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にしたに つよし
西谷 剛弁護士
弁護士法人ALG&Associates 広島法律事務所
立町駅
広島県広島市中区立町2-27 メットライフ広島立町ビル
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インタビュー | 西谷 剛弁護士 弁護士法人ALG&Associates 広島法律事務所

何度挫折しても、ブレなかった決意。苦節10年、遅咲きの苦労人が町弁になるまで

弁護士法人ALG&Associatesで広島事務所の所長を務める西谷剛弁護士。父の死をきっかけに弁護士を目指すようになり、苦節10年の末にようやく夢を叶えました。挫折するたびに這い上がってきた苦労人であり、努力の人です。だからこそ、依頼者に寄り添う気持ちは誰にも負けないといいます。弁護士になるまで、そして今の仕事ぶりに迫りました。

01 弁護士を志した原点

父の死で芽生えた使命感。苦節10年の末つかんだ今

ーーまずは、弁護士を目指したきっかけから教えていただけますか?

いきなり暗い話になってしまいますが、私は大学生のとき、父を亡くしました。あまりに突然のことで、これからどうしたらいいのだろうという不安しかありませんでした。遺産の相続など、どんな問題が生じるのかさえもまったくわからない状態です。

そこで、勇気を振り絞って弁護士事務所に相談に行ったのです。


ーー弁護士に相談するのは初めてだったのですか?

はい。つてもなく、当時はインターネットで検索することもできなかったので、(古いですが)タウンページで事務所を探して一番上に載っていたところに電話をかけました。

でも、実際に相談に行くとイメージが一変しましたね。「こうすれば大丈夫」と一つひとつ丁寧に教えてくれて、先行きの見えない不安だけがどんどん膨らんでいたなかで、ずいぶんと気持ちが楽になったのです。弁護士を目指そうと思ったのは、まさにそのときでした。私もそんなふうに、悩んでいる人たちの不安に寄り添って、少しでも気持ちを楽にしてあげたい。そう心に決めたのです。


ーーそれから猛勉強されたわけですか?

ただ、壁は厚かったですね。それから弁護士になるまでに、10年以上かかりました。何年勉強しても、なかなか試験に受からない日々。でも、不思議とあきらめるという選択肢はまったく浮かびませんでした。「私にはこの道にしかない」「弁護士になることが使命だ」と、今考えると妙な自信や使命感があったのです。

02 弁護士としての活動

激務の日々も「楽しくて仕方なかった」

ーーそれからすぐにALG&Associatesに入所されたのですか?

配属は姫路事務所でした。

もうとにかく、馬車馬のようにがむしゃらに働き続けましたよ。プライベートの時間も削って、仕事に没頭する日々でした。10年以上かけて、やっと手に入れた仕事です。つらさよりも弁護士として働けるうれしさの方が断然大きくて、とにかくエネルギーとやる気に満ち溢れていたんです。


ーー激務の日々でも、とても充実されていたのですね。

とにかく、弁護士になれたことの幸せを感じる毎日でした。「楽しい」と言うと語弊があるのですが、日々悩みを抱える人たちのご相談にのれることが本当にうれしかったんですよ。「相談してよかった」と安心していただいたり、「ありがとう」と感謝していただいたり、その一言一言が体に染みるんです。

おかげさまで1年目から順調に少しずつ依頼をいただけるようになり、5年目に入った今は弁護士が3人、事務員も3人にまで増えました(2021年2月現在)。大都市の事務所に比べれば規模は小さいですが、地域に根付いて多くの方に頼っていただいています。

03 担当分野と長所

父親側の親権を獲得。寄り添う気持ちと交渉力

ーー地域に根差した事務所として、幅広くいろんな事件を受けていらっしゃるのでしょうか?

基本的には幅広く何でもお受けするスタンスですが、なかでもご依頼が多いのが家事事件や交通事故、刑事、企業案件ですね。

とくに印象に残っている案件としては、父親側の弁護で親権をとった事件があります。一般的に父親が親権をとるのは難しいとされています。ただそのご夫婦の場合は、むしろ父親の方がよくお子さんの世話をしていたのです。裁判にはその証拠をできる限りたくさん集めて臨み、勝訴することができました。

今でも忘れられないのは、事件が終わった後、依頼者からいただいた言葉です。「こんなに気持ちよくお金を払ったことは初めてだ」と言っていただいたのです。


ーーそれほど熱心にサポートしてくれた、ということなのでしょうね。

依頼者の気持ちに寄り添おうとする気持ちは、数いる弁護士の中でもかなり強いと思いますね。

それは、私自身がかつて依頼者として弁護士に相談した経験があるからです。もちろん、すべての人が当時の私とまったく同じ心境だとは思いません。ただ少なくとも、突然自分の身に思いもよらぬ不幸やトラブルが襲い掛かるということがどういうことなのか、どれほど不安な思いを抱えながら弁護士事務所を訪ねてこられるのか。その心境は痛いほどわかっているつもりです。


ーーほかにご自身の強みはありますか?

交渉力ですね。こちらの立場と相手の立場を考えながら、交渉や話し合いでまとめるのは得意です。

弁護士にとって大事なことは、バランス感覚だと思うんです。依頼者の気持ちをどう汲み取り、法律を使いながら相手方と交渉して、うまくまとめていくか。そういうバランス感覚が優れていないと、どんなに法律に詳しくてもいい仕事はできません。

相手を打ち負かすことが唯一の方法ではありません。私はそうは思いません。事件が終わった後に、どうすれば依頼者が気持ちよく再スタートを切れるか。常に依頼者の気持ちを考えながら、ベストな解決方法を見つけることが大事なのです。

04 事務所と私の将来像

私と関わった依頼者には、全員に幸せになってほしい

ーー所長として5年目に突入した事務所の展望をお聞かせください。

少人数で、アットホームな雰囲気の事務所です。これからも気軽にご相談いただける雰囲気をつくっていきたいですね。目標は、広島で一番の事務所になることです。それは単に事件の数などの規模ではなく、信頼度で一番になるという意味です。悩みがあったときに、真っ先に私たちのことを思い浮かべてもらえるような事務所にしていきたいですね。


ーー西谷さんご自身はどうでしょうか?

どんな依頼も的確に、迅速に処理できる弁護士になりたいですね。私と関わっていただいた方々には、1人も欠かすことなく全員に幸せになってほしいんです。

私の好きな歴史書『三国志』に、「権変の時は、もとより一道のよく定むるところにあらざるなり」という言葉があります。「世の中が変化していく時代に、固定した1つの方法では対応できない」という意味です。

社会が急速に変化し、依頼者のみなさんが抱えるトラブルや悩みは多様化しています。そういう変化にも柔軟に、どんな悩みにも応えられるようにこれからも日々研鑽を積んでいきます。
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