交通事故の事例紹介 | 林 克樹弁護士 林総合法律事務所

取扱事例1

• 保険会社との交渉

保険会社との交渉により損害賠償金１億円を獲得した事例

依頼者：相談者バイク、相手方普通車の交通事故

（依頼者の状況）
・車両およびバイクが大破する重大事故であり、相談者は１年３か月の入院治療を受けたが、下肢切断の障害を負った
・治療が終了した後、復職。現実の減収はほとんどない。

（対応と結果）
・相談を受けた時点で症状固定していたため、まずは後遺症認定申請を行った。後遺症認定の結果は併合３級。
・弁護士介入後、相手方保険会社からの損害賠償金の提案は約７０００万円だった。
・相手方保険会社の提案の不合理な点を指摘し、１億０８００万円を請求。
・長期間相手方保険会社と調整を行った結果、損害賠償金１億円で和解した。

（弁護士からのコメント）
相談を受けた当初、相談者は、妥当な賠償金額がいくらか分からないので、交渉・訴訟等の手段は弁護士に一任するとのことでした。
交渉を開始した当初は裁判基準から大きく下回る賠償金の提案でしたが、粘り強く交渉を行った結果、訴訟で判決を得た場合に見込まれる損害賠償金と同程度の和解案の提示を得ることができました。
訴訟になった場合、過失割合や逸失利益について相談者側に不利に判断される可能性もあったため、相談者と協議した結果、和解をすることになりました。
交渉よりも訴訟の方が損害賠償金が高くなるケースが多いですが、相手方保険会社の対応によっては、交渉でも同程度の損害賠償金を得ることができるケースもあります。
事故による身体的な障害は回復することはできませんが、相談者の納得いく損害賠償金を、交渉のみで獲得することのできた事案でした。