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いが めぐみ
伊賀 恵弁護士
弁護士法人シンフォニア法律事務所
津駅
三重県津市羽所町700 アスト津8階
対応体制
  • 法テラス利用可
  • 分割払い利用可
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • WEB面談可
注意補足

夜間・休日面談は事前予約をお願いします。WEB面談は先払いにて対応いたします。

インタビュー | 伊賀 恵弁護士 弁護士法人シンフォニア法律事務所

キャリア約20年、映画の法律監修も手掛ける三重の人情派弁護士三重の人情派弁護士。熟年離婚や親権争いで勝訴

「私のモットーは、お話を通して笑顔になってもらうこと」。
満面の笑みを浮かべてそう話すのは、弁護士法人シンフォニア法律事務所の伊賀 恵(いが めぐみ)弁護士です。
そのキャリアは約20年に及び(2023年10月現在)、三重弁護士会の副会長などを歴任。
数え切れないほど多くの悩みや不安に耳を傾け、何度も明るい光を照らしてきました。
人情味あふれる弁護活動は、どのようにして生まれたのでしょうか。

01 これまでの活動歴

三重に移って約15年、弁護士会副会長などを歴任。映画の法律監修も

ーー約20年のキャリアの歩みをうかがいます。

4年ほど大阪で活動し、夫の転勤に伴い三重に移ってきました。
それから約15年、私にとって三重はすっかり第2の故郷です。
県民のみなさんはとにかくやさしくて、寛容な方々ばかりです。
とても過ごしやすいですよ。

三重ではずっと現事務所に在籍しています。
オフィスは津駅から徒歩1分の場所にあり、約30年にわたって地域密着の法律事務所として住民のみなさんと歩んできました。

弁護士の年齢層は30〜70代と幅広く、女性も私を含めて複数在籍。
家事事件、一般民事、企業法務とあらゆるご相談に対応できる体制を整えています。


ーー事務所外の活動にも熱心に動いていらっしゃいますね。

三重弁護士会では過去に副会長を務めました。
ほかにも現在、両性の平等に関する委員会委員、住宅紛争審査会紛争処理委員、高齢者障害者支援センター委員なども任されています。
三重県など行政の委員会にも数多く所属し、男女共同参画センター「フレンテみえ」の相談員も担当しています。

自治体の「事業仕分け」もユニークかもしれません。
事業が効果的か、必要かどうかを検証する取り組みのことです。
かつて国が導入したことで話題を集めましたが、それが地方自治体でじわじわと広まっており、その検証作業のお手伝いをしているんです。

さらにもうひとつ、映画『親のお金は誰のもの 法定相続人』(2023年10月公開)の法律監修も貴重な経験でした。
そのご縁で、実はキャストとしても通行人役でちらっと出演しているんですよ。

02 事件解決のスタンス

理想は「町医者のような弁護士」。顔と顔の見える「対面」を大切に

ーー現在はどんな事件をメインに扱っているんですか?

離婚・男女問題から相続、交通事故、債務整理などまで、知的財産と医療過誤を除くすべての事件をお受けしています。
件数でいえば、離婚や相続などの家事事件がとくに多い状況です。

一般の方々が直面する、身近な悩みを解決したいーー。
私は昔から、そんな町医者のような弁護士になることを夢見てきました。

ーー『町医者のような弁護士』と言いますと。

医者に「内科」「皮膚科」「整形外科」などの専門分野があるのと同様に、弁護士にも専門分野があります。
体調が悪くなったら専門の病院へ受診する、薬を処方してもらうといった、皆さんが身近に行き交いする町のお医者さんのような、困っている方が気軽に相談できるような弁護士になりたいと思っています。
離婚や相続、交通事故、債務整理など突然起こるトラブルに、どうすれば良いか分からない、何から進めれば良いか分からないと、問題を整理できない方も多くいます。
そのような方に、抱えるトラブルについて直接お話をお聞きし、解決までの道筋を示せる弁護士でありたいと日々努めています。

今は医療分野でもオンライン診療が進んでいるように、弁護士領域でもオンラインで手軽に法律相談を行える時代になりました。
弁護士にとっては仕事の効率が上がり、便利な世の中になったと思います。
ただ、決して失ってはならないものがあるはずです。

ーー何でしょうか?

依頼者さまに時間をかけて親身に寄り添い、心を通じ合わせることです。
そのためにも、私は対面でのご相談、顔と顔の見える関係に今でも強くこだわっています。

多くの方にとって法律相談は、一生に一度あるかないかの、人生を左右する一大事です。
私たちはそれを「離婚」「相続」などとカテゴライズしがちですが、事情はさまざまでひとつとして同じ事件はありません。

どうすれば最も望ましい解決にたどり着けるか。
そのためには、一つひとつの事件にじっくり向き合い、依頼者さまと一緒に話し合い、考え抜くことが必要です。
そこに効率や利便性を持ち込むのは、私は危険なことだと思っています。


ーーそれが対面にこだわる理由なんですね。

メールや電話、画面越しのやりとりだけでは、伝えきれないもの、感じ取れないものがあります。
些細なことに思えるかもしれませんが、それが結末を大きく左右する可能性も十分あるんです。

当事務所が、あえて1時間と長めの時間をお取りし、有料相談とさせていただいているのもそのためです。
ご相談者の方のトラブルを的確に把握するには、トラブルだけでなく、そのいきさつなど様々な事情をじっくりお伺いする必要があります。
そのうえでベストな解決策をご提案するのが法律相談の役割です。
 その役割を果たすため私たちは、じっくりお時間をお取りし、あえて有料とさせていただき、その時間にすべてを注ぎ込み、実りあるご相談にすることをお約束します。
 
 儲からない事件だからとか、難しい事件だからといって安易にお断りするようなこともしません。ときには、厳しい見解をお示しする場合もありますが、その中でもベストな解決策をご提案させていただきます。ぜひ安心して頼っていただきたいですね。

03 過去の解決事例

熟年離婚で高額な財産分与と慰謝料を獲得。約2年に及んだ親権争いも

ーーここからは、解決事例についてお聞きします。印象深い事件のエピソードをいくつかご紹介いただけますか?

ひとつは、熟年離婚の裁判です。

資産家の旦那さまを相手に財産分与など数千万円もの大金を手にし、ご依頼いただいた奥さまの老後の生活費を確保できた事案でした。

依頼者さまが苦しんでいたDV(ドメスティックバイオレンス)などへの慰謝料と、旦那さまの愛人に請求した慰謝料。
いずれも相場を上回る金額を取れたことも大きかったですね。


ーー苦労したポイントはありますか?

旦那さまには億単位の財産があり、それを必死に隠そうとされたことです。
そのありかをいかに突き止め、洗い出すか。
そこが重要なポイントでした。

そのために、依頼者さまと打ち合わせを重ね、事前にお金の流れに目星をつけておいたんです。
そうやって用意周到な計画を立てたことで、裁判を有利に進めることができました。

ほかにも裁判では、親権をめぐる壮絶な争いも記憶に残っています。


ーーどんな事件だったのか、詳しく聞かせてください。

「旦那に子どもを奪われた」。
ある女性から、そんな悲鳴にも似たSOSが届きました。
女性のある行為を問題視した旦那さまに、子どもを残して家を追い出されたとおっしゃるんです。

お子さんにとって、なぜ母親のもとで生活する方が望ましいのか。
その点を家庭裁判所の調査官や、法廷で裁判官に必死に訴え続けました。
高裁判決が出るまで、約2年を要した長丁場の裁判。
最後は無事に、お子さんを連れ戻すことができた事件でした。

04 依頼者への思い

不安や悩みをリセットし、笑顔に変える。私は人生の「掃除屋」

ーー今日もどこかで、人知れず悩んでいる人がたくさんいるはずです。

離婚や生活苦などで追い込まれ、親子で無理心中を図ってしまうーー。
そんな悲惨な事件が後を絶たず、ニュースを目にするたびに「私に相談していただけたら…」と思わずにはいられません。

誰にも悩みを打ち明けられず、心身ともに追いつめられてしまっている人。
涙をこらえ、瀬戸際でなんとか踏ん張り続けている人。
「もうどうにもならない」と、絶望の淵に立たされている人。
そういう方々に寄り添い、光を当て、元気になっていただくのが私たちの使命です。


ーー頼もしいですね。熱い思いがひしひしと伝わってきます。

私は、弁護士は人生の「掃除屋」だと思っているんです。
散らかった部屋を隅々まできれいにし、リセットして心地よく過ごしていただくお手伝いをする仕事です。

そうやって無事に事件を解決できたときには、みなさん見違えるように表情が明るくなるんです。
その姿を見るたびに、私も「力になれてよかった」「またがんばろう」とパワーをいただいています。
そんな風にひとりでも多くの方々を笑顔にできるように、これからも力を尽くしていく覚悟です。
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