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かわばた たけし
河端 武史弁護士
河端法律事務所
城下駅
岡山県岡山市北区番町1-11-21
対応体制
  • 分割払い利用可
  • 初回面談無料
  • WEB面談可
注意補足

債務整理・時効援用・相続放棄のご相談のみ初回面談無料。債務整理の事件のみ分割払い利用可となっております。

インタビュー | 河端 武史弁護士 河端法律事務所

借金・債務整理は、800件以上の対応実績。蓄積した知見とノウハウで「最善」を紡ぎ出す、人生再建職人

誠意、親身、丁寧ーー。
河端法律事務所の経営と実務を担う、河端武史先生の弁護スタイルを表現するなら、この3語がしっくりハマります。

司法修習後、公設の岡山パブリック法律事務所、司法過疎地をカバーする須崎ひまわり基金法律事務所を経て独立した河端先生。
最初の2事務所は、「本当に困っている人とより向き合えるから」というのが入所を決めた理由とか。

独立後は、主に借金問題で苦しむ依頼者を相手に、親身に寄り添いながら、「一つひとつの事案に丁寧に注意を払い続ける」ことを意識し、解決に全身全霊を注いでいます。

親しみやすく柔和な人柄と確かな実績に、依頼者やその紹介も含め、相談は絶えないといいます。
とりわけ借金問題には豊富な知見を有する河端先生に、その弁護哲学やこれからについてお話をうかがいました。

01 弁護士を志した理由

公害や消費者被害に苦しむ方を弁護士が助ける報道をみて、志した法曹界

ーー弁護士を志そうと思ったきっかけはなんだったのですか?

高校生のころ、公害や消費者被害に苦しむ方を弁護士が助ける報道をみて、「自分も困っている人を助けたい」と思ったのが最初です。

進路を考えるタイミングでもありましたから、そのまま法学部へ進学し、司法試験を目指しました。
ただ、当時は司法試験の合格率が非常に低い時代。
いきなり受験するには壁が厚いと思い、まず司法書士の試験を受験したんです。

4年次に合格し、司法試験の方は一度落ちたものの、2回目でクリアすることができました。


ーー一度司法書士を経験してからというのは、無理せず確実にやり遂げる仕事ぶりにも通じる姿勢を感じます。

問題を円滑に解決するためには、順序も大切かなと。
司法書士の勉強は、司法試験の勉強と被る部分もありますから、前段階としては理に適っているんです。
一度受けておくことで、試験に対する慣れにもつながりますし。
確実にというよりは、単に臆病なだけかもしれませんけどね(笑)。

02 弁護士としてのキャリア

弁護士を必要とする地域に身を投じ、困っている人に尽くしながら築いた弁護士としてのベース

ーー修習後は、公設の法律事務所である岡山パブリックに入所されたんですね。

私が弁護士になったのは「困っている人を助けたい」から。
岡山パブリックは、まさにそれを目的として設立された法律事務所なんです。
誰もが利用しやすく、尊厳を守り、排除もしない。私が思い描いていた弁護の仕事をするには、理想的な環境だったんです。


ーーどのような分野に携わっていたのですか?

当時は、過払いの事案が多く、私も多数対応をしました。
貸金業法に対する規制もまだ緩かったので、とても苦しまれている方が多かった印象です。

3年間務め、次は日弁連が資金援助するひまわり基金で開設された、司法過疎地の高知県須崎エリアの法律事務所へ初代所長として赴任しました。


ーー困っている人の相談を待つのではなく、自ら動いて、困った人にアプローチしていくんですね。

都会には他にもたくさん弁護士がいます。
私でなくても、誰かが対応できます。
でも、田舎には弁護士がほとんどいません。
せっかく、困っている人を助けるために弁護士バッジを手にしたんですから、必要とされる場所にいきたい、純粋にそう思ったんです。


ーーボランティア精神といいますか、弁護士として忘れてはいけない精神が先生の背骨になっているんですね。

必要とする人がいるかもしれない。
でもそこには弁護士がいない。
必要とする人が一人でもいるならば、そこへいきたい、と私は考えるんです。

須崎エリアでは、債務整理以外にも刑事事件に対応したりましたし、自治体をまわったり、いろいろなことを経験しました。
なにせ、他に弁護士はいませんからね。
事務所の運営も含め、全部一人でやるしかありません。
大変でしたが、貴重な経験になりました。

任期を終えた後は、副署長として岡山パブリックに戻り、司法過疎地での経験を還元。
その後、独立しました。

03 解決事例と信念

経験を積み重ね、とくに借金問題では、より円滑な対応と多様な解決策の提案が可能に

ーーキャリア17年、債務整理の実績は800件以上。頭の中にはノウハウがぎっしり詰まっていますね。

借金分野については、どのような事案でもある程度の見通しを立てることは可能です。
当初は、数ある分野のひとつとして事案と向き合っていましたが、数をこなすほどにどんどん興味も湧いてきました。
いまは私にとって得意だと自信を持って言うことができる分野です。

借金問題が他の分野と異なるのは、ほとんどのケースで解決を見通せること。
他の民事では、例えば離婚問題で離婚が成立したらそれで万事OKとはなかなかなりません。
しかし、借金問題では、抱えた債務を減らしたり、解消したりできれば、依頼者の方は苦しみや重荷から解放されることになります。
その際の、依頼者の方の表情の変化に、私は弁護士として、とてもやりがいを感じるんです。


ーー多くの借金問題に携わった中で印象に残っている解決事例はありますか?

「解決したぞ」ということではなく、借金問題では依頼者の方から教わることが多いなと感じています。

ある依頼者は、投資用マンションで1億円近い負債を抱え、破産することになりました。
とはいっても、裁判所の破産の条件は、生活保護レベルの生活をして、残りは貯金し、1年後に債権者に返すというもの。

私は正直、「厳しいな」と思いました。
依頼者の方はそれなりの収入がある方でしたので、そこまで生活レベルは落とせないだろうと。
でも、依頼者の方はやり抜いたんです。

別の依頼者の事例では、4000万円の負債がありましたが、どうしても自宅は残したいと個人再生で債務を返すことに。
月々の支払い額、期間を考えるとこれも「厳しいかな」と思いました。
でも、依頼者の方は節約はもちろん、副業までして、数年かけて完済したんです。

どちらの事案も私が返済プランを考えたものの、やり遂げるにはかなりハードルが高いだろうと。
私は寄り添って応援こそしたものの、結果的に依頼者の方にいい意味で期待を裏切られました。

どちらもまだ駆け出しのころの事案ですが、以来、私はより依頼者の方のお話をじっくりと聞き、よりフラットに、できる限りそのご希望に沿った解決案を提示するようにしたんです。


ーー提示する解決案の幅が広がったわけですね。

借金問題は、事務的な側面も多く、弁護士による差が大きくは出にくい分野ともいえます。
ただ、多くの実績を重ねているというのは、いまお話ししたような、ある意味で予測を超えるようなことも含まれるんです。

そうした実体験による経験値が積み上がっていることは、より良い解決を実現するうえで、確実に強みになると思っています。

04 弁護士としての信念

ゆくゆくは岡山で「借金問題なら河端法律事務所」と言われるように

ーー先生のお人柄や誠意が依頼者にも伝わっているからこその、「結果」だと思います。

そうだとすれば嬉しいですけどね。
私が常に心がけているのは、一つひとつの事案に丁寧に向き合うことです。
当たり前のことですが、これを怠ると、依頼者の方の想いに応えることは難しくなります。

相談があればできるだけ早く返事をする、じっくりお話を聞いて、見通しを丁寧にご説明する、おかしいと感じたらすぐに指摘する…。

これらも経験値があるからこそできることなんです。
もしも依頼者の方が虚偽の報告をしても、収入や債務の状況から矛盾がわかりますから。
そうしたことをその時、その時にしっかり指摘することで、後々、裁判で不利になったりすることも防げるんです。


ーー債務整理に関しては、もう職人のようです。

債務整理以外の分野ももちろん対応しますが、これまでの経験や実績、私の関心も含め、もっと追求していきたいとは思っています。

ですから、他の事務所で難しいと断られた借金の事案であっても諦めず、ぜひ一度、私のところへ相談に来て欲しいですね。
何らかの解決策は、ご提示できると思います。

ゆくゆくは岡山で「借金問題なら河端法律事務所」。
そう言っていただけるよう、一つひとつの事案に全力で向き合い続ける所存です。