なかお けんいち

中尾 健一弁護士

古川駅前法律事務所

古川駅

宮城県大崎市古川駅東2-1-5 柳川駅前ビル203

対応体制

  • 法テラス利用可
  • 分割払い利用可
  • 後払い利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可

注意補足

分割・後払いは事情や事案次第。初回面談は30分無料です。平日夜間のご相談も可能ですので、遠慮なくお申し付けください。

被災地で法律相談、石巻で開業。弱者救済の信念を体現、大崎市で歩む第2のキャリア

宮城県大崎市のJR古川駅近に、古川駅前法律事務所が開設されました。
代表の中尾 健一弁護士は、東日本大震災後に石巻市に事務所を開業し、約9年間にわたって被災者の法律相談に駆け回ってきました。
その事務所は後進に託し、新たに大崎市で第2のキャリアをスタートさせています。
DVの被害女性、労働者、交通事故被害者など、弱者救済に奔走する日々に迫ります。

01 現在の事務所とキャリアの始まり

古川駅近、地域密着の事務所。大阪出身、仙台でキャリアスタート


ーーまずは、事務所の特徴や取扱分野を簡単に教えてください。

当事務所は、宮城県大崎市のJR古川駅から徒歩数分の場所にあります。
住民のみなさんを中心に、ご高齢や体力に自信のない方々でもお越しいただきやすく、地域に根差した事務所として2020年4月に開設しました。

事件は離婚・男女問題や債務整理、相続、交通事故、労働問題をはじめ、民事・家事・刑事を問わず幅広く扱っています。


ーー出身は大阪のようですが、どういう経緯で宮城に行き着いたのでしょう?

私が宮城に来たのは、弁護士としてキャリアをスタートさせるタイミングでした。
司法修習時代に所属していた「青年法律家協会」で出会った先輩から、仙台市にある法律事務所を紹介されたんです。
同協会は弁護士や学者などで構成され、平和や人権活動などに取り組む団体です。
私は当時、司法修習生の部会に所属していたんです。

それまでは見ず知らずの土地でしたが、実は仙台は一度行ってみたい憧れの街でもありました。
大好きな音楽グループ「Do As Infinity」の曲のなかに、仙台をモチーフにつくった楽曲があったからです。

そんな憧れの思いも抱きつつ踏み出した弁護士生活ですが、入所からわずか数か月後の2011年3月11日に東日本大震災が発生します。
それから私のキャリアは、予想だにしない方向へ進んでいきました。

02 弁護士としての活動・実績

東日本大震災が直撃、石巻で開業。阪神大震災の後悔を胸に


ーー思いもよらない方向とは、何があったのですか?

まずは、発災直後から甚大な津波被害を受けた県内沿岸部の各自治体などを訪ね、法律相談に駆け回る日々が始まりました。
そして同年5月には退職し、同年7月から石巻市に法律事務所を開業することにしたんです。

大阪生まれの私は小学生のとき、阪神・淡路大震災を経験しました。
まだ子どもだったとはいえ、あのときは震災復興の活動に関われず、不甲斐なさと後悔の念を抱いていました。

だからこそ、「今度こそは力になりたい」という思いが湧き上がってきたんです。
弁護士になってまだ数か月の身でしたが、思い切って石巻に飛び込みました。


ーー震災後の石巻では、どんな法律相談を受けていたのですか?

多かったは、生活再建のための助成金制度やその申請方法についてです。
とくに「二重ローン問題」は深刻でしたが、被災ローン減免制度を使って震災前の住宅ローンを免除・減額してもらうサポートなどをしていました。
震災で亡くなった方の相続や破産のご依頼も多かったですね。

とくに印象深いものには、「在宅被災者」のサポートがあります。
ご依頼者はご自宅が被害に遭い、風呂もトイレも使えない状態なのに「修理するお金がない」と、被災した自宅に住み続けていらっしゃいました。

助成金や貸付制度などを紹介し、最終的には災害公営住宅に入居するようお手伝いしたんです。
その様子はNHKの番組で取り上げられ、私自身も出演させていただきました。
ご依頼者が新居に移り、お風呂に入って喜んでいた姿がとても印象に残っています。


ーー石巻で約9年、ひとりで事務所を切り盛りしてきたようですね。

「大変だったのでは?」と周りから聞かれることもありますが、それをはるかに上回るやりがいがありました。
震災からの復興は道半ばでまだサポートが必要ですが、地元出身の弁護士に引き継いでもらい、一区切りつけて現在の事務所で新たなキャリアを歩む決断をしました。

ただ、石巻は私にとって弁護士としてのスキルや心構えを形作ってくれた大切な場所です。
少し距離は離れましたが、いつまでも心のなかにあり続けるでしょう。

03 事件の解決事例と大切にしている思い

DV被害など女性の離婚相談多く。交通事故でも逆転劇


ーーその「心構え」ですが、いつもどんな思いで事件処理に当たっているのでしょう?

私が日々大事にしていることは、ご依頼者の話にじっくり耳を傾け、そのお気持ちにしっかり寄り添うことです。

私自身はもともと人の話を聞くのが好きで、友人などと過ごすときも、自然といつも聞き役に回っています。
ご依頼者からは「話しやすい」と言っていただけることが多く、離婚関係で女性側からのご依頼もたくさんいただけているのは、それも一因なのかもしれません。


ーー女性の場合は弱い立場に置かれやすく、DV(家庭内暴力)の問題も深刻だと思います。

過去には、隣町からDV被害で逃れてきた女性の離婚相談をお受けしたことがありました。
ひとまず別居状態になったのですが、ある日、夫が女性の居場所を嗅ぎつけ、町でバッタリ遭遇してしまったんです。

その場でふたりによる話し合いが始まったそうですが、夫が席を外した瞬間に女性から「助けてほしい」と電話をいただき、すぐに現場へ向かって救出したこともありましたね。
この件は、最終的には訴訟で無事、離婚が成立しました。

実は私自身も離婚を経験しているので、当事者の精神的負担の大きさは想像できます。
もちろん事情は千差万別で、ご依頼者の気持ちを100%理解できるわけではないと思いますが、立場や思いに寄り添いやすい面があるはずです。


ーー離婚関係以外の解決事例も、ぜひお聞きしたいです。

では、交通事故のある事件を紹介します。
加害者側の保険会社による事前認定で否定された事故とケガの因果関係を、第三者機関の一般財団法人自賠責保険・共済紛争処理機構(以下、紛争処理機構)に不服を申し立てて覆したことがありました。

ケガをされたご依頼者の女性は、長く治療で通院していたにもかかわらず、事故後2か月分の治療費しか認められなかったんです。
発達障害をお持ちのお子さんの通院を優先せざるを得ないような事情などから、なかなかご自身の通院に当てる時間を確保できなかったんです。

紛争処理機構への不服申立ては後遺障害等級の認定で使われるケースが多く、今回のような因果関係の有無について申請が通るケースは少ないのが実情でした。
ただ、お子さんが通う学校に事情を細かく記した書類を用意してもらうなど、通院が困難だったことを丁寧に主張したことで、追加で3か月ほどの治療費、通院慰謝料などが認められることになったんです。

04 今後の展望

女性、労働者、交通事故被害者。弱者救う「マチ弁」


ーー話はがらっと変わりますが、プライベートの中尾先生はどんな方なのでしょう?

変わった一面としては、弁護士仲間とバンド活動をしているところですかね。
震災後の被災地法律相談で一緒になった先生のお誘いを受け、ライブやレコーディングと本格的に活動しています。
主にその先生が作成したオリジナル曲も10曲以上あり、カバーはビートルズやオアシスなど洋楽ロックが中心です。


ーー現事務所で踏み出した今後の道のりも楽しみです。最後に意気込みを聞かせてください。

「弱きを扶(たす)け、強きを挫(くじ)く」。
これは、日弁連(日本弁護士連合会)の元会長・中坊公平先生の言葉です。
私が弁護士を目指したのは、この言葉に感銘を受けたことが大きな理由のひとつでした。

中坊先生の場合は、国や巨大な企業を相手に怯まず闘う姿が印象的でした。
私は「女性」「労働者」「交通事故被害者」など、「マチ弁(町弁)」として、身近な紛争現場で弱い立場に置かれがちな方々のためにその理念を実践し続けていく覚悟です。

宮城や東北の方々の人柄、気質が好きなので、この地域から離れるつもりはありません。
今後も少しでも地域のみなさんのサポートをさせていただきたいですね。
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