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さい しゅんき
崔 舜記弁護士
弁護士法人セラヴィ
三ノ宮駅
兵庫県神戸市中央区江戸町96番地ストロングビル8F
対応体制
  • 分割払い利用可
  • 後払い利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • メール相談可
  • WEB面談可
注意補足

初回相談については、来所での面談でのご相談のみ20分無料です。(電話、メール、ビデオによる相談は有料となります。面談予約については無料です)

インタビュー | 崔 舜記弁護士 弁護士法人セラヴィ

交通事故の後遺症で3,000万円超の賠償金獲得。演劇とラジオで磨いた、相手を「敵」にしない交渉術

神戸を拠点に活動する弁護士法人セラヴィの崔 舜記(さい しゅんき)弁護士。
その原点は、母を医療過誤で亡くした過去にあります。
医療問題に精通し、過去には交通事故による後遺症を不認定とされた事件で、一転して3,000万円超の賠償金を獲得した実績も。
最後まであきらめない姿勢、演劇とラジオで培った交渉術とユーモア。
魅力たっぷりの崔弁護士の仕事ぶりに迫ります。

01 キャリアと取扱分野

交通事故の相談は200件以上。12年のキャリアで磨いた解決力


ーーまずは、これまでのキャリアの歩みを教えていただけますか?

最初の事務所で消費者問題を重点的に担当した後、次に同じ在日韓国人の弁護士と共同で事務所を経営するようになりました。
そこでは、韓国にまつわる法律トラブルや日韓関係の渉外事件などに力を入れてきました。

そして、独立して開設したのが、現在の弁護士法人セラヴィです。
医療事故や交通事故のほか、離婚・男女問題や相続、債務整理、刑事事件など、どんな分野も幅広く手がけています。

例えば、医療事故はこれまでに100件以上、交通事故は200件以上の相談実績があります。
最近は企業様からのご相談も多く、「フットワークが軽く、親しみやすいので相談しやすい」と言っていただき、顧問契約を締結して頂くことも増えました。
弁護士になって約12年(2022年1月現在)のキャリアのなかで、分野を問わずいろんな事件を経験してきました。

02 事件解決のスタンス

医療過誤で母を亡くした過去。相手を「敵」にしない交渉術


ーー「セラヴィ」という事務所の名称が目新しく、ユニークに感じました。

これはフランス人がよく口にする言葉で、「これぞ人生さ」といった意味合いです。
悩みごとを解決することで、依頼者さまに次の人生をできるだけ明るく、いい方向へ歩み出していただきたい。
そんな私のポリシーから名付けました。

それを象徴するような、印象に残っている事件があります。
依頼者さまは、亡くなった男性の内縁の妻でした。
長く夫婦同然の生活を送っていたんですが、法律上の夫婦ではないため親族とは認められず、一緒に暮らしていた家を追い出されそうになってしまったんです。
依頼者さまはもう高齢で、そこを「終の住処にしたい」と困っていらっしゃいました。


ーー最終的に、依頼者は家を出て行かずに済んだということですか?

籍こそ入れていませんが、実質的には家族だったと大家さんに丁寧に説明したんです。
その結果、納得いただくことができました。
裁判で争うことなく、交渉の末に双方が納得したうえでの円満解決でした。

決してメディアに取り上げられるような大きな事件ではありません。
それでも、依頼者さまの人生に寄り添えた、という意味で印象に残っているんです。
依頼者さまから後日、お礼の手紙をいただいたこともうれしかったですね。


ーー相手に納得してもらうために、いつもどんな交渉を心がけているんでしょうか?

交渉ごとは、相手を敵だと思わないことが大事です。
当然、相手にも立場や言い分があるわけです。
強い言葉で責め立てるだけでは相手も腹が立ち、余計に揉めてしまう危険があります。
そうではなく、相手の思いにも共感したうえで、話し合うことが重要です。

どんな事件も、一筋縄ではいきません。
裁判で勝っても心情的には納得いかなかったり、逆に負けても区切りをつけて一歩を踏み出せることもあります。
だからこそ、結果とともに大事なのは、そのプロセスなんです。
そして、それは私自身の体験から得た教訓でもあります。


ーーどんな体験があったんでしょうか?

実は、私自身もかつて「依頼者」になった経験があるんです。
大学生のときに、母を医療過誤で亡くしました。
そのときに自らも原告になって、裁判を闘ったんです。
私が弁護士になろうと決めたのは、まさにそのときでした。
担当していただいた弁護士の先生がとてもいい方で、その仕事ぶりに感銘を受けたんです。

その先生は弁護の腕もすぐれていたんですが、何よりも温かみと人間味にあふれる方でした。
とにかく悔しくて、何か力になりたいと思っていた私を図書館に誘ってくれ、一緒に医学文献を読んだりしました。
私も一緒に闘っている感覚にさせてくれて、そのおかげで母の死を乗り越え、次の人生へと舵を切れたところがあるんです。

私が司法試験に受かったときは、とても喜んでくれましたね。
今でも定期的に食事をともにする間柄でもあります。

03 過去の解決事例

交通事故の後遺症で3,000万円超の賠償金。医療問題に精通


ーー先ほど円満解決のエピソードをお聞きしましたが、それとは対照的に徹底的に争うような事件もやはりあるんでしょうか?

もちろん、相手と激しく争って、いい結果を勝ち取るようなことも少なくありません。

一例として、交通事故の後遺症をめぐる裁判をご紹介します。
バイクを運転していた依頼者さまは、車との衝突事故で大ケガを負ってしまいました。
ただ、そのケガが自賠責保険に後遺症と認定されなかったんです。

裁判は控訴審までもつれましたが、結果は全面的な勝訴でした。
当初は不認定、つまり賠償金がゼロだったところから、3,000万円以上の金額を認めてもらったんです。


ーーすごい逆転ぶりですね。どうやって後遺症だと立証したんですか?

医学文献を読み漁るとともに、患部のレントゲン写真なども洗いざらいチェックしました。
同時に、整形外科のドクターと相談し、意見書も用意してもらいました。
ケガとの因果関係を裏付ける調査を徹底的に行ったんです。

交通事故の後遺症は、医学的な知識がかなり必要とされます。
私は母の一件があったこともあり、弁護士になってから医療関係の問題にもずっと力を入れてきました。
普段からカルテや医学文献にも触れています。
そこは私の大きな強みのひとつです。


ーー同時に、「最後まであきらめない」というメンタリティも大事になりそうです。

それは私が事件処理に当たるうえで、最も大事にしている姿勢のひとつです。

その原動力であり、根底にあるのは、やはり母の医療過誤事件です。
依頼者さまの気持ちがわかるからこそ、わずかでも可能性があるなら、最後まで粘り強く闘うようにしているんです。

加えて言えば、私は下町生まれで母子家庭に育ち、経済的にも裕福ではありませんでした。
根性やガッツ、熱意は誰にも負けない自信があります。
大きな声では言いづらいんですが、「依頼者さまのために」という思いが強すぎて、裁判資料の文面について弁護士会から「ちょっとやりすぎだ」と注意されたこともあるくらいです。

ただ、そうは言っても私は依頼者さまの人生を背負っている立場ですからね。
少しでも手を抜くようなことがあったら、顔向けできませんよ。
せっかく私を頼ってくださった方々のために最後まで力を尽くすのが、私のスタイルなんです。

04 弁護士としての信念

「強さ」と「やさしさ」の二面性。演劇とラジオで培ったユーモア


ーー信念に従って、我が道を行く。そんな力強いスタイルにも感じました。

私は「弁護士はこうあるべき」という固定概念にとらわれず、自分らしさを前面に押し出すようにしています。
事務所のロゴマークは「剣」と「盾」をモチーフにしているんですが、これは「強さ」と「やさしさ」を兼ね備えた弁護士になりたい、という思いからデザインしてもらったんです。
事務所の内装も、壁一面を大きな窓にして開放感を感じられるようにしたりと、カフェのようなリラックスできる空間づくりにこだわっています。

過去に放送していたラジオ番組も、ユニークかもしれませんね。
「弁護士崔舜記のおちゃのこ崔々!」という番組です。
各界からゲストをお招きしてインタビューしたり、ラジオドラマを流したりしていました。

ラジオドラマは、私が過去に劇団に所属し、演劇に熱中していた影響からです。
子供の頃から人前で話をしたり、何かを表現したりすることが好きだったんです。
裁判官とのやりとりや証人尋問など、言葉でわかりやすく伝えるときには演劇の経験が活きてくるんですよ。


ーー随所に先生らしさが感じられて、依頼者も頼もしく感じると思います。

そう思っていただけたなら、うれしいですね。
依頼者さまが弁護士を選ぶときは、実績や専門性と同等かそれ以上に、「どんな『人』に頼みたいか」という人間性の部分をとても重視されていると思うんです。

技術を磨くことはもちろんですが、私は何よりも「この弁護士に出会えてよかった」と思っていただけるような人間でありたいと思っています。
そして、私と出会ったことで「セラヴィ」、つまり「いい人生だったな」と感じていただけるように、これからも依頼者さまのために全力投球していきます。
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