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いのうえ よしゆき
井上 義之弁護士
富士見坂法律事務所
本郷三丁目駅
東京都文京区本郷2-16-10 西澤ビル203
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インタビュー | 井上 義之弁護士 富士見坂法律事務所

「企業法務から相続・遺言まで。中小企業の頼れるパートナー&ホームロイヤー(かかりつけ弁護士)です」

これまでに60ヵ国以上を旅行してきた経験から、「自由をもたらすために法律が存在する」と語る井上先生。
弁護士という仕事に対する向き合い方などをお伺いしました。

01 弁護士を志した理由

「人と人の関わりを仕事にしたい」
ーー 井上先生はなぜ弁護士を志したのでしょうか。

学生時代は、職業としての「弁護士」という選択肢は全くありませんでした。まだ若いということもあって将来についてあまり深く考えず、そのとき興味のあった工学部に進学することにしました。明確な結論を得られる学問に魅力を感じたからです。

しかし、これまでに60ヶ国以上を旅行で訪ねてきたなかで、幾度となく“ルール(法)こそ 国家の基盤なり”といった感慨を抱きました。それは法整備が脆弱な発展途上国 を旅するときに、より強くこみ上げてくる思いでした。生活のために人間が獲得を望むものは多種多様ですが、その全ての前提となっているのが法ではないかと。物質的に恵まれずとも人間らしい生活はできますが、法による統治がなければそれは叶いません。

正直なところ、それまで法律というのは堅苦しく、自由を拘束するものだと思っていました。しかし実際は、自由をもたらすために法律が存在するのではないかと考えるようになりました。さらに言えば、「正解」が1つである自然科学とは異なり、状況、時代によって導き出される「正解」が変動することの面白さを法律に見出したのです。

02 弁護士としての活動

「本質的な課題をお聞きし、相談者の期待値を超えたい」

ーー これまではどういった案件を扱っていらっしゃったのですか?

最初に入所した法律事務所は大きなところでした。顧問先は大企業が中心で、たくさんの弁護士がチームを組んで対処していました。海外の案件も手掛けることも多くありました。
独立してからの現在は、法人としては中小企業が中心で、不動産関係の企業・大家さん、IT関係の企業、病院などの医療機関などの顧問先が多いです。内容としては、取引に関する契約書の作成、チェックや労働法務などが中心です。

また、個人の案件も扱っていて、顧問先の社長や役員のプライベートな案件や、顧問先の従業員の案件も手掛けることもあります。理系出身であることから、特許など知的財産の仕事もやりますが、商品の技術的な説明のときは、ほかの弁護士さんよりは理解してもらいやすいと顧問先から喜ばれたりします。

長期間顧問をしている中小企業では、社長さん、役員の方等から幅広い分野の相談が寄せられますが、依頼者(会社)の利益を局所的・短期的ではなく、大局的・長期的にみてアドバイスするように心がけています。法的紛争の場合、依頼者が考えている解決方法が必ずしもベストな解決方法ではないことが多々ありますので、依頼者の局所的・短期的な要望に単純に応えるのではなくて、大局的・長期的に利益になるような解決策を提案することを心がけています。そのためには、なによりも依頼者が話す相談内容だけではなく、更に踏み込んで依頼者の状況を詳細かつ正確に把握する必要がありますので、じっくり時間をかけて面談は行っております。

ーー 特に印象に残っている案件はどういったものがありますか?

例えば不動産トラブルの事案です。

ある地主さんから、土地の賃借人との間で契約書を作って欲しいという依頼がありました。所有している土地を貸しているけども、現状、誰にどう使われているのかわからないので、契約関係を整理したいと言うのです。
私が、「その人に貸したいのですか?」と質問をすると、「私が貸したわけではない、相続で取得した土地だし、ただ同然の賃料なので、貸しているメリットはない」とお答えになりました。

そこで、更に詳細に聞き取り、事実関係の調査を綿密に行っていくと、このケースは不法占拠という主張ができるのではないかと気づいたのです。依頼者の地主さんに、「土地を貸している人に退去してほしいですか?」と聞くと、「それはもちろん可能なら出てって欲しい。けど無理でしょ。そういうふうに聞きましたよ」というのです。どうやら地主さんは、土地を貸している人に出てってもらえないという一般的な話をどこかで聞いたため、そのように思い込まれていたようです。私は、法的状況を整理した上で、実際に土地を使っている人と法的状況を踏まえた交渉して、結果として土地を返してもらうことに成功しました。

このように普段から、依頼者の依頼に単純に応じるのではなく、依頼者の大局的・長期的利益のために、踏み込んで面談を行っていたために、依頼者ご自身が思ってもみなかった最良の結果をお返し出来ることが出来、依頼者にも喜んでもらえました。

03 人柄・人となり

「豊富な海外経験で培った本質思考で依頼者の悩みに向き合う」

ーー やりがいを感じる時はどういったときですか?

依頼者は、事実関係が整理できていなかったり、誤解していたりすることがよくあります。前述の地主さんの案件でいうと、依頼者の依頼に単純に応じるだけではなく、踏み込んでヒヤリングを行い、事案の調査を綿密に行った結果、依頼者が真に望む結果へと導くことができたときはやりがいを感じます。

また、その依頼者にとっての生命線が保持されたときなんかも、やりがいを感じます。最近の具体例で言いますと、会社の営業店舗の明渡を要求された依頼者がおられ、関係者が複数ある複雑な案件であり、なかなか紛争の中心となる会社が話し合いの場に出てこなかった事案がありました。依頼者としては、誰とどのような交渉をすればいいのか分からなくて困っておられました。そこで、紛争中心となる会社を徹底的に調べて糸口を見つけ出してその会社の代表者個人の自宅を仮差し押さえすることまでして、話し合いの場に引きずり出してなんとか、紛争全体の解決を図ることが出来た例があります。

依頼者の利益のために、あらゆる方策を検討し、時間と労力はかかりましたが、なんとか解決の糸口を手繰り寄せることが出来、結果として依頼者に感謝してもらえたので、非常にやりがいを感じられた仕事でありました。


ーー 少しお仕事の話から離れますが、ご趣味などは?

旅が趣味で、発展途上国などを中心にこれまで60か国以上を訪問しました。
旅の最大の魅力は、人間の生活・本質を見直せることです。自分が知らず知らずのうちに当然・常識だと思い込んでいたことが実は、全く通用しない世界が世の中に沢山あって、思いがけない経験をすることで、大きな視野で物事を見ることができ、人間同士の紛争に関して、より本質から考えられるようになるような気がします。

人間は、他の人が考えていること頭の中にあることは明確には分かりません。例えば、同じ「水」、「ホテル」といった言葉でもその意味するものは、時と場合によって大きく異なりますし、その違いに気が付かないまま話が進んでいくことも良くあります。同じもしくは近い感覚の者に囲まれて普段生活を送っていると、この、人それぞれ考え(もっというと考えの根底、ベースとなる感覚)が違うんだ、ということに気が付きにくいものです。

そういう意味で、文化・習慣の異なる国で、その国の人と仲良くなって、家に泊めてもらったりするような、人と触れ合える旅は、弁護士の仕事をする上でも役に立っていると思います。45歳になった今でも、ほぼ毎年、妻子を置いて一人旅を続けています。

04 弁護士として心がけていること

「依頼者にとってベストの利益を実現したい」

ーー 弁護士として心がけていることはありますか?

依頼の内容にもよりますが、できるだけ総合的・長期的にみて依頼者の利益になるように心がけています。逆に言うと、短期的・感情的な依頼者の希望については、少し落ち着いて考えてもらうようにアドバイスすることも少なくありません。

具体的には、法律的結論を見据えて依頼者の立場・利益を考慮しつつ、一方で譲歩を加味することで、早期な解決を得ることが最も依頼者の総合的・長期的な利益になることが多いように思います。
もちろん、譲るべきでない場合には、時間をかけてでもしっかり最後まで戦ってしかるべき結果を取得することになります。

ーー 弁護士としてご自身の強みと感じていらっしゃる点はありますか?

自分がやりたいことをやるために人生があると考えています。趣味のところで話しましたが、世界の秘境を旅したり、砂漠を旅したり、登山をしたりと、プライベートでも数々の挑戦をして、自己実現を実行してきました。

自分がそんな人生を送っていますので、やりたいことや将来の希望を実現したいという気持ちはよく理解できます。弁護士としては、依頼者のやりたいことや依頼者の希望に応えていきやすいのではという自負はあります。依頼者のやりたいことをサポートするために、力を発揮できると思います。

05 目指す方向性

「かかりつけ弁護士、ホームロイヤーを目指していきます」
ーー 今後、積極的に取り組んでいきたいことはありますか?

かかりつけ医のような弁護士を目指していきたいです。ホームロイヤー(かかりつけ弁護士)と呼んでいます。
ホームドクターが患者の特性を熟知した上で、その患者のために総合的な立場から健康面のアドバイスをするように、依頼者(会社)の状況・特性を正確に把握したうえで、一般論ではなく、その依頼者にとって最良の法的アドバイスが出来る、これにより依頼者(会社)の法的トラブルを事前に防止し、起こってしまったトラブルを迅速に解決できる弁護士でありたいと考えております。

相談者・依頼者の方は、まずは、どういう心配事があるのか、どういう結果を希望しているかを率直にお聞かせいただければと思います。希望の実現に向け、どういった手段が考えられるかをご提案致します。悩んだら先延ばしにすることなく、なるべく早め早めに相談されることをお勧めします。
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