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かとう しん
加藤 信弁護士
冨田・島岡法律事務所
伏見駅
愛知県名古屋市中区栄2-12-12 アーク栄白川パークビル3階305
対応体制
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インタビュー | 加藤 信弁護士 冨田・島岡法律事務所

不要な空き家や農地、山林を子どもに相続させない方法。「負動産」に詳しい名古屋の弁護士が指南

地方を中心に増えている、空き家や農地、山林などの「負動産」。
その処分に力を入れて取り組んでいるのが、冨田・島岡法律事務所の加藤 信(かとう しん)弁護士です。
行政との交渉や契約書の作成をはじめ、使い道のない土地や建物の譲渡を手厚くサポートしています。
固定資産税や維持管理費のかさむ「負動産」を、子どもたちに相続させないためにはどうすればいいのでしょうか。
必要な対策やポイントをじっくりお聞きしました。

01 キャリアと実績

ネットの誹謗中傷などに強く、投稿削除やインスタのアカウント復旧も

ーーまずは、これまでのキャリアや担当事件について教えてください。

弁護士になって以来、一貫して名古屋でキャリアを積んできました。

とくに力を入れてきた分野のひとつが、SNSなどでの誹謗中傷をはじめとするインターネット問題です。
投稿の削除や本人を特定するための発信者情報の開示、名誉毀損による損害賠償、乗っ取られたインスタグラムのアカウントの復旧などを何度も手がけてきました。

一般の方だけでなく、個人事業主やインフルエンサー、法人からのご依頼も積極的にお受けしており、とくに病院・クリニックに対するGoogleマップ上の悪質な書き込みへの対応経験なども豊富にあります。


ーー医療の分野にも詳しいんですか?

医療や介護現場で起こる法律トラブルにも、これまで重点的に携わってきました。
ネット上の誹謗中傷に加え、カスタマーハラスメント対策や従業員との労働問題などです。

そのほかにも、おもに企業の立場から外国人の雇用や海外との取引など国際的な問題にも力を注いできました。

02 注力分野と強み①

空き家、農地、山林。行政との交渉など「負動産」の譲渡をサポート

ーー加えて現在、新たに力を入れて取り組んでいるテーマがあるとお聞きしました。

最近ニュースなどでも報じられ、にわかに注目されている「負動産」をご存じでしょうか。

市場価値が限りなく低く、売却などが困難な不動産のことです。
所有しているだけで固定資産税や維持管理費がかかり、経済的な負担が大きいことから「負の財産」と呼ばれているんです。

典型的なのが、親などから相続した山林や農地、老朽化が進んだ空き家です。
愛知県内でも名古屋の中心部を除き、近年こうした負動産が増えています。
そのため、不要になった土地や建物の対処に頭を悩ませている方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。


ーーそれを弁護士に頼むと、どんな解決が期待できるんでしょうか?

おもに想定しているのは、第三者への無償での譲渡です。
というのも、空き家や農地を取得したいという需要も一定程度あるため、そこをうまくマッチングするお手伝いができないかと考えているんです。

なぜ弁護士が介入する必要があるのか。
それは、ご本人で対処するには法的なハードルがあるうえに、のちのちトラブルに発展してしまう恐れがあるからです。

たとえば、山林です。
お話を聞いていると、相続して初めてその土地の存在を知る方も少なくないんです。
場所については「公図」と呼ばれるものから特定するんですが、その見方がわからず困っていらっしゃる方々も目にしてきました。


ーー「公図」ですか?普段あまり耳にしない言葉です。

確かに、存在自体をご存知ない方がほとんどかもしれません。
土地の形状や区画などを示す地図のことで、法務局が管理しています。
私にご相談いただければその公図を取り寄せ、まずは場所を特定するところからお手伝いできます。

農地についても、高いハードルが立ちはだかります。
譲渡するには、原則として農業委員会の許可が必要になるからです。
各市町村に置かれる農地事務を担う行政委員会のことで、つまり行政と折衝しなければなりません。


ーーそれを弁護士に任せられると。空き家の場合はいかがですか?

空き家も全国各地で増えており、問題は深刻です。
取り壊すだけでも多額のお金がかかります。
相続対策で手放そうと考えながらも、二の足を踏んでいる方が大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

その一方で、改装・リフォームすればまだ有効活用できるような空き家もたくさんあるんです。
たとえばその場合に、近隣の住民らに弁護士名義で「無償でお渡しできるので、譲り受けていただけないですか?」などとご提案し、交渉に乗り出すことができます。

03 注力分野と強み②

「負動産」を子どもに引き継がせないために。肝心なのは早めの対策

ーー「負動産」の処分には法的な壁があるうえに、先ほどトラブルへの懸念もあるとも指摘されていましたね。

実はこの「負動産」については、個人間で情報交換や譲渡のやりとりをするインターネットの掲示板が存在するんです。

ただ、仮にそこで譲渡で合意できたとしても、おそらく契約書を作成するわけではないはずです。
手軽で便利なところがある反面、そうなるとあとでトラブルが生じる恐れが出てきます。

先ほど近隣住民との交渉に関するお話をしましたが、私にお任せいただければそういう場合には必ず契約書をご用意するので、トラブルを回避できます。
譲渡を打診された相手側も、弁護士名義であれば安心できるはずですしね。


ーー弁護士に頼むメリットと必要性。とくにどんな人に訴えたいですか?

処分に困っている農地や空き家をお持ちの60〜70代前後の方々です。
この先相続が発生した際に、お子さんたちに迷惑をかけたくないと考えている方々にお伝えしたいですね。

放置したままお子さんたちが相続すると、固定資産税などの負担が重くのしかかります。
もし県外に暮らしていらっしゃる場合は、維持管理が余計に大変で苦労されるはずです。

とくに空き家は使っていなくてもどんどん老朽化し、倒壊の恐れすら出てきます。
そうなれば、近隣住民から苦情が押し寄せる事態も招きかねません。


ーー早めに対処しておけば、子どもたちに負の遺産を残さずに済むと。

ご家族のためになるのはもちろん、地域貢献という意味合いも生まれてきます。

もしかしたら譲り受けた空き家をリフォームし、そこに転居する移住者が現れるかもしれません。
また、たとえば週末に農地で畑作業を楽しみたい方、完全プライベートな山林でバーベキューや昆虫採集に興じたい方、そんな方々もきっといらっしゃるはずです。

手つかずの空き家や農地に新たな人の営みが生まれるようになれば、過疎化しつつある地域が活性化していく可能性もあると思うんです。


ーー譲渡する人、譲り受ける人、そして地域。まさに三方よしですね。

私は愛知県刈谷市で生まれ育ち、名古屋の大学とロースクールに通いました。
負動産の有効活用は、愛着のある地元に貢献できる仕事でもあることから強い思い入れがあります。

県内の土地勘や不動産事情にも詳しいので、ぜひ気軽にご相談いただけるとうれしいですね。

04 信念・モットー

「たゆたえども沈まず」。不屈の決意で、最後まで依頼者を支える

ーー弁護士として、大切にされている信念などがあれば教えてください。

最も大事にしているのは、依頼者さまとのコミュニケーションです。
対面やお電話はもちろん、LINEやメール、オンライン面談などで連絡を取り合い、事件の進捗などをこまめにご報告するようにしています。
不安の渦中にいらっしゃる依頼者さまを、不安な思いにさせないためです。

そんな風に一緒にじっくり話し合いながら、納得いただける解決を目指して最後まで伴走させていただいています。
結果はもちろん、解決までのプロセスも大事にしているんです。


ーー話は変わりますが、休日や週末はどんな風にお過ごしですか?

家族と一緒に過ごしていますね。
2歳の息子と4ヶ月の娘がいるので、公園や遊園地によく出かけます。先日はお宮参りにも行ってきました。
平日も仕事を終えてからは、できる限り家事と育児に励んでいます。

さて、最後に私の好きな言葉を紹介させてください。
フランス・パリの紋章にある標語で、作家・原田マハさんの小説名にもなっている「たゆたえども沈まず」という言葉です。
逆境や困難を前に動揺することはあっても、決して沈まない、屈しないという強い意志を表しています。

私もそんな不屈の決意を胸に、これからもどんな難題にも全力で立ち向かうことをお約束します。
「負動産」にお悩みの方は、ぜひ安心して私を頼っていただきたいですね。
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