さたけ やすたか
佐竹 康孝弁護士
弁護士法人花井・佐竹法律事務所
国際センター駅
愛知県名古屋市中村区名駅3-3-2 志摩ビル2階
複雑な債務整理をスピード解決。法人破産に強い弁護士、個人の借金問題に取り組む理由
企業法務に強い弁護士法人花井・佐竹法律事務所の佐竹 康孝(さたけ やすたか)弁護士。
とくに法人破産に精通し、特殊な案件も数多く手がけてきました。
そして、その経験とノウハウを個人の債務整理や離婚・男女問題でも発揮。
気さくな人柄が「話しやすい」などと好評のようで、依頼者から厚い信頼を寄せられています。
とくに法人破産に精通し、特殊な案件も数多く手がけてきました。
そして、その経験とノウハウを個人の債務整理や離婚・男女問題でも発揮。
気さくな人柄が「話しやすい」などと好評のようで、依頼者から厚い信頼を寄せられています。
01 得意分野と強み<企業向け>
法人破産は年間10件超、特殊な事案も。事業承継、M&Aのエキスパート
ーー現在の事務所には長く在籍されているんですか?
弁護士になってから、ずっと現事務所で働いています。
2020年にはパートナー弁護士となり、事務所の冠に私の名前も並ぶことになりました。
現在は代表と私、女性弁護士の3人で事件処理に当たっています。
3人とも比較的年齢が近いこともあり、風通しのいい事務所ですね。
ーーおもにどんな案件を手がけているのでしょう?
メインは、企業法務です。
愛知県内の中小企業を中心に、大企業も含めて幅広くお手伝いしています。
各種契約書の作成・チェックから紛争案件、倒産、事業承継、M&A、労働問題まで手広くカバーしています。
当事務所の武器は、法人破産に強い点です。
毎月1件程度、年間10件以上のペースでご依頼を受けています。
数字だけ見ると少ないように感じるかもしれませんが、法人破産は複雑で時間もかかります。
弁護士3人の小さな事務所としては、かなりの数です。
代表が元銀行マンだったこともあり、破産はずっと力を入れてきたテーマなんです。
ーー佐竹先生ご自身も得意とされているんですよね。
法人破産には、私自身も長く携わってきました。
「全国倒産処理弁護士ネットワーク」の会員として、日頃から情報収集にも熱心に動いています。
また、「事業承継・M&Aエキスパート」「M&Aシニアエキスパート」の資格も持っています。
さらに、当事務所には破産専任の事務員もいるんです。
そのため、特殊な事件を手がけることも少なくありません。
規模の大きい案件ですと、ショッピングモールなどに10店舗以上のお店を構える小売店やサービス業などの破産を手がけてきました。
ほかにも、よその事務所に断られ、困ってうちにご相談いただくケースも多いんです。
複雑で大掛かりな事案を処理するための経験とノウハウ、もっと言えばリサーチ力やスキームの設計方法。
それらが当事務所にはあります。
02 得意分野と強み<個人向け>
複雑な自己破産、個人再生の解決ノウハウ。数字に強い理系脳
ーーそうしたノウハウは、個人の債務整理を扱ううえでも大事なポイントになりそうです。
個人向けの案件はホームページでは大々的にうたっていないんですが、実は債務整理を含めて一通り幅広くお手伝いさせてもらっているんです。
顧問先の経営者や従業員のみなさんのほか、それ以外でもご紹介で相談いただいています。
具体的には債務整理のほか、離婚・男女問題や交通事故、刑事事件などさまざまですね。
個人の債務整理について、強調したいのはやはり法人破産のノウハウがあることですね。
というのも、法人の場合は会社そのものに加え、経営者個人の破産や従業員のケア、取引先への対応など業務が多岐にわたり、作業がより煩雑だからです。
ーーその複雑な事件処理のノウハウを、個人案件に活かせるというわけですね。
例えば、過去に破産歴のある人や、ギャンブルなどで莫大な借金をつくってしまった人など、一般的には免責不許可事由があるとされるようなケースもそうです。
これは、債権者にひどい行為をした際などに例外的に借金が免除されないことですが、なんとか回避するためのノウハウがあるんです。
ーー「数字」に強そうな印象も受けましたが。
法律には、世の中の理不尽や権利侵害を正す力があるーー。
そんな思いで弁護士を志すようになったんですが、頭脳はむしろ理系寄りなんです。
中学・高校時代は理系科目の方が得意でしたから。
結果的に今、理系の脳が弁護士の仕事に役立っているんでしょうね。
私たちには、会計士や税理士などの専門家とのネットワークもあります。
債務整理に限らず、ご相談内容によっては彼らと協力して手厚くサポートさせていただきます。
03 事件解決のスタンス
企業法務で培ったスピード解決力。離婚・男女問題などでフル活用
ーーほかの分野でも、企業法務で培った強みをどう活かしているのか。ぜひお聞きしたいです。
キーワードのひとつは、スピード感でしょう。
企業法務では、スピーディーな対応が重要なポイントになるからです。
例えば、個人案件で多いご相談のひとつである離婚問題です。
不貞行為などの明確な理由がない場合は、いくら離婚したくても、相手に拒否されてしまうと調停や裁判で認めてもらうことは簡単ではありません。
そんなときに、どうすれば早く離婚できるか。
例えば、当事者間の交渉にあまり時間をかけずに、すぐに調停を申し立てる、あるいは訴訟に打って出る。
早い段階で、そうやってファイティングポーズをとることが、場合によっては有効打になることがあります。
ーーどういうことでしょうか?
つまり、「どうしても離婚したい」「結婚生活を続ける気がない」という強い意思を行動で示すんです。
すると相手は、「本気だな。もうどうにもならないかも」とあきらめ、やむなく離婚に応じるようなケースがあるんです。
ただ、それでも相手に拒否され、裁判までもつれたら、逆にこちらが分が悪くなるリスクも伴います。
そのあたりの駆け引きは、相手の反応を見極めながら慎重に行う必要があります。
それでも、うまくいけば下手に交渉に時間をかけるよりも、早く解決できる可能性があるわけです。
ーーどういう戦略を立てるか、そのあたりは弁護士の力量が問われるところですね。
争いには、常に相手がいます。
私たちの仕事は、依頼者さまのご要望に「100点」で応えられることばかりではありません。
ときには相手に譲歩しながら、妥協点を見出す必要もあるんです。
だからこそ、大事なのは依頼者さまの「納得感」だと思うんです。
考えられるリスクや見通しを事前にしっかりご説明したうえで、目指すゴールを共有できるかどうかが重要なんです。
どんな事件も、まずは依頼者さまに納得いただいたうえで進めるようにしています。
納得感を得られれば、次のステップへ進むときの心持ちがまったく変わってくるはずです。
私たちの仕事は、形式的には事件が解決したら終わりますが、依頼者さまにとってはその先も人生は続きます。
気持ちを切り替えて、気分よくリスタートしていただく。
それが私の役割であり、大事にしている思いですね。
04 悩みを抱えている人たちへ
壁をつくらず、聞き役に徹する。だから、すべてを吐き出してほしい
ーーそんな依頼者の姿を見ることが、大きな原動力になっているように感じました。
多くの依頼者さまにとって、弁護士に相談することなんて一生に一度あるかないか、しかもそれは人生の一大事なはずです。
すべてが初めてのことで、どうしたらいいかわからず駆け込んでくる方がたくさんいらっしゃいます。
そんなときに求められるのは、依頼者さまに親身に寄り添う姿勢です。
聞き役に回り、しんどい思いを吐き出してもらうことで、少しでも気持ちが楽になるようにそばで支える必要があります。
ーーだから、「いつでも相談してほしい」という思いですか?
弁護士には堅苦しいイメージがあり、「緊張して話せない」などと思われるかもしれませんが、決してそんなことはありませんよ。
私だって家に帰れば、3人の子どもや犬と戯れあっている、そんなどこにでもいる父親です。
育ち盛りの子どもたちは元気いっぱいで、いつも振り回されていますよ。
実際、「弁護士っぽくないですね」とよく言っていただけるんです。
昔から、誰に対しても壁をつくらないタイプの人間でした。
そのあたりの気さくさや距離感に、「話しやすい」「居心地がいい」と感じていただけているならうれしいですね。
トラブルを抱えて悩んでいる方にはぜひ気軽にご相談いただきたいですし、「この人に任せれば安心」と思ってもらえるように、みなさんのために力を振り絞る覚悟です。