われるケースもあるのです。
真相を究明するためには病院のカルテや診断書にある表面的な情報をさらに深く読み込む必要もあります。
その際、かつて学んだ生理学や解剖学など基礎医学の知識が役立っています。

02 弁護士としての一歩

35歳で法律事務所へ入所。論理的思考を弁護士としても生かす


――弁護士として、最初はどのような事務所に入られたのでしょうか?

弁護士としての活動を始めたのは35歳、初めは交通事故や企業法務などに注力している法律事務所へ入りました。
おもに担当していたのは交通事故に関する損害保険関連で、人身事故の依頼を引き受ける機会が多かったですね。
お困りごとを抱える依頼者さまをサポートでき、当初からやりがいを感じられました。


――研究者と弁護士の勝手の違いにとまどいはなかったのですか?

研究者はその道のプロの方を相手に仕事をするので、難解なものを論文などにまとめ、そのまま伝えても十分伝えられました。
一方、弁護士は法律の専門家ではない方を相手にする仕事ですから、難しい用語などをいかにして噛み砕き、相手へ伝わる形にするかはけっこう苦労しましたね。
どうすれば依頼者さまへ丁寧に説明できるか、自分なりに試行錯誤しながらコミュニケーションの仕方を学んでいきました。


――経験を重ねる中で、自分自身の強みは見えてきましたか?

医療関連の知識はもちろんですが、研究職時代から論理的思考を繰り返してきた経験は、自分自身の強みだと自負しています。
研究者として、客観的な実験結果をもとに根拠を積み重ねて結論を導くプロセスを何度も経験してきました。
法律の問題もアプローチは同じで、さまざまな証拠を集め、よい結果を導けるように根拠を頭の中で整理していきます。
かれこれ20年以上、地道にやってきた訓練の成果が今なお自分の中に生きていると思っています。

03 独立から現在

4年の歳月を費やした裁判。依頼者から学んだ経験を活かす


――前事務所から5年、40歳での独立後はどのような事件に関わっていますか?

個人の方を中心に、前事務所で多く経験してきた交通事故や債務整理、企業関連法務などの分野に注力しながら、地域に根ざした身近な弁護士として幅広く相談を受付けています。


――これまでの経験で、印象的だった事件は?

決着まで約4年を費やした、介護士だった依頼者さまからの相談は今でも印象に残っています。
依頼者さまは介護施設に勤務しており、仕事上の不注意で入居者さまにケガを負わせてしまったのです。
弁護人として精一杯尽力しましたが、結果としては最高裁まで争われるも、依頼者様にとっては必ずしも満足のいく結果にはなりませんでした。
ただ、依頼者さまをはじめ、訴訟相手や裁判所との議論を何度も繰り返す中で、介護現場の実情や限界、価値観、職業倫理などを法律解釈として伝えることの難しさを痛感しました。

依頼者さまは当然ながら、入居者さまにケガさせるつもりはなく可能な限り精一杯の介護活動を行っていたと私は理解していましたし、自身の判決について「裁判所に理解しもらえず残念です」と感想をつぶやいていたのです。
その言葉を受けて、社会が介護士の方に何を求めているのか、その道の専門家が仕事をまっとうするためにどの程度のリスクを許容するべき、社会が求める専門家への要求水準と現場の実情との乖離など色々な問題についても考えさせられました。
何をもって妥当とするかという答えのない問題と向き合いながらの弁護にはさまざまな苦労もありましたが、事件を戦い終えたあとに依頼者さまから聞いた「仕事をしていてもこの事件のことは頭から離れなかったので、大きな区切りをつけられて良かったです。
前を向いて、また明日からがんばれます」という言葉は今でも忘れられません。


――依頼者さまは川北先生にとってどのような存在ですか?

依頼者さまは、弁護士を成長させてくれる存在だと考えています。
我々は法律のプロではありますが、社会的なトラブルには人の感情なども入るため、法律だけでは解決できないこともあります。
法律は問題を解決するための手段でしかなく、実際にどう使うか考えるのは人間です。
一人ひとりの依頼者さまから学んだ経験を次の事件へと生かす、それこそが弁護士の本分であると思っています。

04 今後に向けて

説明はわかりやすく。近隣トラブルなど身近な問題にも応える


――仕事から離れた時間での趣味や息抜きはありますか?

事務所の本拠地や自宅が札幌にあり、休みのときは北海道にある温泉の名所を巡っています。
日帰りで行ける温泉の名所もたくさんありますし、近所にあるスーパー銭湯のサウナにもよく通っています。
職業柄、仕事のことが頭から離れることはあまりないのですが、汗を流してスッキリしながら物事を考えると、ふとアイデアをひらめく瞬間もあるのです。
温泉やサウナで過ごす時間は、日常とは異なる空間で仕事へ没頭できる時間ですし大切にしています。


――今後、どのように活躍していきたいですか?

最新の法律知識を常に身につけながら、わかりやすく丁寧なコミュニケーションを心がけて、依頼者さまと接していきたいです。
特に依頼者さまへは、なるべく平易な言葉で丁寧に説明すること、出来る限りではありますがその時点での見通しとそのように判断すべき理由を詳細に説明するようにしています。
その結果、必ずしも依頼者様に有利なお答えばかりとは限らず、厳しい見通しをお伝えせざるを得ないこともあると思いますが、その方が最終的には依頼者さまの利益と納得につながることだと信じています。
一件一件の相談に対してじっくりと向き合い、量をこなすのではなく質にこだわる法律事務所として発展していければと思います。


――相談に悩む読者へメッセージをお願いします。

弁護士は身の回りで起こっている法律問題を、依頼者さまと同じ目線で見て解決へ導く仕事です。
どのような問題でも、まずは素直に私たちに聞かせてください。
そもそも弁護士に相談するような法律問題なのかどうか、一般の方にはわかりにくい場合も数多くあります。
そのような場合でもまずお話しをお聞かせ頂き、法律で解決できる問題なのかどうか、法律的解決をする方が良いのか、または別の解決方法が良いのかを整理しながら、その方がおかれている立場にあわせて、何がベストな解決策なのかを提案させて頂きます。

過去には「近所にスーパーマーケットが新しくできるのですが、通行人が増えてしまうのではないかと心配です」など、ごく身近な相談を受けたこともありました。
日々を過ごすなかで一人では解決できない、誰かの力を借りたい問題に直面した際は気負いせず何でも相談していただければうれしいです。
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