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やまぐち さとる
山口 暁弁護士
山口法律事務所
枚方市駅
大阪府枚方市大垣内町2-12-10 スターライトビル202
対応体制
  • 法テラス利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可

インタビュー | 山口 暁弁護士 山口法律事務所

不動産に強く、行政事件など大型訴訟にも従事。幅広いジャンル、事例に取り組む枚方の代表弁護士

約25年もの長いキャリアを誇る、山口法律事務所の山口 暁(やまぐち さとる)弁護士。
これまで一般民事や家事事件のほか、行政事件や大型訴訟などにも携わってきました。
地元に戻って独立した現在は、その豊富な経験を武器に住民の困りごとを幅広くサポートしています。
どんな状況にあっても、なんとか突破口を見つけて打開するーー。
そんな百戦錬磨の弁護活動と、地元住民への思いに迫ります。

01 これまでのキャリア

弁護士歴は約25年。東京と奈良で経験を積み、枚方市に現事務所を開設

ーー事務所のある枚方市は、生まれ育ったエリアだとお聞きしました。

私の生まれは、隣接する寝屋川市です。
高校まで市内の公立校に通い、枚方も生活圏内でした。
大学進学を機に上京して以来、約30年ぶりに帰ってきて現事務所を開設しました。

弁護士になって約25年、独立してから5年が経ちました(2025年2月現在)。
開設以来、ありがたいことにたくさんのご依頼をいただいています。
今までお付き合いを頂いていた奈良県の方々からのご依頼に加え、枚方を中心に、寝屋川や高槻市、吹田市、京田辺市、生駒市、四条畷市など近隣に暮らす方々からのご依頼も多いです。


ーー現事務所を開設するまでは、どんな事務所にいらっしゃったんですか?

東京と奈良にある法律事務所に勤めていました。
最初に入った都内の事務所には約2年在籍し、企業法務を中心に経験を積みました。

その後移籍した奈良県内の司法修習でお世話になった事務所には、20年ほど勤務させていただきました。
ジャンルや規模の大小を問わず、いろんな事件を担当させて頂きました。
大規模な民事事件や事務所が顧問を引き受けていた自治体の行政事件などにも携わりました。

02 得意分野と実績

再開発による立ち退き交渉。不動産が絡む相続、父親側で親権獲得も

ーー日頃、よく受けていらっしゃる相談内容を教えてください。

地域住民のみなさまの困りごとは、基本的にジャンルを問わずお引き受けするようにしています。
不動産、相続、離婚・男女トラブル、交通事故、労働問題、債務整理、刑事事件、などです。

住民訴訟などの行政事件にも携わっていますし、特許など一部の専門分野を除いて、企業法務も含めて幅広く扱っています。


ーーどんなSOSにも、一通り対応できると。

そのなかでも、とくに不動産問題を多く扱ってきたように思います。
不動産売買のトラブル、土地の境界紛争、建物の明け渡し(立ち退き)、欠陥住宅の問題などです。

デベロッパー(開発業者)など不動産関連会社からも御依頼を頂き個人の方々からのご依頼もたくさんお受けしてきました。


ーーその数ある事件のなかから、具体的な解決事例もお聞きできますか?

たとえば、土地の再開発、建物の老朽化をめぐる店舗の立ち退き問題です。

ひとつは、ある建物の敷地が再開発事業の対象となり、入居していたクリーニング店が立ち退きを求められた事案です。
あのときは、過去の収益などを根拠に、相場よりも高額な立退料を受け取ることで合意できました。

一方、建物の老朽化に関する事案です。
このときはオーナー会社の代理人として、立ち退きに応じてくれない店舗側と交渉に臨みました。
その際に代わりの店舗候補となる建物をご用意し、移転費用を基本とする低額の立退料で無事に明け渡してもらうことができました。


ーーどちらも、立ち退き交渉を有利に進めたわけですね。

その不動産が関わる問題でいえば、相続のご依頼もよくいただいています。
相続では遺産に不動産やマンションなどの収益物件が含まれていると、現実的な価値評価が難しく、余計に揉めるケースが少なくありません。

ただ、私自身の経験値やノウハウのほか、不動産鑑定士、土地家屋調査士、司法書士などの他の士業の先生や不動産業者の方々とのネットワークがあり、これらの皆様との連携の下で、複雑な遺産分割にも対応して参りました。

その他、不動産については、奈良県で経験を積んだこともあり、農地や山林、入会権などの特殊な問題を含め、複雑な事案にも対応してきました。

ほかの分野でも、たいていのジャンル、事案には対応できると思っております。
例えば、離婚については現時点でもたくさんのご依頼を受けておりますし、中には離婚後の親権について、ハードルが高いとされる父親側で獲得したケースも複数あります。
交通事故や借金問題の経験も積んでおりますし、労働事件も労働者、企業の双方から積極的にご相談をお受けしています。
どんなお悩みも、安心してご相談いただけるとうれしいですね。

03 事件解決のスタンス

「どこかに手がかりはある」。売掛金をめぐる企業間訴訟で形勢逆転

ーー事件を解決するために、大事にしていることは何でしょうか?

どんな状況でも、様々な方法や工夫を考えて、粘り強く取り組むことです。

弁護士費用は、決して安いものではありません。
にもかかわらず、依頼者の皆様は私に依頼をして下さったわけですから、とにかく最善を尽くすのが自分の責任だと認識しています。

だからこそ、たとえ形勢が有利とはいえなくても、あるいは100%勝つことは難しくても、「何か手がかりはないか」と一生懸命解決の糸口を探し出すようにしております。
あきらめたらそこで終わってしまいますので。

この試行錯誤は、第一に依頼者の方々のご要望にお答えするためなのですが、同時に、そうやって試行錯誤することが、自分の弁護士としての可能性を広げることに通じると信じております。



ーーなるほど。依頼者は心強く感じると思います。

記憶に残る逆転劇はあったかと言われて思い出す事件の一つは、売掛金をめぐって企業間で争った裁判です。

あのときは、ある新しい証拠を出したことで一気に形勢が逆転しました。
それは、請求書などの書類です。
当方が原告として相手方に工事請負代金請求をした事例ですが、もともと証拠の乏しい事例で、当方は請求書を毎月相手方に交付して請求を行っていたと主張しました。
ところが、相手方は受け取っていないなどと主張し、当方にもそれ以上の決め手となる証拠がない状態で困りました。
相手方は、当方の請求書は当方がまとめて作成した偽造書類だと主張したのです。しかし、当方の請求書を調べてみるとファイルに綴(と)じた書類のパンチ穴の位置が、バラバラだったことを発見しました。
まとめて当方が偽造・作成していたなら、穴の位置はどの書類も同じになるはずです。
それを根拠に、私は請求書類はその都度つくったものであり、当方は毎月相手方に対して請求を繰り返したと主張しました。その結果、裁判所は当方の請求を認め、勝訴判決をしてくれました。こういうことは、頻繁にあるわけではないので、思い出には残っています。


ーーそんなに細かいところまで目を配り、さらにハッと気づかれたんですね。

また、その件とは別に、最近では一審敗訴の不利な状況から、二審で和解に持ち込んだ裁判もありました。

マンション工事を妨害し、遅延させたとして近隣住民が損害賠償を請求された裁判です。
被告住民の弁護を担当したんですが、妨害した事実、違法性そのものはなかなか動かしにくい状況で第一審は負けてしまいました。


ーーそれでも、そこからなんとか持ち直したと。

控訴審では、一生懸命証拠を見直し、、相手が提出した工事日程や図面から、相手方の主張するような工事の遅延は発生していないのではないかということを主張し、相手方の請求額が過大ではないか、相手の立証が不十分ではないかと裁判官に根気強く訴えました。
その結果、賠償金をおよそ1/2にまで減額する内容の和解にこぎ着けることができました。これにはほっとしました。

以上はわずかな例ですが、私たちがお受けする事件には、ひとつとして同じものはありません。
だからこそ私は、安易にマニュアルに頼ったり、パターン化して処理したりせず、事案に応じて柔軟に解決を図ることを心がけています。

これまで劣勢の事件をなんとかして跳ね除けてきたことがありますが、うまくいった場合の要因のひとつは私なりにいろいろと考えて工夫をしてきたことにあると思います。、それは長いキャリアを通じて蓄積されてきたものだとは思います。

04 依頼者への思い

「どんな悩みも、気軽に打ち明けて」。相談するだけで気が楽になることもあります。

ーー話は変わりますが、久しぶりの地元での生活はいかがですか?

やっぱり、気持ちが落ち着きますよね。
このあたりには穏やかな方が多いですし、会話のテンポや考え方、それこそ笑いのツボまでぴったり合います。いろんな場所に住みましたがやはり地元はよいですね。


ーー時を経て少年時代を過ごした場所に戻ってこられたと。

そうですね。今はこうやって、地域のみなさまのお役に立てることに感謝しております。

地域の皆様に申し上げたいことは、少しでも困ったこと、不安なことがあれば、ぜひ気軽にご相談にいらして頂きたいということです。
誰にも打ち明けられない悩みや葛藤を口にするだけでもきっと気持ちが楽になるはずですし、御自分が相談前に悩んでいたほどには、心配しなくてもよいケースも多いです。
一生懸命お力になれるように努力させていただきます。
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