石井 誠弁護士のアイコン画像
いしい まこと
石井 誠弁護士
上大岡法律事務所
上大岡駅
神奈川県横浜市港南区上大岡西1-6-1 ゆめおおおかオフィスタワー22階
対応体制
  • カード利用可
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • WEB面談可

インタビュー | 石井 誠弁護士 上大岡法律事務所

キャリア25年、弁護士会副会長など歴任。「地域密着」の草分けで、生涯現役貫く弁護士

開業して20年超、「地域密着」の草分け的な存在として知られる上大岡法律事務所。
歴史ある事務所を率いるのは、代表の石井 誠弁護士です。
キャリア25年に及ぶベテランで、弁護士会の副会長なども歴任してきました。
モットーは、「元気の出る法律相談」。
離婚事案について有責配偶者からの依頼を積極的に受任したり、なかなか別居に踏み切れない妻を後押しする独自の手法を編み出してきました。
どんな状況でもあきらめず、依頼者のために尽くす仕事ぶりに迫ります。

01 事務所の歴史とポリシー

開業20年超、「地域密着」の草分け。弁護士会副会長など歴任


ーー弁護士になって25年、さらに現事務所も1998年に開業し、もう20年以上経ちました。

勤務弁護士として1年半経験を積んだ後に独立し、横浜市上大岡に現在の事務所を開設しました。
離婚・男女問題や刑事事件、交通事故、不動産、相続をはじめ、一般の方々が直面する法律問題は何でも解決するスタンスで、長い歴史を刻んできました。

開設当時は、横浜の法律事務所といえば裁判所のある関内エリアに集中していました。
上大岡はターミナル駅で交通の要所、さらに住宅街でもあり多くの人が居住しています。

ご依頼者の立場を考えれば、弁護士事務所は本来ならそうした場所にあるべきです。
今でこそ住民の居住エリアなどに開設される事務所は相当増えていますが、私が開業した当時はかなり珍ししがられましたね。

しかも、インターネットがまだそれほど普及しておらず、ホームページで弁護士選びをするのが難しい時代でした。
広告の手段といえば、NTTのタウンページ(職業別電話帳)くらいしかなかったんです。


ーーそれでも開設後、地域住民を中心に問い合わせは順調に増えていったのですか?

ありがたいことに、上大岡を中心とする横浜市南部のほか、横須賀市、三浦市、鎌倉市、藤沢市などに在住する方々に頼っていただき、相談件数はどんどん増えていきました。

そうやって実績を積み重ねてきたことで、弁護士会などで重役を担わせていただく機会も増えました。
横浜弁護士会(当時)の副会長のほか、神奈川県弁護士会では弁護士業務改革委員会の委員長、綱紀委員会の委員などを務めてきました。

当事務所は、「地域密着」を掲げる事務所としては草分け的な存在だと自負しています。
その地域密着とともに、どんな人にも門戸を開く「敷居の低さ」、そしてご依頼者にとって「元気の出る法律相談」が当事務所のモットーです。

02 事件解決へのスタンス

離婚事案で有責配偶者の依頼を積極的に受任。別居を後押しする「置き手紙受任通知」も


ーー「元気の出る法律相談」というフレーズは引き込まれますね。

これは、どんな事案でもご依頼者のために力を尽くし、必ず何らかの解決策を見い出すという意味です。
私は、ほかの弁護士が過去の判例を踏まえて受任を断念するような事案でも、あきらめずに何らかの代替策を探し出すようにしているんです。

例えば、「有責配偶者」による離婚請求です。
有責配偶者とは、不貞などによって結婚生活を破綻させる原因をつくった人のことです。
自ら破綻の原因を生じさせた本人が離婚を請求しても、他方配偶者が離婚に同意しない限り裁判所は原則として離婚を認めないとする最高裁判例があります。
ですから、有責配偶者からの離婚請求については、「あなたは離婚できません」とだけ回答して、そもそも受任をしない弁護士が多いようなんです。


ーーただ、石井先生は違うと。

確かに、最高裁判例があるので裁判で判決にまで至れば勝ち目は薄いのが現実です。
ただ、判決にまで持ち込まずに協議によって相手の要望をさぐることで、協議離婚を成立させることはできることが多いのです。

例えば、慰謝料(解決金)を通常よりも高く積むとか、相手に自宅を譲るとか、つまり相手の考えている落とし所をさぐることですよ。
相手がどんなことを望んでいるのか、交渉によってそれを引き出し、それぞれの事情に応じた解決策を編み出すんです。

今まで何人もの弁護士に門前払いされた方が、私のもとにいらっしゃると「初めて親身に相談に乗ってくれた」と驚かれることがよくあります。
なかには相談した弁護士から不貞行為をしたことを非難されてしまって相談が終わることもあるようですが、私はそんなことはしません。
あくまでもご依頼者の立場に立って、困難な状況でも手を尽くして一緒に出口を見つける。
どんな事件も、常にそういう心構えで臨んでいます。


ーー依頼者にとっては、とても心強いでしょうね。

離婚関係ではほかにも、「(離婚に向けて)別居したいけど、夫に怖くて言えない」と困ってご相談にいらっしゃる女性も多いんです。
そんなとき、別居を実現させるために編み出した策があります。
私はそれを、「置き手紙受任通知」と呼んでいます。

具体的には、夫が働きに出ている間に転居の準備を進めておき、いよいよその日が来たら、あらかじめ私が作成して依頼者に渡しておいた受任通知書を家に置いて退去するんです。
弁護士が作成する受任通知書は、一般的には弁護士がご依頼を受けた段階で相手方に郵送するものです。

ただ、別居することが夫にばれると怖くてなかなか別居に踏み切れない妻からの依頼の場合などはあえて通知書を郵送せずに、私が作成した受任通知書を妻に手渡ししておいて、妻が退去するタイミングで置き手紙として残して夫に知らせるんです。
そうすることで、別居が怖くてできなかった妻が、離婚に向けて前に進めることができるようになります。
これは、ご依頼者からご好評いただいている手段のひとつなんです。


ーー事案によっては、相手に「あきらめせさる」ように持って行くこともあるそうですね。

その通りです。離婚問題に限らず、弁護士が受任通知を相手に出しても、相手方の中には弁護士である私を無視して直接ご依頼者に連絡する人もいるんです。

どのような事案でも、ご依頼者には「相手から何を言われても、必ず『弁護士に連絡して』とだけ答えてください」とお伝えします。
それ以上、相手方との会話のキャッチボールは絶対にしないようにと、念を押してアドバイスさせていただくんです。

そうすれば、「もう(本人に)連絡しても無駄だ」と、相手は必ずどこかのタイミングであきらめます。
つまり、相手を納得させるのではなく、あきらめさせるんです。
これは、私がヤミ金事案などで相手方ヤミ金と対応する際によく使ったテクニックで、一方的にこちらの主張を伝えて、それ以上は「まともな会話をしない」という方法は、こちらも精神的ストレスが少なく、かつ効果的に相手方を諦めさせることができます

03 依頼者との関係

市民講座講師やコラム執筆などで磨いた「わかりやすい説明」


ーー「依頼者の盾になる」という強い思いが伝わってきます。

同時に、私がご依頼者と接する際に心がけているのは、「わかりやすい説明」です。
法律用語を使うことは極力避け、わかりやすい言葉を選びながらお話するようにしています。

それは、遡れば学生時代に家庭教師のアルバイトをしていた頃から意識していたことでもあります。
また、弁護士になってからも、通常の法律相談以外に日弁連(日本弁護士連合会)や神奈川県弁護士会の事務職員研修会の講師を務めてきました。

さらに、横浜市が実施する市民法律講座の講師のほか、地域情報誌『タウンニュース』でも「元気の出る法律相談」という連載コラムを毎月執筆しており、回数はもう130回を超えました。
日頃から法律の問題をわかりやすく説明したり、弁護士の存在をもっと身近に感じてもらおうと日々の仕事ぶりを紹介したりしているんです。


ーー事務所に居座るのではなく、自ら依頼者の方へ歩み寄ろうとされているのですね。

そのほかにも、ご依頼者とコミュニケーションをとるうえで役立っていると思われるのが、私の「声」です。
「独特の低音で心地よい」と言っていただくことがよくあるんですよ。
地声が低く、声量があってよく通るようなんです。

実はカラオケが趣味で、ボイストレーニングに通って発声の仕方などを本格的に習った時期もあったんです。
レパートリーは幅広く、例えばひと昔前なら郷ひろみさんの『2億4千万の瞳』、最近は話題を集めた『うっせぇわ』もマスターしました。

趣味については、ゴルフも好きですね。
仲間たちからは、「石井さんと一緒にラウンドを回ると、自己ベストスコアが出る」とよく言われるんです。
まだあまりゴルフが上手くない方に対しては、どうすれば少しでもミスショットをしないようにできるかを私が考え、そのためのアドバイスをすることがあるのですが、それが同伴競技者の伸び伸びとしたプレーにつながっているのかもしれません。
ご依頼者にも、そういう居心地のよさを感じていただけているとうれしいですね。

04 今後の展望

弁護士は「対人援助業」、生涯現役を貫く覚悟


ーー弁護士になって25年。やはりまだまだ第一線で、という思いですか?

弁護士の仕事は、「対人援助業」です。
何年経っても、悩んでいる方々の手助けができ、喜んでいただけたときは何物にも替えがたいやりがいを感じます。
気力と体力が続く限り、生涯弁護士を貫いていく覚悟です。

数年前、母校の高校で弁護士の仕事について講義する機会があったんです。
そのときにも「一生、人助けができる仕事」と生徒たちに熱弁しました。
将来、生徒のなかから弁護士になる方が出てきてくれたらうれしいですね。
もちろん、私も負けじと今後もご依頼者のために力を尽くしていきます。
電話で面談予約
050-7586-7097
時間外

※お電話の際は「ココナラ法律相談を見た」とお伝えいただくとスムーズです。