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ささだ のりひろ
笹田 典宏弁護士
湘南合同法律事務所
藤沢駅
神奈川県藤沢市藤沢551-1 日進ビル7階
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インタビュー | 笹田 典宏弁護士 湘南合同法律事務所

「人の気持ちにセオリー通りはない」圧倒的行動量と寄り添いの姿勢で依頼者目線の解決を

「成功率2割の壁を、行動量で乗り越えられた」
そう語るのは、湘南合同法律事務所の笹田 典宏(ささだ のりひろ)弁護士。

笹田弁護士の強みは圧倒的行動量。
成功確率2割の勾留解除を成功するなど、即行動を心がけ、数々の事件を解決してきました。
先生ご自身に受験や試験での挫折経験があるからこそ、悩みを抱える人々への配慮や、物事に対する真っ直ぐな姿勢が際立ちます。

今回はセオリー通りには行かない依頼者のお気持ちと、真摯に向き合う笹田先生の姿を追いました。

01 弁護士を志した理由

たった一度の講義、とある弁護士との出会いが運命を変えた

――弁護士を志したきっかけを教えてください。

大学のゼミで、ある弁護士の先生の講義を受けたことがきっかけです。
その先生は、障がいのある方の移動介護費の不支給決定を争い、勝訴されていました。
たった一度の講義でしたが、その後の進路に影響するほど、感銘を受けました。

先生は大学を中退されていたのですが、中退の理由もドロップアウトをした方々のお気持ちに寄り添い、説得力を持たせたいからだったんです。
人生において、生き様がかっこいいと思える人と出会えることってなかなかないことで、私にとってとてもインパクトのある出会いだったんです。

そこから法曹の道へと志すようになりました。
とはいえ、弁護士になりたいというよりも、その先生のようになれたら…という思いが膨らみ、弁護士という職業を目指しました。


――弁護士になりたい以上に、出会った先生の生き様に憧れたと。そして、笹田先生は、弁護士になる前は福祉施設で勤務されていたそうですね。

はい、実は司法試験には何度もチャレンジしているんです。
その間、障がい者や高齢者の訪問介護スタッフとして働いていました。
憧れた先生が障がい福祉の分野をやっていたこと、私自身の家族に障がい者がいたこと。
さまざまな理由もあったのですが、一番大きかったのは、社会を知りたかったということです。
訪問介護スタッフとして勤務しつつ、司法試験の勉強をして、司法試験に合格。
そして今に至るというわけです。


――福祉施設で勤務した経験は、弁護士の仕事に活きていますか?

活きていると思います。
訪問介護の仕事は、利用者さまとの関係がすごく密になるんです。
さまざまな利用者の方がいて、その方に最適な介護方法を選択していく。
弁護活動にも通じる部分があると思います。

さまざまな人の生活の仕方、考え方があるということを学んだ上で、弁護士になれてよかったと思っています。

02 弁護士としての強み

圧倒的な行動量が制した、突破率20%・勾留解放の壁

――現在はどのような分野を中心にご相談を受けられていますか。

労使双方からの労働問題のご相談が多いですね。

弁護士になる以前は、労働者の立場を経験したことがあるから、「使用者の方が労働者に何かしらを強いているのではないか」と私自身の思考が偏ってしまっていました。
しかし、実際に使用者側のご相談を受けてみると、多くの使用者の方は、身を粉にして従業員のために働かれている。そんな方々の助けになりたいとの思いを強くし、現在は使用者の方からの事件も積極的にお受けするようになっています。また、遺産を巡る紛争のご相談も多いですね。遺産分割は、近親者が相手ということもあり、これまでの経緯から来る感情のもつれが非常に大きなウェイトを占めていると感じます。だからこそ、たとえ法律上の論点に直接関係がなくとも、そのあたりの事情も含めて丁寧にお聞きするように心がけています。

――事件解決において大事にしていることはありますか。

足を動かすことですね。

たとえば刑事事件だと、すぐに接見へ伺うようにしています。
身柄の解放をご希望されているならば、即日足を運んで、その日のうちに書類を作成し、裁判所に提出する、それでだめでもあきらめずに何度も手を変え品を変え、挑戦をします。
その場でじっと考えるよりも、行動しながら次の手を考えていくようにしていますね。


――行動量が功を奏した事件などはありますか。

刑事事件で、勾留解放をした実現した案件がとても印象的です。
ご本人がすでに逮捕されていて、ご家族からご依頼を受けた案件でした。

人質司法という言葉をお聞きになったことがあるかもしれませんが、一度勾留がされてしまうと身柄が解放されるハードルはとても高く、成功率は20%程度と言われています。。
私自身、過去何度か挑戦したことがありましたが、なかなか認められず苦戦しました。
そんななか、身柄を解放するために私が行ったことは、とにかく関係者の方々と会うことでした。

足を棒にして歩き回り、関係者に頭を下げて回り身元引受人になっていただき、各資料を集めて裁判所へ提出をしました。
すると、申立が認められて、身柄の解放へとつながりました。
ご依頼者の方からは大変感謝していただけたので、本当によかったです。

すべてのことが今回のようにうまくいくわけではありませんが、熱意を持って取り組めば、報われることもあるのだと、つくづく感じましたね。

03 対応のスタンス

人の感情にセオリーはない。オーダーメイドの対応を

――刑事事件以外で印象に残っている事件はありますか?

モラハラ気質の配偶者と離婚をしたいという方からのご相談ですね。
内容としては、一般的な離婚トラブルなのですが、ご依頼者の方と信頼関係を密に築けたなと。
離婚事件は、どちらにとっても痛み分けのケースが非常に多く、ご依頼者の方にも我慢をお願いすることはあります。
そのため、弁護士の言葉を信じていただけるよう信頼関係を築くことが、円滑な解決にとって重要です。

本件も離婚はできたものの、少なからずご依頼者の方に我慢していただく部分もございました。
そのなかでご依頼者の方が納得できる解決をできたことは、大きな成果だったと思います。


――信頼関係の構築がより良い解決への鍵となると。ご依頼者の方との日々のやりとりが、関係構築へとつながりますよね。

そうですね。
なにごとにおいても、ご依頼者の方のお気持ちが大事です。
だからこそ、ご相談においては顛末や感情、ご依頼者の方が話す言葉をできる限り遮らず、全部聞くように心がけています。

というのも、介護の仕事同様に、すべてがセオリー通りではないのです。
たとえ弁護士が正しいと考える方針であっても、依頼者の方ご本人が望むところでなければ正解ではありません。

お話をたくさん聞いて、そして確認をして。
この繰り返しで、納得できる解決は実現すると考えています。

04 弁護士としての信念とメッセージ

絶対に諦めない。最終的に成功をすることだけに目を向けて

――先生の弁護士としての信念を教えてください。

絶対に諦めないことですね。
どんな事件であっても、最初から最後まで全部うまくいくことはありません。
何度も壁にぶつかります。心が折れることもあります。

しかし、ぶつかった壁だけを見るのではなく、その壁を乗り越えた先にある成功に目を向けて、どの事件も臨んでいきたいです。
だからこそ、今悩んでいる人はぜひ諦めずにご相談いただきたいですね。

法律は誰しもが平等に使えるツールです。
もしも「不当だ」と感じたことがあったのであれば、その感情は勘違いでも間違いでもありません。
その不当だと感じた思いを具現化するのが、法律です。

法律のプロとして、ご依頼者の方が感じた不当性を具現化するために、粘り強く事件へ臨みたいです。


――最後にこの記事を読んでいる方々へメッセージをお願いします。

前述した話にもつながりますが、「おかしいな」と思ったらぜひ弁護士にご相談ください。
なかには「弁護士への相談は敷居が高い」とご相談をためらう方も少なくありませんが、風邪を引いたら病院に行くくらいの気持ちで足を運んでいただければいいと思います。私も含め、多くの弁護士は困っている方々のお力になりたいと思っております。

当事務所では、無料の市民講座などを毎月開催しています。
みなさまにとってもっと身近な存在に、もっとお力になれる弁護士を目指して、これからも精進します。
お困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。
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